【みずほ銀行はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、みずほ銀行の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「みずほ銀行 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、みずほ銀行の業績や市場環境、労働環境面から「みずほ銀行 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【みずほ銀行はやばい?】会社概要
まず、みずほ銀行の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
株式会社みずほ銀行 (Mizuho Bank, Ltd.)
加藤 勝彦
2013年7月1日
〒100–8176 東京都千代田区大手町1丁目5番5号(大手町タワー)
連結社員数 33,157名(2022年3月末時点)
単独社員数 25,897名(2022年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
みずほ銀行は、三菱UFJ銀行、三井住友銀行と並び三大メガバンクとして知られる都市銀行です。個人顧客数は約2400万人であり、日本人の5人に1人はみずほ銀行の口座を持っている計算になります。また法人取引の面では、上場企業の約7割と取引があります。
業務内容は以下の通りです。
参考:シューカツFAQ「【みずほ銀行の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」預金業務
引用:みずほ銀行「主要な業務の内容」
預金
当座預金、普通預金、通知預金、定期預金、別段預金、納税準備預金、非居住者円預金および外貨預金等を取り扱っています。
譲渡性預金
譲渡可能な定期預金を取り扱っています。
貸出業務
貸付
手形貸付、証書貸付および当座貸越を取り扱っています。
手形の割引
銀行引受手形、商業手形および荷付為替手形の割引を取り扱っています。
商品有価証券売買業務
国債等公共債の売買業務を取り扱っています。
有価証券投資業務
預金の支払準備および資産運用のため、国債、地方債、社債、株式およびその他の証券に投資しています。
内国為替業務
送金為替、当座振込および代金取立等を取り扱っています。
外国為替業務
輸出、輸入および外国送金その他外国為替に関する各種業務を取り扱っています。
社債受託および登録業務
担保付社債信託法による社債の受託業務、社債の管理の受託業務、公共債の募集の受託業務、公共債の登録業務等を行っています。
附帯業務
代理業務
日本銀行代理店、同歳入代理店および同国債代理店業務ならびに地方公共団体の公金取扱業務
株式払込金の受入代理業務ならびに株式配当金および公共債元利金の支払代理業務
政府系金融機関の代理貸付に関する業務
勤労者退職金共済機構等の代理店業務
保護預りおよび貸金庫業務
有価証券の貸付
債務の保証(支払承諾)
金の売買
公共債の引受
国債等の公共債および証券投資信託の窓口販売
コマーシャルペーパー等の取り扱い
金利、通貨、商品等のデリバティブ取引
保険商品の窓口販売
宝くじに関する業務
信託代理店業務
コンサルティング業務
金融商品仲介業務
確定拠出年金業務
参考:みずほ銀行「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。みずほ銀行は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め25,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「みずほ銀行 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【みずほ銀行はやばい?】業績
みずほ銀行の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:みずほ銀行 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
みずほ銀行は、2022年3月期において売上高約4兆円/当期純利益約0.5兆円となっています。
みずほ銀行は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、みずほ銀行の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年3月期末時点で約3.9%であり、銀行業である点を踏まえると、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもみずほ銀行の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででみずほ銀行は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、みずほ銀行の将来性について記載します。
【みずほ銀行はやばい?】将来性
みずほ銀行の業績に影響を及ぼすと考えられる都市銀行は、下記の通り推移すると考えられます。
都市銀行の業界概要
貸し出しシェアは5割超 利上げで外債含み損膨らむ都市銀行とは大都市を中心に全国規模で活動する銀行を指す。全国銀行協会(東京・千代田)はメガバンクと呼ばれる三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(FG)、みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下の三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行(3メガ銀)のほか、りそなホールディングス(HD)傘下のりそな銀行、埼玉りそな銀行を加えた4グループの5行を都市銀行としている。これに信託銀行専業の三井住友トラスト・ホールデンングス(HD)を加えて5大銀行グループと呼ぶことが多い。
参考:Nikkei Compass「都市銀行」
業務は預金、貸付、為替の伝統的な3分野が柱。債券や株式の運用、M&A(合併・買収)仲介、資産流動化支援などによる手数料収入も収益の柱になっている。幅広い業種への貸し出しがあり、融資枠も大きいため、日々の資金のやり取りをするコール市場では資金の取り手になる。22年3月末時点の大手5行の貸出金残高は前年同月比0.1%増の213兆388億円と4年連続で増加した。110行合計に占める割合は50.5%。手形と小切手を除いた実質預金残高は444兆3953億円で同39.2%だった。(2023/05/07調査)
都市銀行は堅調に推移しており、みずほ銀行の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【みずほ銀行はやばい?】年代別年収
