【ジェーシービー(JCB)の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、ジェーシービー(JCB)の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
ジェーシービー(JCB)は、世界を代表するクレジットカードブランド企業のため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【ジェーシービー(JCB)の採用大学】会社概要
基本情報
まず、ジェーシービー(JCB)の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
株式会社ジェーシービー(JCB Co., Ltd.)
浜川 一郎(はまかわ いちろう)
1961年1月25日
東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア
4,454名
※時給制契約社員(サポーティブ・アソシエイト職)を含む
(2022年9月末現在)
27,518(百万円)
(2022年3月期)
参考:ジェーシービー(JCB)「企業ホームページ」
JCBは日本で唯一の国際カードブランドを運営する企業として、世界を舞台にさまざまな事業を展開しています。
JCBと言えばクレジットカードのイメージが圧倒的に強いと思いますが、クレジットカードの領域(ブランド事業)以外にも多岐にわたる事業を行っています。
他の事業もしっかりと押さえて、他の就活生と差別化を図りましょう。
事業は主に5つあり、具体的な内容は下記の通りとなっています。
ブランド事業
JCBは、日本発唯一の国際カードブランドです。世界中でJCBカードを利用できる加盟店ネットワークを展開するとともに、国内外のパートナーとJCBカードの発行を拡大しています。
加盟店事業
JCBは、国内最大級の加盟店ネットワークを構築・維持しています。
また、非接触IC決済である「JCBのタッチ決済(JCBコンタクトレス)」、他の国際ブランドやプリペイドカード・電子マネーなど、さまざまなブランド・スキームを取り扱っています。これからも販売促進や送客支援につながるサービス、安全・安心な決済ネットワークの充実に加え、加盟店のさまざまなニーズへの対応や決済シーンにおけるさらなる利便性向上など、お客様の期待にお応えする取り組みを続けていきます。カード事業
国際カードブランドとして、自社での個人・法人カード発行のほか、金融機関およびその関連会社とフランチャイズ契約を締結し、JCBカードの発行拡大を図っています。
プロセシング事業
クレジットカード事業者などから業務を受託するプロセシング事業を展開しています。クレジットカードにとどまらず、デビットカードやプリペイドカードなどを含む決済スキーム全般の業務について、全面的な受託から部分的な受託までお客様のニーズにあわせて対応します。
システム・業務基盤
JCBのブランド事業・加盟店事業・カード事業・プロセシング事業は、先進的なシステム基盤および高品質・低コストの業務基盤によって支えられています。
参考:ジェーシービー(JCB)「事業」
経営理念
ジェーシービー(JCB)の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
世界にひとつ。あなたにひとつ。
過去・現在を踏まえ、JCBがこれからも大切にしたいこと、「お客様志向」と「日本的」を反映させたブランドメッセージ「世界にひとつ。あなたにひとつ。」を掲げています。
引用:ジェーシービー(JCB)「企業情報」
平均年収
ジェーシービー(JCB)の平均年収は678万円と考えられます。
引用:OPENWORK「株式会社ジェーシービー(JCB)」
ジェーシービー(JCB)は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【ジェーシービー(JCB)の採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学
採用大学
ジェーシービー(JCB)の採用人数1位は慶應義塾大学です。
1位 | 慶應義塾大 | 11人 |
1位 | 早稲田大 | 11人 |
3位 | 立教大 | 8人 |
4位 | 法政大 | 6人 |
5位 | 明治大 | 5人 |
6位 | 大阪大 | 4人 |
6位 | 立命館大 | 4人 |
8位 | 千葉大 | 3人 |
8位 | 中央大 | 3人 |
8位 | 同志社大ほか | 3人 |
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
愛知教育大学、横浜国立大学、横浜市立大学、学習院大学、関西学院大学、関西大学、京都大学、九州大学、慶應義塾大学、広島大学、高崎経済大学、国際基督教大学、佐賀大学、芝浦工業大学、上智大学、神戸大学、成城大学、青山学院大学、専修大学、千葉大学、早稲田大学、大阪市立大学、大阪大学、大阪教育大学、中央大学、津田塾大学、東京農工大学、東京工業大学、東京大学、東京理科大学、東洋英和女学院大学、同志社大学、日本大学、日本女子大学、法政大学、明治学院大学、明治大学、立教大学、立命館大学
引用:マイナビ「ジェーシービー(JCB)の新卒採用・会社概要」
採用人数
21年卒の合計採用人数は106名です。そのため、全体の約21%が慶應義塾・早稲田大学から採用されています。
引用:マイナビ「ジェーシービー(JCB)の新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、ジェーシービー(JCB)の学歴フィルターの有無について記載します。
ジェーシービー(JCB)は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
ジェーシービー(JCB)の採用倍率は102倍だと考えられます。
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、ジェーシービー(JCB)の採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとジェーシービー(JCB)への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からジェーシービー(JCB)の就職難易度について記載していきます。
【ジェーシービー(JCB)の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
ジェーシービー(JCB)の就職難易度は60.3で、有名企業427社の中101位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
100位:三井化学(60.3)
101位:ジェーシービー(JCB)(60.3)
102位:武田薬品工業(60.3)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
ジェーシービー(JCB)の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【ジェーシービー(JCB)の採用大学】選考フロー
ジェーシービー(JCB)の選考フローは下記記載の通りです。
1. エントリー
2. 書類選考
3. 面接(2,3回)
4. 内々定
引用:「ジェーシービー(JCB)新卒採用サイト」
では、ジェーシービー(JCB)に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、ジェーシービー(JCB)の内定獲得のための対策方法について解説します。
【ジェーシービー(JCB)の採用大学】内定獲得のための対策方法
ジェーシービー(JCB)の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
ジェーシービー(JCB)の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
ジェーシービー(JCB)の筆記試験・適性検査の情報は確認できませんでした。
