【ヤマハはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、ヤマハの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「ヤマハ やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、ヤマハの業績や市場環境、労働環境面から「ヤマハ やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【ヤマハはやばい?】会社概要
まず、ヤマハの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
ヤマハ株式会社
中田 卓也(代表執行役社長)
1897年(明治30年)10月12日)
静岡県浜松市中区中沢町10番1号
連結社員数 19,895名(2022年3月末時点)
単独社員数 2,387名(2022年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
日本を代表するBtoBメーカーの1社です。
業績安定、高収入、グローバルビジネス等、就活生人気が集まりそうな特徴を兼ね備えています。事業内容は多岐に渡りますが、下記3つに分類することができます。
・楽器事業
ピアノ、電子楽器、管・弦・打楽器等の製造販売等
・音響機器事業
オーディオ、業務用音響機器、情報通信機器等の製造販売・その他の事業
電子部品事業、自動車用内装部品事業、FA機器事業、ゴルフ用品事業、リゾート事業等製造系の事業だけでなく、サービス業も複数運営しています。
参考:シューカツFAQ「【ヤマハの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:ヤマハ「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。ヤマハは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め19,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「ヤマハ やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【ヤマハはやばい?】業績
ヤマハの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:ヤマハ 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て
ヤマハは、2022年3月期において売上高約4,081億円/当期純利益約371億円となっています。
ヤマハは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、ヤマハの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年3月期末時点で約74.0%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもヤマハの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででヤマハは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、ヤマハの将来性について記載します。
【ヤマハはやばい?】将来性
ヤマハの業績に影響を及ぼすと考えられる楽器・周辺機器市場は、下記の通り推移すると考えられます。
楽器・周辺機器の業界概要
中国、新興国が楽器市場の伸びを支える楽器・周辺機器メーカーは、ピアノ、電子楽器、管楽器、弦打楽器などの各種楽器を製造する。シンセサイザーなど音楽制作機器を含むが、PA(電気音響拡声装置)のような設備音響分野は通常楽器市場とは区別される。
参考:Nikkei Compass「楽器・周辺機器」
楽器市場全体で見ると、日本では、ヤマハ、河合楽器製作所、ローランド、カシオ計算機などの寡占状態となっている。海外でも、電子楽器市場をほぼ日本メーカーで独占するなど存在感は大きい。ヤマハ、河合楽器、ローランドの有力企業の本社が静岡県浜松市にあることも楽器業界の特徴である。(2023/05/24調査)
楽器・周辺機器市場は堅調に推移しており、ヤマハの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【ヤマハはやばい?】年代別年収
ヤマハの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:ヤマハ 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は573万円で、 30~34歳になると660万円と平均年収が87万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると752万円で、40~45歳になると804万円、40~45歳になると860万円となります。 そして、50~54歳になると929万円、55~59歳になると928万円となります。
参考:年収チェッカー「ヤマハ」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもヤマハの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【ヤマハはやばい?】福利厚生
ヤマハの福利厚生は下記のとおりです。
各種社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)、企業年金制度、共済会、持株会、財形貯蓄、独身寮、転勤社宅、従業員割引購入制度、ヤマハリゾート割引利用、診療所、厚生会館、総合グラウンド、体育館など
参考:ヤマハ「採用HP」
ヤマハは、独身寮や転勤社宅など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また診療所や体育館など、各種施設が利用できることも魅力的です。
【ヤマハはやばい?】激務
ヤマハの平均残業時間は約19.4時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、ヤマハの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもヤマハの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【ヤマハはやばい?】採用大学
ヤマハの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【ヤマハはやばい?】広報
ヤマハの広報媒体はこちらです。
ヤマハの商品やサービスに関する動画がアップされており、事業内容理解を深めることにつながります。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【ヤマハはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、ヤマハの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、ヤマハで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【ヤマハはやばい?】①:ワークライフバランス
ヤマハのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
フレックスなどの制度面が充実しているほか、職場によって差はあると思いますがテレワークを行う環境も整 っていると思います。 また、各種休暇制度も充実しており、有給取得を推奨する職場もあるという話も聞いたことがあります。残業 の量は職場や職種、 人によってばらつきがあるように感じますので、 いろいろなバランスの取り方がありえる のではないかと思います。 職場によるところが大きいと思いますが、 職場によっては休暇をとりやすい風土があったり、 また多様な休暇 制度も用意されていたりするので、 ライフ重視の方も多くおられるように思います。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
ヤマハは休暇制度が充実しており、利用しやすい環境であることから、ワークライフバランスは取りやすいといえるでしょう。また、テレワークも推進されているようです。
【ヤマハはやばい?】②:働きがい・成長
ヤマハの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい : 社会に対しては文化の創造を推し進めている点、また職場では自由な発言が許容されており、 努力、 頑張りは 多くの場面で認められるという非常によい文化を持っている点において、働きがいは非常に大きい企業だと感 じる。
成長・キャリア開発: 「音・音楽を軸とする」 が前提となっていることが、 プラスに出る場合、 反対にマイナスに出る場合があるの で、成長に関しての感じ方には個人差が出る可能性が高い。 この軸に対して個人としてコミットできている場 合、いろいろな方面での成長を望める環境だと思う。 一般論と同じであるが 「詳細な指示待ち」よりも 「自己展開型」の社員の活躍が目立っていた。
参考:openwork 「働きがい・成長」
ヤマハは文化をつくるという事業内容だけでなく、発言のしやすさや努力がしっかり評価される環境から、働きがいが大きいと感じられるようです。また個人としてしっかりコミットできれば、多方面の成長が期待できるとのことです。
【ヤマハはやばい?】③:退職検討理由
ヤマハの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
※このコメントは消してください!
下記引用パーツにOpenwork等の口コミサイトに書かれている退職検討理由の情報を転記してください!
ある意味では伝統的な企業風土であり、改善や新しいことへの挑戦意識が少し弱いところがある。会社もその 認識はあるようでなるべく若手の挑戦を後押しするような仕組みを考えていく方向性も見られるがまたまだと いったところ。そのため自分自身が何かに挑戦したいと心から思いも持った人が転職してしまうという場合も ちらほら見られる。 しかし待遇面等を含め会社に大きな不満を抱いているというよりは、会社のことは気に入 っているが、自分はもう少し何かをできるんじゃないかとと転職を考えている人が多そうな印象である。
参考:openwork 「退職検討理由」
ヤマハは、良くも悪くも伝統的な企業風土が残っており、挑戦意識が弱いと感じる場面もあるようです。そのため、新しい事業にチャレンジしていきたい人にとっては物足りないと思うこともあるかもしれません。
【終わりに】ヤマハの内定獲得方法について
本記事では、ヤマハがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、ヤマハは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
ヤマハの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。