みずほ銀行の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:みずほ銀行 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は485万円で、 30~34歳になると607万円と平均年収が122万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると707万円で、40~45歳になると769万円、40~45歳になると800万円となります。 そして、50~54歳になると871万円、55~59歳になると765万円となります。
参考:年収チェッカー「みずほ銀行」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもみずほ銀行の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【みずほ銀行はやばい?】福利厚生
みずほ銀行の福利厚生は下記のとおりです。
各種社会保険完備、持株会制度、企業主導型保育園入園サポート、ベビーシッター育児割引制度、住宅関連制度、財産形成支援制度、余暇支援制度 等
参考:リクナビ「リクナビ 採用HP」
みずほ銀行は、家賃補助や社員寮など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、企業主導型保育園入園サポートやベビーシッター育児割引制度など、子育てをサポートする体制も整っているようです。
【みずほ銀行はやばい?】激務
みずほ銀行の平均残業時間は約29.3時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、みずほ銀行の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもみずほ銀行の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【みずほ銀行はやばい?】採用大学
みずほ銀行の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【みずほ銀行はやばい?】広報
みずほ銀行の広報媒体はこちらです。
CMをはじめとするさまざまな動画が公開されており、みずほ銀行のサービスや理念について深く知ることができるでしょう。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【みずほ銀行はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、みずほ銀行の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、みずほ銀行で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【みずほ銀行はやばい?】①:ワークライフバランス
みずほ銀行のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
長期休暇が必須になっており1年に1回は5営業日連続の休暇を取ることができる。 その他の有給に関しては概 ね取得することができるが、 GWやお盆などに取りたい人が集中すると課内で調整が行われる。 営業店は帰る 時間がある程度決まっており、 おおよそ19時頃退社をする支店が多い印象。 仕事の持ち帰りは基本できないの で、メリハリはつけられる。しかし、新人や2年目の時は資格の勉強等で休日と言えど時間はかなり割くこと になることが多い。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
みずほ銀行は長期休暇が必須となっており、年に一回は5連休を取ることができるようです。また営業店は19時ごろには退社する人が多いようで、残業もそこまで多くない印象です。
【みずほ銀行はやばい?】②:働きがい・成長
みずほ銀行の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい: 人事評価も大事ですが、 やはりお客様に感謝されることに働き甲斐を感じてやっておりました。人事評価はコ ロコロ変更していましたが、 メガバンクともなるとすべての人に公正で透明性のある評価を行うことを期待す ること自体がおかしな話だと思いますので、会社の中ではなくて外のお客様に目を向けていた方がいいのでは ないかと思います。
成長・キャリア開発: 研修制度はしっかりしているし、最近はジョブポストも公募が当たり前になってきているので、 良い方向だと 思います。
参考:openwork 「働きがい・成長」
みずほ銀行は、お客様から感謝されることで大きな働きがいを感じられるようです。また研修制度の充実やジョブポストの公募制度などからも、キャリア開発についても申し分ないでしょう。
【みずほ銀行はやばい?】③:退職検討理由
みずほ銀行の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
転勤が多く、将来設計がたてづらかった。 就職するときはあまり考えていなかったが、会社の人以外知り合い がいない環境、知り合いを作ってもまた転勤、という生活を今後も続けることに疑問を感じた。 ただ、もうす ぐエリア限定の働き方ができる人事制度になるとの話もあり、 状況は変わるかもしれない。 他には、お客さんが銀行に求める役割と銀行がやりたいことのギャップが大きく、 様々な顧客提案の場面でジ レンマを感じた。 銀行は経営コンサルのようなことをしたがってるが、 お客さんがどれ程それを求めているの だろうか。 様々なアドバイザリー業務や運用商品も手数料が高すぎるように感じた。 また、これは決定打ではなかったが、 支店内や他部署との対立が激しく、特に昨年の営業店体制の変更以降、 更に悪化している。 全体的に本部の施策は納得感がないものが多く、転職して他社を経験してみたいという思 いが強くなった。
参考:openwork 「退職検討理由」
みずほ銀行は、転勤が多いことがあり、将来設計を描きづらいという難点があるようです。また他には、お客様側と銀行側のギャップや本部の施策に疑問を抱く人もいるようです。
【終わりに】みずほ銀行の内定獲得方法について
本記事では、みずほ銀行がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、みずほ銀行は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
みずほ銀行の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。