【アシックスはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、アシックスの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「アシックス やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、アシックスの業績や市場環境、労働環境面から「アシックス やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【アシックスはやばい?】会社概要
まず、アシックスの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
アシックス株式会社
廣田 康人
1977年(昭和52年)
神戸市中央区港島中町7丁目1番1
連結社員数 8,861名(2021年12月末時点)
単独社員数 972名(2021年12月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
主に3つの事業領域で、人とスポーツの未来を切り開いています。
・アスレチックスポーツ事業領域:高機能・高品質なシューズやアパレル(ウェア)を世界の市場に供給
・スポーツライフスタイル事業領域:欧州を中心にアジアでも人気の高い「オニツカタイガー」の供給や、有力ブランドや著名デザイナーとのコラボレーションを積極的に推進しながら、国内外で、直営店の出店にも力を入れてブランドの世界観を表現
・健康快適事業領域:男性用ビジネスシューズ「RUNWALK」や働く女性の機能パンプス「GIRO」、「Tryus」という機能訓練特化型デイサービスを展開「スポーツで培った知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する 」というアシックスのビジョンのもと、従来の枠にとらわれない柔軟な発想で、新たな事業へのチャレンジがこれからも続きます。
参考:シューカツFAQ「【アシックスの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:アシックス「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。アシックスは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め8,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「アシックス やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【アシックスはやばい?】業績
アシックスの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:アシックス 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
アシックスは、2022年12月期において売上高約4,846億円/当期純利益約198億円となっています。
アシックスは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、アシックスの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年12月期末時点で約40.1%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもアシックスの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででアシックスは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、アシックスの将来性について記載します。
【アシックスはやばい?】将来性
アシックスの業績に影響を及ぼすと考えられるスポーツ用品市場は、下記の通り推移すると考えられます。
スポーツ用品専門店の業界概要
参考:Nikkei Compass「スポーツ用品」
22年度は新型コロナの影響が薄らぐ、大手は前年比7%を超す増収
スポーツ用品専門店は国内や海外ブランドのスポーツ用品を販売しており、店頭販売のほか学校などの法人向け販売、インターネット販売なども手掛ける。スポーツ用品専門店を分けると、1店舗で複数種目のカテゴリーを取り扱う「総合スポーツ店」と、特定種目のみを取り扱う「スポーツ専門店」がある。スポーツ用品はそのほか百貨店、GMS、直営店、インターネット販売などの業態で販売されている。
日本生産性本部が2022年10月にまとめた「レジャー白書2022」のデータから、21年のスポーツ用品(「球技用品」「山岳・海洋性スポーツ用品」「スポーツ自転車などその他スポーツ用品」「トレーニング競技ウエア・スポーツシューズ」)の市場規模を合計すると2兆1710億円で、前年比6.2%増加した。東日本大震災の翌年の12年から19年まで増加が続いたあと、20年は4~5月に新型コロナの緊急事態宣言に伴い休業した店が多いことなどが影響し、前年比7.1%減少していた。21年は新型コロナ禍の影響が続いたものの、前年の落ち込みの反動もあって売り上げが増え、市場規模は19年の水準に近いところまで回復した(19年比は1.4%減)。(2023/05/16調査)
スポーツ用品市場は堅調に推移しており、アシックスの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【アシックスはやばい?】年代別年収
アシックスの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:アシックス 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は617万円で、 30~34歳になると711万円と平均年収が94万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると810万円で、40~45歳になると865万円、40~45歳になると926万円となります。 そして、50~54歳になると1000万円、55~59歳になると999万円となります。
参考:年収チェッカー「アシックス」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもアシックスの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【アシックスはやばい?】福利厚生
アシックスの福利厚生は下記のとおりです。
各種社会保険完備
参考:マイナビ「マイナビ 採用HP」
社宅・独身寮制度、育児休業・介護休業制度、ボランティア休職・休暇制度、リフレッシュ休暇制度、財形貯蓄制度、従業員持株会制度、時短勤務制度、フレックス制度
アシックスは、社宅・独身寮など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、時短勤務制度やフレックス制度もあり、プライベートと仕事どちらの充実も図りやすいといえるでしょう。
【アシックスはやばい?】激務
アシックスの平均残業時間は約21時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、アシックスの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもアシックスの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【アシックスはやばい?】採用大学
アシックスの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【アシックスはやばい?】広報
アシックスの広報媒体はこちらです。
製品の特長やアシックスが開発にかける思いなどを知ることができ、企業理解をより深めることができるはずです。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【アシックスはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、アシックスの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、アシックスで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【アシックスはやばい?】①:ワークライフバランス
アシックスのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
フレックス制度が導入され、かつそれが運用できる柔軟性があるため、 プライベートとのバランスはとてもと りやすい。 有給も必要十分支給され、 各福利厚生もきっちり使用できるため、ここに関しては非常に恵まれた 職場であると感じている。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
アシックスはフレックス制度が積極的に取り入れられており、また有給もしっかりと取れることから、ワークライフバランスはとりやすい環境であるといえるでしょう。
【アシックスはやばい?】②:働きがい・成長
アシックスの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい: 色々な経験ができる。 若いうちからチャンスがある。 ジョブローテーションも多く、 色々な業務に携わること ができ、それによって成長することができる。 グローバル化も少しずつ進んでいるため、 働きがいがある。
成長・キャリア開発 : 評価される人は、若いうちからどんどん色々な事に挑戦できる機会が沢山ある。 意欲的に働くことでチャンス が増える。自分が行きたい部署に応募できる制度もある。
参考:openwork 「働きがい・成長」
アシックスは若いうちから活躍できるチャンスがあり、ジョブローテーションなどもあるため、働きがいはあるようです。意欲があれば成長できる環境が整っているといえるでしょう。
【アシックスはやばい?】③:退職検討理由
アシックスの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
組織編成が多すぎて一つの仕事に集中できない。やっと実力や経験が身についきたかと思った矢先に組織編成 やチーム解散が多く、 そのため昇級もしにくく、給料も上がらない。その結果モチベーションも上がらない。 良い人材はどんどん出て行っている状態。
参考:openwork 「退職検討理由」
アシックスは組織編成が多すぎるために、スキルが身に付いた頃にチーム解散ということも少なくないようです。そのため、一つの仕事を極めたいという人には向いていないかもしれません。
【終わりに】アシックスの内定獲得方法について
本記事では、アシックスがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、アシックスは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
アシックスの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。