ただし、過去の選考でSPIが採用されていた実績があるため、SPIを中心に取り組むことをおすすめします。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
ジェーシービー(JCB)の内定を獲得する上で一番重要なので複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、ジェーシービー(JCB)を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
ジェーシービー(JCB)の志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「ジェーシービー(JCB)で実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにジェーシービー(JCB)のリソースを使いたい。だからジェーシービー(JCB)を志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「ジェーシービー(JCB)で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「ジェーシービー(JCB)に入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくジェーシービー(JCB)である理由を伝える
「他社ではなくジェーシービー(JCB)の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、ジェーシービー(JCB)が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
ジェーシービー(JCB)のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「ジェーシービー(JCB)が求める人材像」を調べましょう。
ジェーシービー(JCB)が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
ジェーシービー(JCB)の求める人材像は下記だと考えられます。
挑戦し続けることを 忘れない。 それこそが、JCBの 変わらぬマインドです。
一人ひとりの能力を最大限に活かし、多様な人材を育てる。
これまでのJCBを築き上げてきたのは、いうまでもなく「JCBの人」の力です。これからのJCBを創る原動力も、もちろん「JCBの人」の力にかかっています。キャッシュレス社会の黎明期と現代では、求められる人材像も異なっています。社会の変化が大きく、速くなっており、ビジネスの難易度も高まっています。それでも、これまでJCBが培ってきた「チャレンジ精神」は変わりません。失敗を恐れず、挑戦し続けること。それこそがJCBが大事にしているマインドです。JCBが求める人材は、「たとえ直ぐに成果に繋がらなくても現状に甘んじることなく、自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる人」です。成功したらさらなる成功へ。成功に驕らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる人。そんな人材を求めています。加えて、「個の力を、周囲や組織のために惜しみなく発揮できる人、つまり、周囲に耳を傾け周囲のために行動できる人」です。こうした心構えさえあれば、JCBの舞台で必ず活躍できるでしょう。JCBの人事制度で目指すのは、社員一人ひとりが自律的に成長するための支援と能力を最大限に発揮できる環境を作ることです。そのための制度は大きく2つあり、1つ目は、各種教育研修制度や能力開発の充実を図っていることです。 自ら応募し受講する公募型研修や海外トレーニーなど、現在約60のプログラムを用意しています。また、2020年度から自律的な学習支援や多様な働き方への対応を強化すべく、時間や場所に制限されることなく、各自がそれぞれの強み・弱みを把握し、自ら学習サイクルを回すことができる学習プラットフォームを導入しました。OJTのみならずOFF-JTの面からも、社員の成長を最大限支援しています。2つ目は、将来どのような働き方をしたいか、社員それぞれの志向にあわせたキャリア選択・キャリアアップをサポートすることです。総合職群、習熟職群、専門職群という3つの職群を設けているのも、その一環です。ワークライフバランスに関しても、出産・育児・介護などのライフイベントにあわせて、さまざまな休暇・支援制度を整備しています。 今後、新しいサービスやソリューションの創造、価値観の異なる異業種や海外の企業との協業が増えるなかで、多様な人材がますます必要になります。一人ひとりの能力を最大限に活かせる環境や制度を整え、多様な人材を増やしていくことが、JCBの組織としての成長や活性化につながると思っています。常に挑戦をし続けてきたからこそ、いまのJCBがあります。今後のJCBにとっても、「挑戦」は不可欠です。 JCBには、自らの未来を切り開いていこうという、皆さんの想いをかなえるフィールドが果てしなく広がっています。皆さんのチャレンジをお待ちしています!
引用:JCB新卒採用サイト「人事部長メッセージ」
JCBではチャレンジ精神を重要視しています。
上記メッセージ内にも記載があるように、失敗を恐れない精神、失敗しても成功に向けて行動できる精神、成功してもさらなる成功を目指す精神、個の力を周囲や組織に還元する精神等、挑戦的な姿勢を求める人材の一要素として定義しています。
また、ジェーシービー(JCB)が掲げるブランドメッセージ(価値観、バリューなど)に共感できる人材もJCBが求める人物像だと考えられます。
世界にひとつ。あなたにひとつ。
それぞれの願い。それぞれの夢。
お客様一人ひとりの、かけがえのない想い。JCBは約束します。
そのひとつひとつをしっかりと受けとめ、耳を傾け、
かなえるお手伝いをすることを。私たちは、日本で生まれた、ただひとつの国際カードブランドとして、
「おもてなしの心」「きめ細かな心づかい」で
一人ひとりのご期待に応えていきます。そして「便利だ」「頼れる」「持っていてよかった」と思っていただける、
引用:JCB新卒採用サイト「ブランドメッセージ」
あなたにとっての世界にひとつを目指し続けます。
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでジェーシービー(JCB)の内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、ジェーシービー(JCB)に入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、ジェーシービー(JCB)入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. ジェーシービー(JCB)への内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にジェーシービー(JCB)攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
JCBの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをJCBに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をJCB含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でジェーシービー(JCB)の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【ジェーシービー(JCB)の採用大学】終わりに
本記事では、ジェーシービー(JCB)の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
ジェーシービー(JCB)の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。