【ソフトバンクはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、ソフトバンクの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「ソフトバンク やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、ソフトバンクの業績や市場環境、労働環境面から「ソフトバンク やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【ソフトバンクはやばい?】会社概要
まず、ソフトバンクの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
ソフトバンク株式会社(英語名 SoftBank Corp.)
社長執行役員 兼 CEO 宮川 潤一
1986年(昭和61年)12月9日
〒105-7529 東京都港区海岸一丁目7番1号
連結社員数 49,581名(2022年3月末時点)
単独社員数 18,929名(2022年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
ソフトバンクは、au・ドコモとあわせて三大キャリアと呼ばれる、日本の大手電気通信事業者です。主に携帯端末の販売や通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供を行っています。携帯電話事業では、SoftbBank以外にもY!mobileやLINEMOといったブランドも展開しています。またインターネット回線事業では、SoftbBank光やSoftbBankAirといったサービスを提供しています。
参考:シューカツFAQ「【ソフトバンクの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:ソフトバンク「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。ソフトバンクは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め6万名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「ソフトバンク やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【ソフトバンクはやばい?】業績
ソフトバンクの過去7年間の業績は、下記の通りになります。
参考:ソフトバンク 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
ソフトバンクは、2023年3月期において売上高約5兆9119億円/当期純利益約5313億円となっています。
ソフトバンクは、ここ近年、類稀なる多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、ソフトバンクの総資産・純資産の過去推移についても毎年右肩上がりで堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しては、2023年3月期末時点で約15.2%であり、正直、不安要素のひとつではあります。しかし他企業では見られないような多額の売上を計上できており、倒産の可能性は低く、経営は安定しているほうと言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもソフトバンクの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででソフトバンクは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、ソフトバンクの将来性について記載します。
【ソフトバンクはやばい?】将来性
ソフトバンクの業績に影響を及ぼすと考えられるモバイル通信事業市場は、下記の通り推移すると考えられます。
モバイル通信事業の業界概要について
KDDIとソフトバンク、障害時も通信可能にモバイル通信事業者は携帯電話、PHSなどによる通信サービスを手掛ける。サービスに必要な無線局を自ら保有する移動体通信事業者(MNO)と、MNOから通信インフラを借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)の2種類に大別できる。MNOはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社だったが、楽天グループ傘下の楽天モバイルが2020年春から4社目のMNOとしてサービスを開始。MVNOは「格安スマホ」と呼ばれ、低額サービスを提供している。MVNOを手掛けている企業はインターネットイニシアティブ(IIJ)、NTTコミュニケーションズ、オプテージなど。
参考:Nikkei Compass「モバイル通信事業」
総務省によると、22年12月末現在の国内移動系通信(携帯電話、PHS及びBWA)契約数は、2億774万(前年同期比3.6%増)。このうち携帯電話の契約数は同3.7%増の2億747万。複数台所有や高齢者への普及も進む。携帯電話契約数のうち、3.9-4世代携帯電話(LTE)は1億3005万。5世代(5G)携帯電話の契約数は6316万と急増している。PHSの契約数は12万(前年同期比71.5%減)だった。仮想移動体通信事業者(MVNO)による格安通信サービス(格安スマホ)も伸び、契約数は22年12月末で2875万(前年同期比8.7%増)、移動系通信の契約数に占める比率は13.8%になった。(2023/05/16調査)
モバイル通信事業市場は堅調に推移しており、ソフトバンクの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【ソフトバンクはやばい?】年代別年収
ソフトバンクの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:ソフトバンク 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は505万円で、 30~34歳になると612万円と平均年収が107万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると712万円で、40~45歳になると808万円、40~45歳になると883万円となります。 そして、50~54歳になると985万円、55~59歳になると1055万円となります。
