【三菱UFJ銀行はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

今回は、三菱UFJ銀行の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「三菱UFJ銀行 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、三菱UFJ銀行の業績や市場環境、労働環境面から「三菱UFJ銀行 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【三菱UFJ銀行はやばい?】会社概要

まず、三菱UFJ銀行の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 7,846名(2023年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
三菱UFJ銀行は、融資や資金決済、海外進出やM&Aなどにとどまらず、国内外の拠点や本部、MUFGグループ、さらにはグループ外の会社とも連携し、顧客のあらゆる経営課題の解決に貢献することを事業として行っています。
例えば、日本国内外を含む中小・大企業に対して、MUFGグループの連携力を活かして、顧客の課題解決を行う経営コンサルティング業務、プロジェクトファイナンス、シンジケートローン、ストラクチャードファイナンス、M&Aなど、単なる融資ではなく、事業が生み出すキャッシュフローや、商流に着目したファイナンスなど、最先端のスキームやプロダクトと、グループの総合力を用いてあらゆる角度から経営課題の解決を行う投資銀行業務など、他にも様々な事業を行っています。
その中でも特にウェルスマネジメント業務注力していることも抑えておきましょう。以下に、三菱UFJ銀行が注力しているウェルスマネジメント業務・国際業務についての引用をしましたので、是非ご覧ください
参考:シューカツFAQ「【三菱UFJ銀行の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」ウェルスマネジメント業務
大企業のオーナーなど超富裕層のお客さまの金融資産に限らず、不動産や、貴金属・美術品等の非金融分野をもカバーし、お客さまご一族全体の資産管理や承継をオーダーメイドで提案し、その実現のサポートを行う業務。さまざまなニーズに応えるために、お客さまを深く理解するとともにMUFGグループ各社の総合力を駆使するための、幅広い知識と実行力が求められる。
国際業務
ビジネス慣習や市場の状況が全く異なる海外へ展開する企業の進出支援や、税制や規制が異なる国での財務戦略やトレードファイナンスといった最先端の金融サービスを駆使することで、グローバルに展開する企業のビジネスを牽引していく業務。
引用:三菱UFJ銀行「業務紹介」
参考:三菱UFJ銀行「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。三菱UFJ銀行は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め90,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「三菱UFJ銀行 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【三菱UFJ銀行はやばい?】業績
三菱UFJ銀行の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:三菱UFJ銀行 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
三菱UFJ銀行は、2023年3月期において売上高約66,298億円/当期純利益約6,020億円となっています。
三菱UFJ銀行は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、三菱UFJ銀行の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約3.74%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても三菱UFJ銀行の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで三菱UFJ銀行は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、三菱UFJ銀行の将来性について記載します。
【三菱UFJ銀行はやばい?】将来性
三菱UFJ銀行の業績に影響を及ぼすと考えられる都市銀行市場は、下記の通り推移すると考えられます。
都市銀行の業界概要について
参考:Nikkei Compass「都市銀行」
貸し出しシェアは5割超 利上げで外債含み損膨らむ
都市銀行とは大都市を中心に全国規模で活動する銀行を指す。全国銀行協会(東京・千代田)はメガバンクと呼ばれる三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(FG)、みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下の三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行(3メガ銀)のほか、りそなホールディングス(HD)傘下のりそな銀行、埼玉りそな銀行を加えた4グループの5行を都市銀行としている。これに信託銀行専業の三井住友トラスト・ホールデンングス(HD)を加えて5大銀行グループと呼ぶことが多い。
業務は預金、貸付、為替の伝統的な3分野が柱。債券や株式の運用、M&A(合併・買収)仲介、資産流動化支援などによる手数料収入も収益の柱になっている。幅広い業種への貸し出しがあり、融資枠も大きいため、日々の資金のやり取りをするコール市場では資金の取り手になる。(2023/06/08調査)
都市銀行市場は堅調に推移しており、三菱UFJ銀行の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【三菱UFJ銀行はやばい?】年代別年収
三菱UFJ銀行の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:三菱UFJ銀行 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は486万円で、 30~34歳になると608万円と平均年収が122万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると708万円で、40~45歳になると771万円、40~45歳になると801万円となります。 そして、50~54歳になると873万円、55~59歳になると767万円となります。
