【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、キヤノンマーケティングジャパンの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「キヤノンマーケティングジャパン やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、キヤノンマーケティングジャパンの業績や市場環境、労働環境面から「キヤノンマーケティングジャパン やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】会社概要
まず、キヤノンマーケティングジャパンの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(英語名 Canon Marketing Japan Inc.)
足立 正親
1968年2月1日
東京都港区港南2-16-6
連結社員数 15,973名(2022年12月31日時点)
単独社員数 4,653名(2022年12月31日時点)
事業内容は下記のとおりです。
現在の事業内容は主に下記2つです。
・キヤノン製品の国内マーケティング
・独自ICTソリューション事業これまでの歩みの中で培ってきた「イメージング(マーケティング)とITの技術力」、「顧客基盤」を生かし、大手企業から中小企業までの幅広いお客様に最適なソリューションを提供する体制を築いています。
参考:シューカツFAQ「【キヤノンマーケティングジャパンの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:キヤノンマーケティングジャパン「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。キヤノンマーケティングジャパンは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め2万名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「キヤノンマーケティングジャパン やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】業績
キヤノンマーケティングジャパンの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:キヤノンマーケティングジャパン 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
キヤノンマーケティングジャパンは、2022年12月期において売上高約5881億円/当期純利益約356億円となっています。
キヤノンマーケティングジャパンは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、キヤノンマーケティングジャパンの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年12月期末時点で約73.5%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもキヤノンマーケティングジャパンの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででキヤノンマーケティングジャパンは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、キヤノンマーケティングジャパンの将来性について記載します。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】将来性
キヤノンマーケティングジャパンの業績に影響を及ぼすと考えられる複写機・複合機・プリンター市場は、下記の通り推移すると考えられます。
複写機・複合機・プリンターの業界概要について
参考:Nikkei Compass「複写機・複合機・プリンター」
事務機で蓄積の技術生かし、新事業開拓急ぐ
複写機・複合機・プリンターなど事務機器の市場は伸び悩みが目立つ。中国、東南アジアなど新興国は緩やかな成長需要が続くとみられるが、先進国向けは頭打ちだ。
国内では、企業の間で携帯端末を使って資料を閲覧・配布するのが当たり前になり、ペーパーレス会議も広がる。紙印刷の必要性がますます低下し、本体・消耗品を販売あるいはリースする従来のビジネスは急速にパイが縮小していくとみられる。IDCジャパン(東京・千代田)は、プリンター機器や印刷用紙・インクなどの消耗品を含むプリント市場への国内支出額が、21年の1兆3937億円から26年には1兆1746億円に減少するとみる。(2023/05/02調査)
複写機・複合機・プリンター市場は決して順風満帆とは言えませんが、堅調な売り上げを残しているキヤノンマーケティングジャパンの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】年代別年収
キヤノンマーケティングジャパンの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:キヤノンマーケティングジャパン 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
また、国税庁とキヤノンマーケティングジャパンの有価証券報告書をもとにJobQが年代別年収を独自で算定すると以下のようになりました。
20代は481〜672万円
参考:Job Q「キヤノンマーケティングジャパン」
30代は747〜810万円
40代は867〜909万円
50代は956〜943万円
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもキヤノンマーケティングジャパンの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】福利厚生
キヤノンマーケティングジャパンの福利厚生は下記のとおりです。
働き方と福利厚生
キヤノンマーケティングジャパンでは、
ライフイベントに合わせた福利厚生制度を用意しています。
ワークライフバランス、心身の健康に配慮した働き方を実現できます。働き方
Work Style
社員が常にモチベーション高く仕事に向き合えるよう、魅力的な職場環境づくりと
福利厚生制度の整備に力を入れています。ONとOFFを切り分け、
働きやすさと成長を促す環境を両立させることが、私たちのワークスタイルの原点です。労働時間について
勤務時間
9時00分~17時30分(実働7時間30分)
育児短時間勤務制度
