【新生銀行の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、新生銀行の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
新生銀行は、近年勢いのある金融総合グループのため就活生人気が高騰する可能性があり、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【新生銀行の採用大学】会社概要
基本情報
まず、新生銀行の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:新生銀行「企業ホームページ」
SBI新生銀行グループは、銀行とノンバンクの機能を併せ持つハイブリッドな総合金融グループです。
事業は個人向け・法人向けに分かれており、
個人業務では、預金・資産運用商品・住宅ローンなどのリテールバンキング業務、個人向け無担保ローン業務、ショッピングクレジット・クレジットカード・ペイメント業務など、個人向け金融商品販売・サービスを行っています。
一方で、法人業務は、事業法人・金融法人などのお客さまにソリューションを提供する業務、プロジェクト案件や不動産などを対象としたストラクチャードファイナンス業務、プライベートエクイティ投資や事業承継金融などを行う業務、リース業務、外国為替・金利デリバティブなどの市場ソリューションを提供する市場営業業務などを行っています。
参考:SBI新生銀行「企業情報」
経営理念
新生銀行の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
SBI新生銀行グループは次の経営理念を掲げて、日々の経営・業務に取り組んでいます。
・安定した収益力を持ち、国内外産業経済の発展に貢献し、お客さまに求められる銀行グループ
引用:新生銀行「経営理念」
・経験・歴史を踏まえた上で、多様な才能・文化を評価し、新たな変化に挑戦し続ける銀行グループ
・透明性の高い経営を志向し、お客さま、投資家の皆様、従業員などすべてのステークホルダーを大切にし、また信頼される銀行グループ
平均年収
新生銀行の平均年収推移は下記のとおりです。
2022年3月期 | 約774万円 |
2021年3月期 | 約788万円 |
2020年3月期 | 約772万円 |
2019年3月期 | 約767万円 |
2018年3月期 | 約775万円 |
2017年3月期 | 約772万円 |
2016年3月期 | 約782万円 |
新生銀行は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【新生銀行の採用大学】採用人数1位は明治大学
採用大学
新生銀行の採用人数1位は明治大学です。
1位 | 明治大 | 7人 |
2位 | 早稲田大 | 5人 |
3位 | 関西学院大 | 4人 |
4位 | 立教大 | 4人 |
5位 | 中央大 | 3人 |
6位 | 東洋大 | 3人 |
7位 | 学習院大 | 3人 |
8位 | 慶應義塾大 | 3人 |
9位 | 東京工業大 | 2人 |
10位 | 東京農工大ほか | 4人 |
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
【文系】明大、早大、関大、関西学大、 立教大、 中大、 東洋大、 学習院大、 慶大 他
引用:『シキホー!Mine』「新生銀行グループ」
【理系】東理大、 東京農工大、 法政大、 横国大、 慶大、 奈良先端科技院大 他
採用人数
22年卒の合計採用人数は139名です。そのため、全体の約5%が明治大学から採用されています。
引用:「日経『スマートワーク経営』調査」「新生銀行の新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、新生銀行の学歴フィルターの有無について記載します。
新生銀行は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
新生銀行の採用倍率は約68倍だと考えられます。
(ご参考:算出方法)
68倍(同業の横浜銀行の採用倍率)×約101~200名(横浜銀行の採用人数)÷101~200名人(新生銀行の採用人数)
参考:リクナビ「新生銀行の新卒採用」
参考: リクナビ「横浜銀行の新卒採用」
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、新生銀行の採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見ると新生銀行への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口から新生銀行の就職難易度について記載していきます。
【新生銀行の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
新生銀行の就職難易度は60.0で、有名企業427社の中115位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
114位:IHI(60.0)
115位:新生銀行(60.0)
116位:ダイキン工業(60.0)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
新生銀行の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【新生銀行の採用大学】選考フロー
新生銀行の選考フローは下記記載の通りです。
1. エントリーシート
2. 適性検査
3. 一次面接
4. 二次面接
5. 最終面接
6. 内々定
引用:「新生銀行新卒採用サイト」
では、新生銀行に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、新生銀行の内定獲得のための対策方法について解説します。
【新生銀行の採用大学】内定獲得のための対策方法
新生銀行の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
新生銀行の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
新生銀行の2022年度における筆記試験・適性検査は、SPIです。
下記記事を参考に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
新生銀行の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、新生銀行を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
新生銀行の志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「新生銀行で実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために新生銀行のリソースを使いたい。だから新生銀行を志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「新生銀行で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「新生銀行に入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなく新生銀行である理由を伝える
「他社ではなく新生銀行の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、新生銀行が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
新生銀行のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「新生銀行が求める人材像」を調べましょう。
新生銀行が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
新生銀行の求める人材像は下記だと考えられます。
常に自己否定・自己変革・自己進化ができる人物を重視したい
新たにSBI新生銀行グループが加わったSBIグループは、今後もさらに成長し続ける企業でありたいと考えています。そのためには、社員一人一人も常に自己否定・自己変革・自己進化ができなければ実現ができず、新しいことにチャレンジし続けることができるベンチャースピリッツを兼ね備えた人材を重視しています。キャリアオープン制度(SBIグループ共通の公募制度)を設けてますので、自分で自分のキャリアを構築していく積極的な学生を求めています
引用:リクナビ「社風・風土」
上記から、新生銀行の求める人物像は、常に自己否定・自己変革・自己進化ができる人物であると考察することができます。
新たにSBIグループに加わった新生銀行は新生銀行単体ではなく、グループ企業全体の成長に貢献することが求められています。既存の価値観やオペレーション、組織体制の改変を求められる場面もあることから上記が求められているのではないでしょうか。
また、SBIグループらしくベンチャースピリッツも重視されており、挑戦に前向きなマインドも求められていることが推察できます。
また、新生銀行が掲げる経営理念に共感できる人材/理念に沿った行動を推進できる人材も新生銀行が求める人物像に合致すると考えられます。
SBI新生銀行グループは次の経営理念を掲げて、日々の経営・業務に取り組んでいます。
・安定した収益力を持ち、国内外産業経済の発展に貢献し、お客さまに求められる銀行グループ
引用:新生銀行「経営理念」
・経験・歴史を踏まえた上で、多様な才能・文化を評価し、新たな変化に挑戦し続ける銀行グループ
・透明性の高い経営を志向し、お客さま、投資家の皆様、従業員などすべてのステークホルダーを大切にし、また信頼される銀行グループ
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで新生銀行の内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、新生銀行に入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、新生銀行入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. 新生銀行への内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に新生銀行攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
新生銀行の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを新生銀行に集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を新生銀行含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点で新生銀行の登録状況は確認できておりませんが、
電通、新生銀行、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【新生銀行の採用大学】終わりに
本記事では、新生銀行の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
新生銀行の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。