今回は、日立ソリューションズの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。

日立ソリューションズは、人気のメーカー系SIerであるため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

【日立ソリューションズの採用大学】会社概要

基本情報

まず、日立ソリューションズの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

参考：日立ソリューションズ「企業ホームページ」

日立ソリューションズは、日立グループのシステムインテグレーターです。事業分野はデジタルソリューションとシステムソリューションに分かれており、事業領域は自動車、情報・通信、産業・民生、公共・インフラと多岐にわたります。また要件定義から設計・実装、評価、納品と一連の流れに関わることができる点も魅力です。また世界18カ国に3500名を超えるMicrosoftアプリケーション専門家を有しており、グローバルに展開している企業といえます。

経営理念

日立ソリューションズの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。

時代の先を見つめ、変化を先駆ける。
確かな技術と先進のソリューションで、地球社会の未来をみんなと切り拓いていく。

引用：日立ソリューションズ「企業理念」

平均年収

日立ソリューションズの平均年収推移は下記のとおりです。

年齢	平均年収
25~29歳	508万円
30~34歳	582万円
35~39歳	630万円
40~44歳	704万円
45~49歳	647万円
50~54歳	632万円

日立ソリューションズは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。

では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。

【日立ソリューションズの採用大学】採用人数1位は東京理科大学

採用大学

日立ソリューションズの採用人数1位は東京理科大学です。

1位	東京理科大	7人
2位	立命館大	6人
3位	慶應義塾大	5人
3位	法政大	5人
3位	中央大	5人
3位	同志社大	5人
7位	青山学院大	4人
7位	東京都市大	4人
9位	上智大	3人
9位	名古屋大ほか	3人

過去の採用大学一覧は不明ですが、上位10校を合計しても全体の48％ほどであるため、全国から幅広く採用していることが分かります。

採用人数

23年卒の合計採用人数は157名です。

引用：リクナビ「日立ソリューションズの新卒採用・会社概要」

学歴フィルター

続いて、日立ソリューションズの学歴フィルターの有無について記載します。

日立ソリューションズは過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。

採用倍率

日立ソリューションズの採用倍率は103倍だと考えられます。

参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、日立ソリューションズの採用倍率は高いと考えられます。

採用倍率だけで見ると日立ソリューションズへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか？

次に、別の切り口から日立ソリューションズの就職難易度について記載していきます。

【日立ソリューションズの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

就職難易度

日立ソリューションズの就職難易度は58.3で、有名企業427社の中199位でした。

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」

日立ソリューションズの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。

【日立ソリューションズの採用大学】選考フロー

日立ソリューションズの選考フローは下記記載の通りです。

引用：「日立ソリューションズ新卒採用サイト」

では、日立ソリューションズに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？

次に、日立ソリューションズの内定獲得のための対策方法について解説します。

【日立ソリューションズの採用大学】内定獲得のための対策方法

日立ソリューションズの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記４つと考えられます。

下記にそれぞれの対策方法を記載します。

1. エントリーシートの対策

日立ソリューションズの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

2. 筆記試験・適性検査の対策

日立ソリューションズの24年度における筆記試験・適性検査はSPIです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

3. 面接の対策（志望動機・学生時代頑張ったこと）

日立ソリューションズの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。

面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、日立ソリューションズを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

日立ソリューションズの志望動機を考える時のポイントは下記３つです。

Ⅰ.「日立ソリューションズで実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために日立ソリューションズのリソースを使いたい。だから日立ソリューションズを志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

Ⅱ.過去の経験・想いを入れる

「日立ソリューションズで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「日立ソリューションズに入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

Ⅲ.他社ではなく日立ソリューションズである理由を伝える

「他社ではなく日立ソリューションズの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、日立ソリューションズが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

日立ソリューションズのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

Ⅰ.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは「日立ソリューションズが求める人材像」を調べましょう。

日立ソリューションズが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

日立ソリューションズの求める人材像は下記だと考えられます。

引用：日立ソリューションズ「求める人財像」

未来に向けて新しい価値を創造する
エンジニア職
「モノづくりを通して社会に貢献したい」という夢や情熱をお持ちの方
これまで学んで来たこと、これから学ぶことを活かして、まだ世の中に無いモノを生み出したいと思っている方
大勢の中の一人では無く、キーパーソンとして活躍し、輝きたいと思っている方
周囲のメンバーと協力しながら、難しい課題を粘り強く最後までやり遂げられる方

お客さまに新たな価値を提案する
営業職他
営業という仕事を通して、人や世の中に貢献したいと思っている方
様々な人と出会い、人脈を広げ、人間としても成長したいと思っている方
チームで協力して仕事を進め、難しい課題を粘り強く最後までやり遂げられる方
営業：市場を創造するプロデューサー
経理・財務：経営の新たな戦略を数字の面から考える
総務：柔軟な組織を築く、職場環境を整え､社員の幸福を実現するなど

引用：日立ソリューションズ「求める人財像」

日立ソリューションでは求める人財像として、エンジニア職と営業職他でそれぞれ条件が示されています。エンジニア職では、新たな価値を生み出すためにメンバーと協働できる人が、営業職他では世の中に貢献したい思いがあり、社会人としても成長意欲がある人が求められています。

また、日立ソリューションズが掲げる大切にする価値に共感できる人材も日立ソリューションズが求める人物像だと考えられます。

オープンに力を合わせる

オープンな姿勢で多様な個性や強みをかけ合わせ、まだ世の中にない価値を生み出します。

未来へ踏みだす

いち早く一歩を踏みだします。共感を広げながら、みんなでかたちにしていきます。

挑戦を支える

挑戦する仲間を信頼し、支えます。成果だけでなく勇気や情熱をたたえ、変革を後押しします。

ワクワクを広げる

どんな課題も自分事と捉え、率先して新しい発想や手段を取り入れて、ワクワクを広げます。

誠実に行動する

「本当に大切なことは何か」を常に考え、自ら問題意識を持って変化に挑みます。

企業理念を実現するために、大切にしていく価値観、行動指針です。

引用：日立ソリューションズ「大切にする価値」

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで日立ソリューションズの内定獲得可能性を上げられると考えられます。

Ⅱ.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、日立ソリューションズに入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、日立ソリューションズ入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

4. 日立ソリューションズへの内定確率を高めるツールの活用

就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に日立ソリューションズ攻略に適したサービスは下記3つです。

①スカウトアプリ

まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

日立ソリューションズの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを日立ソリューションズに集中させることが望ましいです。

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用　※変動あり

dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用　※変動あり

キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用　※変動あり

②選考情報掲示板アプリ

続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

『ONE CAREER』のご利用はこちら

③JOBTV

最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。

記事執筆時点で日立ソリューションズの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。

既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

『JOBTV』のご利用はこちら

【日立ソリューションズの採用大学】終わりに

本記事では、日立ソリューションズの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

日立ソリューションズの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。