【あおぞら銀行はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、あおぞら銀行の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「あおぞら銀行 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、あおぞら銀行の業績や市場環境、労働環境面から「あおぞら銀行 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【あおぞら銀行はやばい?】会社概要
まず、あおぞら銀行の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
株式会社あおぞら銀行
谷川 啓
1957年(昭和32年)
東京都千代田区麹町6-1-1
連結社員数 2,382名(2022年3月末時点)
単独社員数 1,966名(2022年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
あおぞら銀行は、国内に20拠点と海外に3駐在員事務所を置くグローバルな銀行です。
メガバンクでも地方銀行でもない独自のポジショニングを目指しており、個人・法人ともに幅広いサービスを展開しています。
事業内容は大きく分けて6つあります。・リテール業務:資産運用のコンサルティング
参考:シューカツFAQ「【あおぞら銀行の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
・事業法人業務:貸出、預金、デリバティブ商品の提供、様々な金融サービス・ソリューションの提供
・金融法人業務:地方金融機関の顧客の経営課題の解決のために金融ソリューションとサービスを提供
・国際業務:北米、欧州、アジア、太平洋地域で、企業向けファイナンスの取り組み
・スペシャルティファイナンス業務:不動産ファイナンスと事業再生ファイナンスに係る金融サービスの提供
・マーケット業務:リイスクヘッジ関連のセールスと商品開発
参考:あおぞら銀行「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。あおぞら銀行は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め2,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「あおぞら銀行 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【あおぞら銀行はやばい?】業績
あおぞら銀行の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:あおぞら銀行 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
あおぞら銀行は、2022年3月期において売上高約1,347億円/当期純利益約350億円となっています。
あおぞら銀行は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、あおぞら銀行の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年3月期末時点で約6.0%ですが、銀行業を加味すると他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めているとは言えないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもあおぞら銀行の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでであおぞら銀行は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、あおぞら銀行の将来性について記載します。
【あおぞら銀行はやばい?】将来性
あおぞら銀行の業績に影響を及ぼすと考えられる都市銀行は、下記の通り推移すると考えられます。
都市銀行の業界概要
参考:Nikkei Compass「都市銀行」
貸し出しシェアは5割超 利上げで外債含み損膨らむ
都市銀行とは大都市を中心に全国規模で活動する銀行を指す。全国銀行協会(東京・千代田)はメガバンクと呼ばれる三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(FG)、みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下の三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行(3メガ銀)のほか、りそなホールディングス(HD)傘下のりそな銀行、埼玉りそな銀行を加えた4グループの5行を都市銀行としている。これに信託銀行専業の三井住友トラスト・ホールデンングス(HD)を加えて5大銀行グループと呼ぶことが多い。
業務は預金、貸付、為替の伝統的な3分野が柱。債券や株式の運用、M&A(合併・買収)仲介、資産流動化支援などによる手数料収入も収益の柱になっている。幅広い業種への貸し出しがあり、融資枠も大きいため、日々の資金のやり取りをするコール市場では資金の取り手になる。22年3月末時点の大手5行の貸出金残高は前年同月比0.1%増の213兆388億円と4年連続で増加した。110行合計に占める割合は50.5%。手形と小切手を除いた実質預金残高は444兆3953億円で同39.2%だった。(2023/05/07調査)
都市銀行は堅調に推移しており、あおぞら銀行の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【あおぞら銀行はやばい?】年代別年収
あおぞら銀行の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:あおぞら銀行 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は499万円で、 30~34歳になると625万円と平均年収が126万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると727万円で、40~45歳になると791万円、40~45歳になると823万円となります。 そして、50~54歳になると896万円、55~59歳になると787万円となります。
参考:年収チェッカー「あおぞら銀行」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもあおぞら銀行の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【あおぞら銀行はやばい?】福利厚生
あおぞら銀行の福利厚生は下記のとおりです。
社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))
参考:リクナビ「リクナビ 採用HP」
福利厚生:奨学金返済支援制度、育児・介護休業制度、医療共済制度、療養休暇制度、従業員持株会制度、各種福利厚生施設利用補助ほか
あおぞら銀行は、育児・介護休業制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また奨学金返済支援制度もあり、奨学金を借りているという人にもおすすめです。
【あおぞら銀行はやばい?】激務
あおぞら銀行の平均残業時間は約22.6時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、あおぞら銀行の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもあおぞら銀行の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【あおぞら銀行はやばい?】採用大学
あおぞら銀行の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【あおぞら銀行はやばい?】広報
あおぞら銀行の広報媒体はこちらです。
あおぞら銀行の事業内容やキャンペーンについての情報が発信されており、企業理解を深めることができるでしょう。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【あおぞら銀行はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、あおぞら銀行の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、あおぞら銀行で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【あおぞら銀行はやばい?】①:ワークライフバランス
あおぞら銀行のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
休暇取得のしやすさは、部門・部署・チームの雰囲気・上司・時期にもよる部分が多いにあると思う。 自分の やるべき仕事をきちんとやり、繁忙期を避けるなどして休暇取得時期をきちんと見極めれば、休暇取得の申請 はすんなり通る。 銀行として、年次休暇の5日間の取得は全員必須なので、休暇未取得者は人事部を中心に上 司等から声がかかり、休暇を取得するように促される。 昨今、 労務管理が厳しくなっているので、 最近は休日 出勤も少ないように見受けられる。全体的にワークライフバランスはとれていると思う。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
あおぞら銀行は、休暇取得の申請が通りやすいことや、休日出勤も減ってきていることから、ワークライフバランスは取りやすいといえるでしょう。
【あおぞら銀行はやばい?】②:働きがい・成長
あおぞら銀行の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい: 人が少ないため、 年齢の割に色々な案件を任せてもらえる機会が多い。
成長・キャリア開発: 人が少ないため、若手にとっては自分で手を挙げればやりたい仕事ができる環境。 規模の割に専門性の高い業務も多いため、 キャリアアップも可能と思われる。
参考:openwork 「働きがい・成長」
あおぞら銀行は人が少ないために、若いうちから裁量のある仕事を任せてもらえる機会もあるようです。また専門性の高い業務もあり、キャリアアップも可能だといえるでしょう。
【あおぞら銀行はやばい?】③:退職検討理由
あおぞら銀行の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
日々の業務がルーティーンなものばかりで物足りなさを感じていた所、知人から誘いを受けて転職しました。 会社自体は人を大切にする素晴らしい所なので、今でも後悔するときはあります。
参考:openwork 「退職検討理由」
あおぞら銀行はルーティーン的な業務が多いため、物足りなさを感じる人もいるようです。色々な業務に挑戦したい人には合わないかもしれません。
【終わりに】あおぞら銀行の内定獲得方法について
本記事では、あおぞら銀行がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、あおぞら銀行は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
あおぞら銀行の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。