【日本取引所の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、日本取引所の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
日本取引所は、証券金融業界有数の大手企業であるため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【日本取引所の採用大学】会社概要
基本情報
まず、日本取引所の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:日本取引所「企業ホームページ」
日本取引所は、東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合してできたグループです。公正で安全な取引の場を提供することで、証券会社や上場会社、情報ベンダーから市場利用料を得るというビジネスモデルを確立しています。企業の上場維持などの審査を担当しているのも日本取引所グループです。日本の金融業界において、なくてはならない存在の企業であるといえます。
具体的には、株券等有価証券の売買、デリバティブ商品の取引を行うための市場施設の提供、相場の公表、売買等の公正性の確保に係る業務、有価証券債務引受業等を行う体制を整えています。グループ一丸となり、有価証券等の上場、売買、清算・決済から情報配信に至るまで総合的なサービス提供を行うことで、市場利用者の方々にとって、より安全で利便性の高い取引の場を提供できるよう努めています。
引用:日本取引所「事業紹介」
経営理念
日本取引所の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
私たちは、公共性及び信頼性の確保、利便性、効率性及び透明性の高い市場基盤の構築並びに創造的かつ魅力的なサービスの提供により、市場の持続的な発展を図り、豊かな社会の実現に貢献します。
引用:日本取引所「企業理念」
私たちは、これらを通じて、投資者を始めとする市場利用者の支持及び信頼の増大が図られ、その結果として、利益がもたらされるものと考えます。
平均年収
日本取引所の平均年収推移は下記のとおりです。
2023年3月期 | 約1056万円 |
2022年3月期 | 約1034万円 |
2021年3月期 | 約1028万円 |
2020年3月期 | 約1017万円 |
2019年3月期 | 約1023万円 |
2018年3月期 | 約1014万円 |
2017年3月期 | 約1012万円 |
2016年3月期 | 約1010万円 |
日本取引所は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【日本取引所の採用大学】全国から採用可能性あり
採用大学
日本取引所の2021年度の採用人数は25人です。
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
青山学院大学、麻布大学、大阪市立大学、大阪大学、大阪大学大学院、大阪府立大学、お茶の水女子大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、九州大学大学院、京都大学、京都大学大学院、慶應義塾大学、慶應義塾大学大学院、神戸大学、国際教養大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、聖心女子大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、電気通信大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京工業大学大学院、東京大学、東京大学大学院、東京農工大学、東京農工大学大学院、東京理科大学、東京理科大学大学院、東北大学、同志社大学、長野大学、名古屋大学、一橋大学、広島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、明治大学大学院、横浜国立大学、横浜市立大学、横浜市立大学大学院、立教大学、立命館大学、早稲田大学、早稲田大学大学院
引用:リクナビ「日本取引所の新卒採用・会社概要」
引用:リクナビ「日本取引所の新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、日本取引所の学歴フィルターの有無について記載します。
日本取引所は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
日本取引所の採用倍率は77倍だと考えられます。
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、日本取引所の採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見ると日本取引所への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口から日本取引所の就職難易度について記載していきます。
【日本取引所の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
日本取引所の就職難易度は61.8で、有名企業427社の中45位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
44位:サントリーグループ(61.8)
45位:日本取引所(61.8)
46位:塩野義製薬(61.8)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
日本取引所の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【日本取引所の採用大学】選考フロー
日本取引所の選考フローは下記記載の通りです。
1. エントリー
2. 会社説明会
3. エントリーシート提出
4. 適性検査
5. 面接(個別/グループ)1回実施予定
6 グループディスカッション.
7. 面接(個別/グループ)1回実施予定
8. 面接(個別/グループ)1回実施予定
9. 内々定
引用:「日本取引所新卒採用サイト」
では、日本取引所に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、日本取引所の内定獲得のための対策方法について解説します。
【日本取引所の採用大学】内定獲得のための対策方法
日本取引所の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
日本取引所の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
日本取引所の2024年度における筆記試験・適性検査はTG-webです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
日本取引所の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、日本取引所を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
日本取引所の志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「日本取引所で実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために日本取引所のリソースを使いたい。だから日本取引所を志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「日本取引所で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「日本取引所に入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなく日本取引所である理由を伝える
「他社ではなく日本取引所の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、日本取引所が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
日本取引所のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「日本取引所が求める人材像」を調べましょう。
日本取引所が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
日本取引所の求める人材像は下記だと考えられます。
取引所業務に限定されない幅広い知識や新しい技術を能動的に吸収し成長するマインド、挑戦するマインド、そういった取組を行おうとする社員をサポートするマインドが求められることから、評価のプロセスにもそうした要素を取り入れることで新たな分野・領域を切り拓く人材の育成を推進してまいります。
引用:日本取引所「全ての社員の活躍に向けて」
日本取引所では、知識を貪欲に吸収し続けられる人や挑戦の姿勢を忘れない人、そういった志を持つ仲間をサポートできる人が求められていると考えられます。
また、日本取引所が掲げる企業理念に共感できる人材も日本取引所が求める人物像だと考えられます。
私たちは、公共性及び信頼性の確保、利便性、効率性及び透明性の高い市場基盤の構築並びに創造的かつ魅力的なサービスの提供により、市場の持続的な発展を図り、豊かな社会の実現に貢献します。
引用:日本取引所「企業理念」
私たちは、これらを通じて、投資者を始めとする市場利用者の支持及び信頼の増大が図られ、その結果として、利益がもたらされるものと考えます。
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで日本取引所の内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、日本取引所に入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、日本取引所入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. 日本取引所への内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に日本取引所攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
日本取引所の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを日本取引所に集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を日本取引所含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点で日本取引所の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【日本取引所の採用大学】終わりに
本記事では、日本取引所の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
日本取引所の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。