参考:年収チェッカー「三菱UFJ銀行」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても三菱UFJ銀行の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【三菱UFJ銀行はやばい?】福利厚生
三菱UFJ銀行の福利厚生は下記のとおりです。
土・日曜日、祝日(完全週休2日制)
年末年始(12/31、1/2、1/3 公休)
年次有給休暇
*初年度14日付与(4月入社の場合)、
翌年以降勤続5年未満まで19日付与、勤続5年以上21日付与
リフレッシュ休暇
*勤続10年目、15年目、20年目の年度において 3日
永年勤続休暇
*勤続満25年の表彰を受けた場合 5日
慶弔休暇
*結婚、配偶者の出産、忌引など
看護休暇<時間単位取得可>
*子(小学3年生以下)1人につき年5日以内(最大年10日以内)
介護休暇<時間単位取得可>
*対象家族1人につき年5日以内(最大年10日以内)
不妊治療休暇<時間単位取得可>
*年5日以内((勤続1年以上、配偶者ありの場合)
その他特別休暇あり(健康休暇、ボランティア休暇など)
産前・産後休務、産前特別休業制度
育児休業制度
*子が2歳に達するまで(時短勤務もあり)
介護休業制度
*対象家族1人につき通算1年(6回まで分割取得可、時短勤務もあり)服装:ビジネスカジュアル可
参考:三菱UFJ銀行「採用HP」
*女性男性とも身だしなみルールあり
各個人専用ロッカー貸与
社員専用食堂(東京業務部は同じビル内で共用している大食堂のみ)
休憩室あり
各種見舞金(慶弔、傷病、災害)
家賃補助(受給資格を満たす社員に対し、家賃の一部を補助)
定期健康診断(年1回実施)
短時間勤務制度(育児、介護)
退職金制度
資格取得支援制度
*検定料補助など
三菱UFJ銀行は、家賃補助など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、産前・産後休務や育児休業制度などもあり、子育てと仕事の両立も可能だといえます。
【三菱UFJ銀行はやばい?】激務
三菱UFJ銀行の平均残業時間は約28.4時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、三菱UFJ銀行の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても三菱UFJ銀行の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【三菱UFJ銀行はやばい?】採用大学
三菱UFJ銀行の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【三菱UFJ銀行はやばい?】広報
三菱UFJ銀行の広報媒体はこちらです。
各商品のCMや社員紹介などの様々なコンテンツがあり、企業研究に必ず役立ちます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【三菱UFJ銀行はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、三菱UFJ銀行の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、三菱UFJ銀行で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【三菱UFJ銀行はやばい?】①:ワークライフバランス
三菱UFJ銀行のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
結婚・出産・育児・介護・病気・余暇の様々な場面において支援制度が整えられている。 従業員の健康と情報 セキュリティの観点からPC等の端末制限があり、物理的な労働時間がある程度セーブされる仕組みもできてい る。部門によって利用可否の偏りがあるが、 在宅勤務やリモートオフィス、 時差出勤制度もある。 中途採用も 多く、多様な人的交流も可能。ビジネスコミュニケーションツールの活用頻度も高くなってきており、AIツー ルの利活用も活発。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
三菱UFJ銀行は、様々なライフイベントに対する支援制度があるようです。また残業を減らすための制度もしっかりしており、在宅勤務や時差出勤制度などもあることから、ワークライフバランスについては申し分ないといえるでしょう。
【三菱UFJ銀行はやばい?】②:働きがい・成長
三菱UFJ銀行の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい : 中小企業の社長に対し、 一対一で提案活動ができること。 社長の苦労話や人生経験の話は大変興味深く、 参考 になる部分も多く、 銀行員としてさまざまな社長と直接お話しできることはとても有意義なものであると感じ ている。また、他の会社の営業職では、いきなり社長に話をすることも難しいと思うが、 銀行であれば、直で 社長宛に提案活動を行うことができるのは他にない働きがいの一つであると考える。
成長・キャリア開発 : 営業職としてのキャリア開発。 初めのうちは規模の小さな企業の担当が多い。 徐々に大企業を担当していくよ うになる。
参考:openwork 「働きがい・成長」
三菱UFJ銀行は、中小企業の社長に直接提案できることなどから、働きがいを感じられるようです。またはじめは小さな企業を担当し、後に大企業を担当するというように段階的にキャリア開発できる環境が整っているようです。
【三菱UFJ銀行はやばい?】③:退職検討理由
三菱UFJ銀行の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
やはり金融業界は堅い方が多く、 アットホームな会社とは真逆の世界です。 特に女性社員は同じ女性社員に対しての態度が高圧的で冷たかった。 就職先や部署にもよるかもしれません。 仕事外のプライベートでの付き合いなどは一切ないので、むしろ嬉しいと思う方もいるかもしれません。 とはいえ仕事中も空気が張りつめており、 息が詰まるような状況で仕事に励むのはなかなか難しいと思いま す。 私は人間関係が上手くいかず、 自分のキャリアアップにも繋がらないと思っていたところ、 良い転職先を見つ けたのでタイミングを見て退職をしようと思っています。
参考:openwork 「退職検討理由」
三菱UFJ銀行は真面目な人が多くアットホームな雰囲気ではないため、合わないと感じて退職を検討する人もいるようです。
【終わりに】三菱UFJ銀行の内定獲得方法について
本記事では、三菱UFJ銀行がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、三菱UFJ銀行は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
三菱UFJ銀行の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。