【宝ホールディングスはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、宝ホールディングスの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「宝ホールディングス やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、宝ホールディングスの業績や市場環境、労働環境面から「宝ホールディングス やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【宝ホールディングスはやばい?】会社概要
まず、宝ホールディングスの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 190名(2023年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
宝ホールディングスは、和酒メーカーである宝酒造やバイオテクノロジーの研究開発企業であるタカラバイオを傘下に持つ会社です。京都・伏見で生まれた会社で、大正14年からこれまで長きに渡り和酒をはじめとする様々な事業を展開してきました。宝酒造は和酒No.1メーカーであり、清酒・焼酎・本みりんといった主力商品でトップクラスのシェアを誇っています。また国内に限らず、海外でも和酒やその他日本食材の卸売事業を展開しています。
参考:シューカツFAQ「【宝ホールディングスの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:宝ホールディングス「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。宝ホールディングスは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め5,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「宝ホールディングス やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【宝ホールディングスはやばい?】業績
宝ホールディングスの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:宝ホールディングス 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
宝ホールディングスは、2023年3月期において売上高約3,506億円/当期純利益約212億円となっています。
宝ホールディングスは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、宝ホールディングスの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約51.1%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても宝ホールディングスの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで宝ホールディングスは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、宝ホールディングスの将来性について記載します。
【宝ホールディングスはやばい?】将来性
宝ホールディングスの業績に影響を及ぼすと考えられる酒類・アルコール飲料市場は、下記の通り推移すると考えられます。
酒類・アルコール飲料の業界概要について
参考:Nikkei Compass「酒類・アルコール飲料」
複写機・複合機・プリンターなど事務機器の市場は伸び悩みが目立つ。中国、東南アジアなど新興国は緩やかな成長需要が続くとみられるが、先進国向けは頭打ちだ。
国内では、企業の間で携帯端末を使って資料を閲覧・配布するのが当たり前になり、ペーパーレス会議も広がる。紙印刷の必要性がますます低下し、本体・消耗品を販売あるいはリースする従来のビジネスは急速にパイが縮小していくとみられる。IDCジャパン(東京・千代田)は、プリンター機器や印刷用紙・インクなどの消耗品を含むプリント市場への国内支出額が、21年の1兆3937億円から26年には1兆1746億円に減少するとみる。(2023/03/05調査)
酒類・アルコール飲料市場は堅調に推移しており、宝ホールディングスの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【宝ホールディングスはやばい?】年代別年収
宝ホールディングスの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:宝ホールディングス 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は452万円で、 30~34歳になると521万円と平均年収が69万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると593万円で、40~45歳になると634万円、40~45歳になると678万円となります。 そして、50~54歳になると732万円、55~59歳になると731万円となります。
参考:年収チェッカー「宝ホールディングス」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても宝ホールディングスの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【宝ホールディングスはやばい?】福利厚生
宝ホールディングスの福利厚生は下記のとおりです。
・社会保険等社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)
・福利厚生制度等社宅・独身寮、社員持株会 など年間休日120日以上
参考:マイナビ「マイナビ 採用HP」
福利厚生が充実
ジョブローテーションで様々な職種を体験できる
教育・研修制度が充実
資格取得支援制度あり
時短勤務制度あり
産休・育児休暇取得実績あり
平均残業時間が月20時間以内
完全週休2日制
社宅・家賃補助制度あり
宝ホールディングスは、社員持ち株会など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また未婚者であれば基本的に住宅補助は6割程度出るようです。
【宝ホールディングスはやばい?】激務
宝ホールディングスの平均残業時間は約18.4時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、宝ホールディングスの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても宝ホールディングスの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【宝ホールディングスはやばい?】採用大学
宝ホールディングスの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【宝ホールディングスはやばい?】広報
宝ホールディングスの広報媒体はこちらです。
宝ホールディングスの製品CMや取り組み紹介の動画がアップロードされており、企業理解を深めるのに役立ちます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【宝ホールディングスはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、宝ホールディングスの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、宝ホールディングスで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【宝ホールディングスはやばい?】①:ワークライフバランス
宝ホールディングスのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
休暇を取りづらいということは全くない。 残業もやりたい人はするが、定時になったら早々に帰る人もいて各人に任されている。 基本的にやることをやっていたら休んでいても早く帰っても何も言われない。 部署にもよるが基本的に在宅勤務も可能で、 ワークライフバランスといった意味では比較的良いと思う。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
宝ホールディングスは、やりたい場合は残業することもできる一方で、定時で帰ることもできるため、ワークライフバランスは取りやすいと考えられます。また在宅勤務も可能であるようです。
【宝ホールディングスはやばい?】②:働きがい・成長
宝ホールディングスの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
参考:openwork 「働きがい・成長」
若手であっても規模の大きい得意先を担当することもあり、やりがいを感じられる。 自分の提案により商品が採用になったときは、特にやりがいを感じる。
成長・キャリア開発:
若手でも責任ある仕事を任せられることもあるので、成長できる環境であると感じる。 10年で3つの仕事を経験するジョブローテーションのケースが多く、様々な仕事を経験しながら適性を判断していけると思う。
宝ホールディングスは、若手のうちから裁量の大きい仕事を担当することもでき、やりがいを感じられやすいようです。また10年で3種類の仕事を経験できるジョブローテーションの制度もあり、成長に繋がるとのことでした。
【宝ホールディングスはやばい?】③:退職検討理由
宝ホールディングスの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
全国転勤があり、 人生設計がしづらかった。 総合職採用のため、 本社や研究所だけではなく、 全国の工場への転勤があった。キャリア面談のようなものはあったが、 希望を伝えるだけで、その通りになるわけでもない。
参考:openwork 「退職検討理由」
家庭の都合で転居を伴う異動を避けてほしいと伝えていたが、 その年の異動で転勤となった。 期限を設けられるわけでもなく、 全国転勤なので、帰ってこられる保証もない。 共働きだと働けない会社だと思う。 ただ全国に社宅があったり、住宅手当はあったので、 独身だったり、 奥様が家庭に入ってくれている場合や小さな子供がいないなど、条件にもよると思う。
宝ホールディングスは、全国転勤があることから、人生設計を立てにくいという理由で退職を検討する人もいるようです。ただ全国に社宅があったり、住宅手当は支給されたりするため、条件にもよるとのことでした。
【終わりに】宝ホールディングスの内定獲得方法について
本記事では、宝ホールディングスがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、宝ホールディングスは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
宝ホールディングスの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。