【コマツはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

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【コマツはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

今回は、コマツの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。

ネット上では「コマツ やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?

本記事では、コマツの業績や市場環境、労働環境面から「コマツ やばい」の真偽を総合的に判断していきます。

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【コマツはやばい?】会社概要

まず、コマツの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

会社名コマツ (登記社名:株式会社 小松製作所)(英語名 Komatsu Ltd.)
代表取締役社長代表取締役社長(兼)CEO 小川 啓之(おがわ ひろゆき)
設立1921年(大正10年)5月13日
本社〒107-8414 東京都港区赤坂二丁目3番6号(コマツビル)
従業員数
連結社員数 64,343名(2023年3月末時点)
単独社員数 12,208名(2023年3月末時点)

事業内容は下記のとおりです。

コマツは、これから歩む100年も“新たな価値を創りつづける”という使命のもと、生産拠点数76拠点、販売拠点数54拠点を持つ建設機械・鉱山機械メーカーです。

事業内容は主に9つあります。

・土木:多種多様な商品・ソリューションを用意し、各種建設プロジェクトのサポートを行います
・開発、産廃、リサイクル:リサイクル等の事業を展開している企業を自社商品・サービスを通じてサポートします、SDGsの観点から注目度が高い事業と言えます
・マイニング:資源の採掘時に使用される機械の開発・販売を行います、またサポートサービスなども提供します
・採石:採石現場に必要な機材等を世界中の顧客に提供しています
・林業:作業効率が高く耐久性にも優れている高機能機械を、林業従事者・法人に提供しています
・農畜産:農畜産で使用される建設機械を、最適な形で提供し、人々の食を支えています
・物流:荷役運搬作業を必要とする物流業界に、最適なサポート機会を開発・販売しています
・産業機械:工作機械や板金機械を、幅広い製造業の現場へ提供しています
・その他事業:社会インフラで必要とされる各種機材・資材を提供しています

上記のように、コマツは建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)、林業機械、産業機械などの事業を展開し、豊かな社会の構築に貢献し、建機メーカー世界2位のグローバル企業となっています。

参考:シューカツFAQ「【コマツの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説

参考:コマツ「会社概要

ここまでの情報を踏まえるとコマツは、東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め76,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。

続いて、業績の観点から「コマツ やばい」の真偽を掘り下げていきます。

【コマツはやばい?】業績

コマツの過去7年間の業績は、下記の通りになります。

参考:コマツ 会社HP「有価証券報告書
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)

コマツは、2023年3月期において売上高約3兆5434億円/当期純利益約3263億円となっています。

コマツは、兆単位にも及ぶ多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。

また、コマツの総資産・純資産の過去推移についても、かなり堅調に推移していることが伺えます。

(参考:売上高/当期純利益とは)

売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している

当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している

参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説

続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で52.1であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。

(参考:自己資本比率とは)

自己資本比率=純資産/総資産で算出

自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい

参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?

下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもコマツの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。

業種自己資本比率
建設業39.5%
製造業45.6%
情報通信業58.6%
運輸業、郵便業36.3%
卸売業38.3%
小売業36.7%
不動産業、物品貸借業32.7%
宿泊業・飲食サービス業14.4%
サービス業(ほかに分類されないもの)44.9%
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?

ここまででコマツは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。

次に、コマツの将来性について記載します。

【コマツはやばい?】将来性

コマツの業績に影響を及ぼすと考えられる建設・土木機械市場は、下記の通り推移すると考えられます。

建設・土木機械の業界概要について
「IoT」活用で効率改善の取り組みも

英KHLグループの調査によれば2019年の建設機械の市場規模は、2030億ドル(約21兆円)。前の年と算入対象が変わったため単純比較できないが、およそ1割広がった。世界2強の米キャタピラーとコマツがそれぞれ1割以上のシェアを握り、米ジョン・ディアが続く構図は変わらなかった。一方、中国勢の徐工集団工程機械(4位)と三一重工(5位)が販売額を大きく伸ばし、上位5社に初めて食い込んだ。対するスウェーデンのボルボ建設機械や日立建機は6位以下に順位を落とした。
油圧ショベルの世界最大市場である中国市場は、19年の販売台数が前年比1割増の23万台超となった。中国メーカーのシェアが約6割、日米欧などの外資メーカーが約4割。日系メーカーはシェアを落としている。中国の建機市場は新型コロナウイルスの影響から脱却しつつある。三一重工の製品は日本製と比べて2割ほど安いだけでなく、競争力も上がっている。中国を汎用機種の輸出拠点として活用しようという動きも、各社で広がる。産業基盤が充実しているため部品調達が容易で、人件費は技術水準など優位性があるためだ。(2023/07/03調査)

