【クボタはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

今回は、クボタの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「クボタ やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、クボタの業績や市場環境、労働環境面から「クボタ やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【クボタはやばい?】会社概要

まず、クボタの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
株式会社クボタ
北尾 裕一
1890年
大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
連結社員数 50,352名(2022年12月末時点)
単独社員数 12,474名(2022年12月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
クボタは産業機械(農業機械、建設機械等)、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンを製造しているメーカーであり、特に農業機械部門としては国内トップを誇ります。その中でも、特にエンジンと建設機械に定評があります。クボタエンジンは、小型産業用ディーゼルにおいて世界トップクラスのシェアを誇り、建設機械ではミニバックホー(後方小旋回機)の世界シェアが10年連続1位を達成するなど、機械の進化と共に事業拡大にも成功しています。日本国外でも110か国を超える国と地域で事業展開をしており、グローバル企業として世界中で活躍しています。
参考:シューカツFAQ「【クボタの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:クボタ「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。クボタは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め6万名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「クボタ やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【クボタはやばい?】業績
クボタの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:クボタ 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
クボタは、2022年12月期において売上高約2兆6769億円/当期純利益約1564億円となっています。
クボタは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、クボタの総資産・純資産の過去推移についてもかなり堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年12月期末時点で約39.3%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもクボタの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででクボタは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、クボタの将来性について記載します。
【クボタはやばい?】将来性
クボタの業績に影響を及ぼすと考えられる農業機械・農具市場は、下記の通り推移すると考えられます。
農業機械・農具の業界概要について
データ駆使するスマート農業への対応急ぐ
参考:Nikkei Compass「農業機械・農具」
2022年の農業機械出荷額(日本農業機械工業会まとめ)は前年比5.1%減の4485億700万円。うち、トラクターは同6.9%減の2692億8000万円、コンバインが0.6%増の675億6300万円、田植え機が2.9%増の367億6200万円だった。
クボタは農家の支援拡充のため、総合サービス拠点を23年までに15年11月時点の約5倍の130拠点に拡大。農機のシェアリング拠点を増やし、スマートフォンアプリからの予約で1時間2000円前後で使えるようにする。北米向けの大型トラクターを国内でも本格販売する。農地の集約・統合に伴う需要増に対応する。(2023/06/05調査)
農業機械・農具市場は前年比で落ち込みを見せましたが、クボタは前向きな施策を検討・実行しており、今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【クボタはやばい?】年代別年収
クボタの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:クボタ 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は569万円で、 30~34歳になると656万円と平均年収が87万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると748万円で、40~45歳になると799万円、40~45歳になると854万円となります。 そして、50~54歳になると923万円、55~59歳になると922万円となります。
参考:年収チェッカー「クボタ」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもクボタの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【クボタはやばい?】福利厚生
クボタの福利厚生は下記のとおりです。
保険 雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険
手当 通勤手当 ※会社規程による
寮・社宅 有 保有社宅または借上社宅
※保有社宅・配属地近隣物件の空き状況、家族構成等によるその他福利厚生
【退職金、貯蓄制度】
参考:クボタ「雇用条件・福利厚生」
財形貯蓄制度(財形年金)、団体貯蓄保険、クボタグループファンド(従業員持株会)
【慶弔・保険】
慶弔見舞金制度、ファミリーライフサポート保険、災害補償、各種損害保険等
【健康・レクリエーション】
カフェテリアプラン(スポーツ施設利用補助、旅行費補助等)、各種健康診断、人間ドック補助
クボタは、カフェテリアプラン(スポーツ施設利用や旅行費の補助)など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。また、独身寮は2~3万円、社宅は4~5万円の個人負担額で住めるほか、単身赴任の場合、帰省旅費・別居手当の支給も行ってくれるそうです。
【クボタはやばい?】激務
クボタの平均残業時間は約29時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、クボタの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもクボタの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【クボタはやばい?】採用大学
クボタの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【クボタはやばい?】広報
クボタの広報媒体はこちらです。
TheKubotaChannelは、チャンネル登録者数 2.98万人で、750本以上の動画を公開しています。企業CMや、ドキュメンタリー、クボタが描く未来というテーマの動画も見れ、クボタの事業や構想を知れます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【クボタはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、クボタの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、クボタで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【クボタはやばい?】①:ワークライフバランス
クボタのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
ワークライフバランスはとりやすいと思う。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
早く帰ることも出来るので。
調整しがたいと感じるのはやはり上司との信頼関係次第だと思う。
クボタは、定時で帰ることが可能ということなのでしょう。他の口コミでは残業も三六協定できちんと管理されている旨の情報も。これはどの業界、どの会社でも当てはまりますが、上司や人間関係は選べませんので、ある程度、仕方のないことなのかなと思います。
【クボタはやばい?】②:働きがい・成長
クボタの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
目に見える製品ですので、畑のトラクタを見ると誇らしい気持ちになります。また、海外にも展開しているため、出張等で海外の拠点へ行き、そこで働いている人をみると、世界中で1つの目標に向かって進んでいるんだと実感し、その一体感を感じれた時に働きがいを感じました。成長・キャリア開発:
参考:openwork 「働きがい・成長」
上司次第ではありますが、社内でチーム異動や部署異動は理由が妥当であれば認めてくれると思います。
たしかにクボタの製品を田んぼや畑、農場で見かけますので、やりがいを感じるシーンは多いのではと思料します。異動も正当な理由があれば認められやすいそうで、自身の成長やキャリアプランも実現しやすいのかもしれません。
【クボタはやばい?】③:退職検討理由
クボタの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
社会人として,会社としての正しさがわかりにくい.上層部の考えが従業員一人ひとりに浸透しておらず,従業員の愚痴が多い.そのため,正しさがわからない.向くべき方向がわからない.
参考:openwork 「退職検討理由」
クボタは、トップダウンの組織体制なのかもしれません。しかも考えなどが周知徹底されていない様子が思い浮かびます。上記2つの口コミとは正反対の意見も退職検討理由の口コミでは見受けられましたので、ネット上での口コミをよく吟味したほうが良さげです。
【終わりに】クボタの内定獲得方法について
本記事では、クボタがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、クボタは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
クボタの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。