【博報堂の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説

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【博報堂の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説

今回は、博報堂の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。

博報堂は、広告代理店大手で人気企業のため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

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【博報堂の採用大学】会社概要

基本情報

まず、博報堂の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

会社名株式会社 博報堂
代表取締役社長水島正幸
設立1895年(明治28年)10月6日(設立:1924年2月11日)
本社東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー
従業員数3,698名(2022年4月1日現在・契約社員含む)
親会社に帰属する当期純利益55,179百万円(博報堂DYホールディングス有価証券報告書)

参考:博報堂「企業ホームページ

博報堂は、マーケティング、クリエイティブ、アクティベーション、PR、コンサルティング、事業開発/ イノベーションを事業領域とする広告代理店です。

博報堂及びグループ関連会社等はこれまでにサントリー『伊右衛門』『サントリー天然水』、SMBC日興証券、日清『ラ王』『どん兵衛』、Apple『MacBook』、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング『Lipton』、米津玄師『STRAY SHEEP』、大塚製薬『カロリーメイト』、トヨタ自動車、ユニ・チャーム『ソフィ』、ベネッセコーポレーション『進研ゼミ』、日本マクドナルド、ソフトバンク、森永製菓『焼きチョコベイク』などのCMを手がけ、世に送り出しています。

引用:博報堂「博報堂グループおよび博報堂DYメディアパートナーズ、「2020 60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にて、3つのグランプリ含む、47の賞を受賞 ―「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION」でもグランプリ受賞―

そのほか地域創生ビジネスや、SDGsプロジェクトも展開しています。

博報堂グループのマーケティング、ブランディング、クリエイティブ、広報・PR、メディアなど、高度な専門性を持ったスタッフが在籍する、地域創生のスペシャルチームです。日本の各地域が抱える複雑な課題を、博報堂のグループならではの企画力・発想力・実現力で解決します。

SDGsの視点からクライアント企業のビジネスイノベーションを支援する全社的プロジェクト。次世代の経営のテーマとなる、企業の経済インパクトと社会的インパクトの統合に資するソリューション開発や経営コンサルティング、事業開発支援、マーケティング支援などを行います。

引用:博報堂「事業領域 その他のプロジェクト

経営理念

博報堂の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。

ビジョン:未来を発明する会社へ。

2014年、博報堂は、博報堂DYグループの総合メディア事業会社である博報堂DYメディアパートナーズと共に、中長期ビジョンとして「未来を発明する会社へ。Inventing the future with sei-katsu-shaを発表しました。5年後、10年後に向けて、私たちが「生活者とともに未来をつくる」存在になっていたいという、強い意思表示です。

私たちは、ビジョンの実現に向け、30年以上にわたり培ってきた「生活者発想」を、「より具体的に、未来を描き出す手法」としてさらに進化させていきます。
さらに、「パートナー主義」を“生活者、企業、メディアなどあらゆるプレイヤーとの共創の仕組み”として進化させていきます。

生活者とともに、「未来」をつくる。「広告をつくる」を超えて、「未来を発明する」。「未来の発明」は、国境を超えて世界へ。

ビジネスの大きな転換期を迎え、私たちは次の時代へと変革を進めています。

引用:博報堂「博報堂のDNA

平均年収

博報堂の平均年収推移は下記のとおりです。

2022年3月期約1036万円
2021年3月期約1090万円
2020年3月期約1078万円
2019年3月期約1064万円
2018年3月期約1088万円
2017年3月期約1056万円
2016年3月期約1035万円
引用:博報堂DYホールディングス「IRライブラリー>有価証券報告書等

博報堂もまた親会社の博報堂DYホールディングスと同様に平均的な企業の年収より高いと考えられ、内定獲得を狙いたい企業です。

では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。

【博報堂の採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学

採用大学

博報堂の採用人数1位は慶應義塾大学です。

1位慶應義塾大38人
2位東京大18人
3位早稲田大17人
4位京都大6人
4位大阪大6人
6位同志社大5人
7位上智大4人
7位立命館大4人
9位東北大3人
9位一橋大ほか3人
参考:大学通信「博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ

なお博報堂と博報堂DYメディアパートナーズの選考は2社合同で実施されており、希望する仕事内容で博報堂、博報堂DYメディアパートナーズのいずれかに内定となるかたちです。