参考:Nikkei Compass「建設・土木機械

建設・土木機械市場、特に油圧ショベルの日系メーカーのシェアが落ちているようですが、世界2強のひとつ、コマツの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。

【コマツはやばい?】年代別年収

コマツの平均年収推移は下記のとおりです。

参考:コマツ 会社HP「有価証券報告書

また、年代別の平均年収は下記のとおりです。

25~29歳の平均年収は532万円で、 30~34歳になると613万円と平均年収が81万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると699万円で、40~45歳になると747万円40~45歳になると799万円となります。 そして、50~54歳になると863万円55~59歳になると862万円となります。

参考:年収チェッカー「コマツ

また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。

参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果
(※千円以下は切り捨てで記載)

日本全体の平均年収と比較してもコマツの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。

【コマツはやばい?】福利厚生

コマツの福利厚生は下記のとおりです。

育児支援

育児と仕事の両立支援ネット「Libra(リブラ)」
社員が持てる力を最大限に発揮するためには、仕事と生活のバランスをとること、家庭の充実が不可欠であることは言うまでもありません。コマツでは、2006年に出産・育児に関する支援制度や手続きをわかりやすくまとめた、社員向けウェブサイト「Libra」を導入しました。

「子育てサポート企業」次世代認定マーク(愛称:くるみん)の取得
コマツは2007年に「子育てサポート企業」として東京労働局より“認定企業マーク”(愛称「くるみん」)を取得し、その後も社内にて「次世代育成支援研究会」を発足させて育児支援制度の拡充活動に継続して取り組み、2010年に「くるみん」を再取得しました。

事業所内託児所「コマツキッズおやま」の開設(栃木県小山工場)
事業所内託児所を設置し、子供を職場の近くに預けられるという安心感の拡充により、育児休業者の職場復帰を後押しするなど、子育て世代に優しい環境づくりを積極的に行っております。

育児休業制度
出産から保育園入園まで最大3年間取得可能。また、配偶者の転勤等による小学3年までの子の育児のため最大3年間取得可能

短時間勤務
小学校卒業までの子の育児のため、1日最大3時間の労働時間短縮

育児サービス経費補助
保育園入園後の2歳までの乳幼児の保育料の一部補助(月額1万円)

看護休暇
看護が必要な小学3年までの子供1人につき年間5日、2人以上であれば年間10日(有給)

※「くるみん」は次世代育成支援対策推進法に基づき、子育てを支援する行動計画を策定・実施し、その目標を達成した企業のみが取得できるものです。

総実労働時間の削減
コマツは労働組合と協調し、年間2,100時間未満、年次有給休暇平均20日以上取得という具体的数値目標を掲げ、各職場で活動計画を作成するなど、効率的な働き方の実現に向けた取り組みを進めています。

寮・借上社宅制度
新入社員向けに格安で居住できる独身寮を各工場・事業所に用意しております。
また、転勤や、結婚に際し会社が住居を借り上げ、家賃の一部を補助する制度があります。

ライフサポート休暇
私傷病・出産・育児・介護のために利用できる休暇(有給)で、毎年5日を新規付与。最大40日まで積立可。育児の場合は中学3年修了までの子の学校行事にも利用可。

介護支援

介護休暇
要介護家族1人につき年間5日、2人以上であれば年間10日(有給)
短時間勤務
1日最大3時間の労働時間短縮

介護休業制度
家族の介護のため最大3年間取得可能

その他休暇制度

リフレッシュ休暇
社員のリフレッシュを目的とした連続5日間の年休取得促進。勤続15年、25年、35年の年には新規に連続5日間の年休と旅行引換券付与

ボランティア奨励制度
長期有給休暇として最大2年間、短期特別休暇として年間12日取得可能

参考:コマツ「教育研修、福利厚生について

コマツは、育児支援、介護支援、休暇制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。また、新入社員研修も充実しており、工場・テクノセンタ見学、工場実習、グループ別研修などを実施しているとのことです。