参考:年収チェッカー「ソフトバンク」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもソフトバンクの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【ソフトバンクはやばい?】福利厚生
ソフトバンクの福利厚生は下記のとおりです。
休暇制度
参考:ソフトバンク「新卒採用福利厚生」
新卒住宅補助
社員持株会
財形貯蓄
確定拠出年金
確定給付年金選択拠出制度
関東ITソフトウェア健康保険組合
転勤社宅
カフェテリア
ソフトバンクホークス野球観戦
福利厚生サービス(ベネフィット・ワン)
ソフトバンクは、野球観戦など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、自分の名義で借りて、ひとり暮らしを始めた場合など、新卒入社後3年間は、家賃の一部補助をしてくれますので、積極的に利用したい制度です。
【ソフトバンクはやばい?】激務
ソフトバンクの平均残業時間は約28時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、ソフトバンクの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもソフトバンクの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【ソフトバンクはやばい?】採用大学
ソフトバンクの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【ソフトバンクはやばい?】広報
ソフトバンクの広報媒体はこちらです。
ソフトバンクのYouTubeチャンネルは、登録者15万人以上です。なにわ男子や上戸彩、西島秀俊などが出演しているCMはもちろん、ソフトバンク携帯利用者向け情報、スマホやiPhoneの操作方法に関する動画を多数、公開しています。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【ソフトバンクはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、ソフトバンクの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、ソフトバンクで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【ソフトバンクはやばい?】①:ワークライフバランス
ソフトバンクのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
シフト制で、尚且つ人手不足だったので、体調不良でも出勤を求められる。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
また、夜勤が続くと気がつけば10連勤ということもあり、体の疲労が大きかった。
有給は1ヶ月前に申請すれば、比較的に取りやすい。急な休みは取得できないと考えて良い。
上記のような口コミも確認できたのですが、ソフトバンクに限らず、どの会社でも「部署による」と思います。ソフトバンクでは在宅勤務の部署もあり、その部署に在籍している社員の口コミでは「プライベートとのバランスは調整しやすい」とあり、どの部署に配属されるかで明暗が分かれるようです。
【ソフトバンクはやばい?】②:働きがい・成長
ソフトバンクの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
契約が取れるようになると働きがいがででくると思います。生産性として関西店舗で数字が出てくるので自分がどの位置にいるのか明確にわかります。社員制度も数字を取らないと受ける権利すら与えてもらえないので数字が取れるようになれば意識して働けていけるようになるかと思います。成長・キャリア開発:
参考:openwork 「働きがい・成長」
会社自体は右肩上がりで他の通信会社よりも意識が高く1番やりがいが感じられるのでないでしょうか。
ソフトバンクでは、数字を出さないと利用できないような社員制度が実在するようです。これが本当であれば、ノルマ至上主義で残念な会社と評価せざるを得ません…
【ソフトバンクはやばい?】③:退職検討理由
ソフトバンクの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
自分自身が行いたいと思った業務が現状業務の中ではあまりできないと感じたから。元々はマーケティングにおいてデータ統合やMA、広告など幅広い知識を学べることが魅力に感じて入社したが、それぞれ専門企業と協業しており表面的な部分は学べたが個人的に全く興味がない分野が多いと実感することができた。ただその中で自分の強みややりたいことが見つかったので非常に感謝している。自身がやる気があれば幅広い知識を学べる環境があるため、知識やスキルの向上に向けたかなり有意義な時間を過ごすことができる。そのため自分自身がやりたいことが明確でなく何をしたいかわからないという人は一旦入ってみてやりたいことを精査して転職の踏み台としてネクストステップを進むのにはいいかもしれない。
参考:openwork 「退職検討理由」
ソフトバンクは、さまざまな専門企業と協業しているとの情報です。対外的には質の高い専門的な財・サービスを提供できるものの、働く側としては、それ以上の知識を深められない点が問題と感じます。
【終わりに】ソフトバンクの内定獲得方法について
本記事では、ソフトバンクがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、ソフトバンクは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
ソフトバンクの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。