過去の採用大学一覧は公表されていませんが、採用予定学科を見ると幅広く採用していることが分かります。

採用予定学科

法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系

引用:リクナビ「博報堂の新卒採用・会社概要

採用人数

22年卒の合計採用人数は133名です。そのため、全体の約28%が慶應義塾大学から採用されています。

引用:リクナビ「博報堂の新卒採用・会社概要

学歴フィルター

続いて、博報堂の学歴フィルターの有無について記載します。

博報堂は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。

採用倍率

博報堂の採用倍率は100倍前後だと考えられます。

計算ロジック(※あくまで参考値です。)

10000名(リクナビのエントリー数)÷約100人(博報堂の採用人数)

参考:リクナビ「博報堂の新卒採用

参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、博報堂の倍率は非常に高いと考えられます。

次に、別の切り口から博報堂の就職難易度について記載していきます。

【博報堂の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

就職難易度

博報堂の就職難易度は63.7で、有名企業427社の中11位でした。

他企業と比較した時の就職難易度

1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)

10位:P&Gジャパン(63.8)
11位:博報堂(63.7)
12位:伊藤忠商事(63.5)

参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社

博報堂の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。

博報堂の採用大学】選考フロー

博報堂の選考フローは下記記載の通りです。

1. 書類選考

2. キャリアディスカッション① 約2000人

3. キャリアディスカッション② 約800人

4. キャリアディスカッション③ 約300人

5. 内々定

引用:「博報堂新卒採用サイト

では、博報堂に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?

次に、博報堂の内定獲得のための対策方法について解説します。

博報堂の採用大学】内定獲得のための対策方法

博報堂の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。

下記にそれぞれの対策方法を記載します。

1. エントリーシートの対策

博報堂の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

2. 筆記試験・適性検査の対策

博報堂の2024年卒の適性検査は「パーソナリティ検査」+「テストセンター会場での知的能力検査(C-GAB)」となっています。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)

博報堂の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。

面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、博報堂を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

博報堂の志望動機を考える時のポイントは下記3つです。

Ⅰ.博報堂で実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために博報堂のリソースを使いたい。だから博報堂を志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

Ⅱ.過去の経験・想いを入れる

博報堂で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「博報堂に入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

Ⅲ.他社ではなく博報堂である理由を伝える

「他社ではなく博報堂の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、博報堂が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

博報堂のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

Ⅰ.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは博報堂が求める人材像」を調べましょう。

博報堂が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

ただ、博報堂の求める人材像は明確には定義されていないようです。

博報堂/博報堂DYメディアパートナーズでは、特にこれと決まったタイプの人材を求めていません。
さまざまなバックグラウンドや個性を持った人間がぶつかりあうことで、クリエイティブなものが生まれると考えているからです。

引用:リクナビ「博報堂の新卒採用

上記より考察すると、博報堂は皆さんにありのままの自分を大切にして選考に挑んでほしいと考えているようです。
就職活動で自分を偽らず、取り繕わずに来てほしいということなのでしょう。

しかしながら博報堂が掲げる生活者発想、パートナー主義に共感できる人材や合致する人材は、博報堂が求める人物に当てはまると考えます。

「生活者発想」とは、人を、単に「消費者」として捉えるのではなく、多様化した社会の中で主体性を持って生きる「生活者」として全方位的に捉え、深く洞察することから新しい価値を創造していこうという考え方です。

「パートナー主義」とは、「責任あるパートナーとしてクライアントとともに語りあい、行動し、創造する」ことです。生活者発想という異なる視点を持った上で課題を共有できるからこそ、パートナーになれると考えます。

引用:博報堂「博報堂のDNA

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで博報堂の内定獲得可能性を上げられると考えられます。

Ⅱ.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、博報堂に入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、博報堂入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

4. 博報堂への内定確率を高めるツールの活用

就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に博報堂攻略に適したサービスは下記3つです。

①スカウトアプリ

まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

博報堂の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを博報堂に集中させることが望ましいです。

例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を博報堂含む第一志望群の対策に集中

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり

dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり

キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり

②選考情報掲示板アプリ

続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

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③JOBTV

最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。

記事執筆時点で博報堂の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。

既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

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博報堂の採用大学】終わりに

本記事では、博報堂の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

博報堂の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。