【コマツはやばい?】激務

コマツの平均残業時間は約21時間/月です。

また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、コマツの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。

83.5h コンサルティング・シンクタンク
78.6h 広告代理店・PR・SR・デザイン
70.8h 建築・土木・設計設計
66.1h 放送・出版・新聞・映像・音響
64.8h 不動産関連・住宅
63.4h インターネット
62.0h フードサービス・飲食
58.4h 情報サービス・リサーチ
57.5h 証券会社・ファンド
56.6h 住宅設備・建材
53.7h ゲーム関連・玩具
53.1h 印刷・紙パルプ・書籍
52.7h SIer・ソフト開発・運用
50.7h 人材・コールセンター
49.1h 教育・研修サービス
49.1h 雑貨文具・スポーツ
49.0h 食品・飲料
48.8h 旅行・ホテル
48.7h 総合商社
48.6h 監査・税理士法人
47.7h 鉄鋼・非鉄金属
47.5h 電気・プラント関連
47.2h IT・通信機器
46.3h 医療品・医療機器
46.2h 通信・ISP
45.7h 生命・損害保険
45.5h 機械関連

同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。

参考:MONOist 「キャリアニュース

さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。

出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所

他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもコマツの残業時間はとても少なく、激務ではないと言えるでしょう。

【コマツはやばい?】採用大学

コマツの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。

是非お読みください。

【コマツはやばい?】広報

コマツの広報媒体はこちらです。

KomatsuのYouTubeチャンネルでは、会社紹介やブランドムービー、CSR、カンボジア復興支援プロジェクト、製品やサービス、トップメッセージ、オンライン株主説明会の様子などを公開しています。

就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。

【コマツはやばい?】口コミ・評判について

ここまで、コマツの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。

最後に、コマツで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。

【コマツはやばい?】①:ワークライフバランス

コマツのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。

ワークライフバランスはとりやすい会社だと感じました。特に私が在籍した当時、20日の有給休暇の内5日間まとめて有休休暇をまとめて取得できる制度があり、この制度は転職後貴重だったなと感じています。私自身もその休暇で海外旅行等に毎年行っていました。また有給休暇も取りづらい雰囲気はなく、ワークライフバランスは良いと思っています

参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス

コマツでは、リモートワーク可能、会社の行事はほぼない、年休は年間20日取得できる、サービス残業をしていた社員が上司と共に処罰を受けていたなどの口コミも寄せられており、ワークライフバランス面は優れていると言ってよさそうです。

コマツはやばい?】②:働きがい・成長

コマツの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。

働きがい:
海外との仕事のチャンスはかなり高いと思う。部門間の隔たりが大きく、他部署との交流はほとんどない。

成長・キャリア開発:
キャリアに関しては、そこまで制度が整っていないが、その分フレキシビリティに期待ができる。

参考:openwork 「働きがい・成長

コマツでは、海外との仕事を望んでいる方には、そのチャンスがいずれ訪れそうです。ただ部署間の横のつながりがなさそうな点は、心がかりです。自ら設計したものが製品になる点にやりがいを感じている方もいる一方で、専門職がゆえにいろいろな部門を経験できなかった、一般職のほうが経験できることが多いといった声も見られました。

【コマツはやばい?】③:退職検討理由

コマツの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。

保守的であるのは間違いないと思う。建設機械は使われ方に千差万別であり99%は問題なくても1%の過酷な使われ方で壊れて大問題となることもあるので、ある程度慎重になるのは仕方ないのかと割り切るようにはなった。
また、ガラパゴス化しているのではないか、世間との立ち位置が分かりにくいから漠然とした不安を感じることはある。が、それはどの会社でもある程度はあるのではないかと感じる。

参考:openwork 「退職検討理由

コマツの退職検討理由としてはそのほか、部下だけに責任を負わせる文化がある、希望する勤務地へと異動できなかったといったネガティブな理由から、ポータブルスキルが身に付かないため「使えないおじさん」になりたくない、違うことに挑戦したかったといった前向きな理由も見られました。

【終わりに】コマツの内定獲得方法について

本記事では、コマツがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。

総合的に判断すると、コマツは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。

コマツの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。