小学校3年生までのお子さんを育てる社員は、始業と終業の時間を最大1時間まで短縮することができます。
毎日の保育園・幼稚園や学童保育へのお迎えなどに際して、たくさんの社員が利用しています。休暇について
年間休日
年間休日125日(出勤日:240日)
長期休暇制度
キヤノンマーケティングジャパンでは各種の長期休暇制度が充実しています。これによりON/OFFのある、メリハリある生活を実現しています。
年末年始休暇 7連休(年度により異なる)
サマーバカンス 9連休(年1回、土日含む)
フリーバカンス 9連休(年1回、土日含む)
リフレッシュ休暇 16連休(最長、5年毎の勤続表彰)その他休暇制度
結婚休暇、出産休暇、忌引休暇など
有給休暇 20日間(年間、翌年まで繰越し可能)
時間単位休暇 37.5時間(30分単位で使用可能、育児・介護・傷病時)休業制度について
参考:採用情報(キヤノンマーケティングジャパン株式会社)「働き方と福利厚生」
育児休暇制度
3歳までのお子さんを育てる社員が、利用することができる制度です。
マタニティー休業制度
妊娠をしている社員が、出産までの間、身体の状態に応じて利用することができる制度です。
介護休業制度
要介護状態の家族を有する社員が、一定の期間、必要に応じて利用することができる制度です。
ボランティア活動休職制度
青年海外協力隊等の国際貢献活動に参加する社員が、会社の許可を得て利用することができる制度です。
キヤノンマーケティングジャパンは、ボランティア活動休職制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。また、休暇を7~16連休と、まとまって取れるため、ワーク・ライフ・バランスを実現できる福利厚生制度となっています。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】激務
キヤノンマーケティングジャパンの平均残業時間は約16時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、キヤノンマーケティングジャパンの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもキヤノンマーケティングジャパンの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】採用大学
キヤノンマーケティングジャパンの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】広報
キヤノンマーケティングジャパンの広報媒体はこちらです。
YouTubeチャンネル @CanonMarketingJapan をご紹介します。チャンネル登録者数は5.68万人で、2100 本以上の動画をアップしています。YouTube上では主力製品をカメラとしているキヤノンらしく、ビジュアルにこだわった商品のプロモーション動画はもちろん、企業情報についての動画も公開されています。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、キヤノンマーケティングジャパンの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、キヤノンマーケティングジャパンで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】①:ワークライフバランス
キヤノンマーケティングジャパンのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
やはり大手の企業なので、有給などは非常に申請しやすいと感じます。むしろ、上司から積極的に取るように促されます。繁忙期などはどうしても多少の残業が発生しますが、残業時間もかなり厳密にシステムで管理されているため、プライベートを犠牲にしてまで働くというケースは、(勿論部門にもよるかと思いますが)稀かと思います。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
キヤノンマーケティングジャパンは、有給は取りやすく、上司から積極的に休むようにと声かけがあるようです。平均残業時間についても16時間で、先ほどかなり少なめと分かったように、私生活を犠牲にするような仕事のやり方は基本的にないと考えてよさそうです。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】②:働きがい・成長
キヤノンマーケティングジャパンの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
非常に高度な技術に携わることができ、日々新しい事を学ぶことができる環境にある。職種にもよるが、探究心のある人や好奇心旺盛な人にとって、非常に整った環境でした。成長・キャリア開発:
日進月歩で技術が進歩するため、それについていこうとするだけで、成長につながる。また、定年までのキャリアを見越してステップアップが可能でした。
参考:openwork 「働きがい・成長」
キヤノンマーケティングジャパンは、高精度・高性能の技術による産物、キヤノン製品を扱っているためか、新しい何かを学べる環境が常にあるようです。その中にいるだけでも成長を実感できそうですね。
【キヤノンマーケティングジャパンはやばい?】③:退職検討理由
キヤノンマーケティングジャパンの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
市場が成熟しきっているために、営業をする上での訴求点が少なくなってきたこと。また、試験に合格してゆくことで、給料は上がってゆくが、家賃補助がないなど、他社に比べて福利厚生を含めた給料は少なく、都心部で暮らすには給料に物足りなさを感じてしまう。
参考:openwork 「退職検討理由」
キヤノンマーケティングジャパンには、市場飽和感と、営業上の閉塞感がありそうですね。退職を考える段階になるとどうしても転職サイトなどで、他社の待遇などを見ることになるので、好待遇の求人を見ていくうちに、さらなる不満が募ったのかもしれません。
【終わりに】キヤノンマーケティングジャパンの内定獲得方法について
本記事では、キヤノンマーケティングジャパンがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、キヤノンマーケティングジャパンは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
キヤノンマーケティングジャパンの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。