【日揮ホールディングスはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、日揮ホールディングスの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「日揮ホールディングス やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、日揮ホールディングスの業績や市場環境、労働環境面から「日揮ホールディングス やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【日揮ホールディングスはやばい?】会社概要
まず、日揮ホールディングスの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 313名(2023年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
日揮ホールディングスでは大きく分けると下記の3つの事業に分類されます。
事業領域や分野が多岐にわたっているため、分類わけや内容についてしっかりと目を通しておきましょう。
人気企業であるからこそ、知っているかどうか(理解度)で他就活生と差をつけることが出来ます。
・総合エンジニアリング事業:エネルギートランジション対応とビジネス領域の拡大
→エネルギートランジション、ヘルスケア・ライフサイエンス、産業・都市インフラ、資源循環など
・機能材製造事業:高度なモノづくり技術で世界のニーズに応える
→触媒分野、ファインケミカル分野、ファインセラミックス分野
・エネルギー・環境コンサルティング:持続可能な社会の実現をサポート
引用:日揮ホールディングス「事業紹介」また、日揮ホールディングスでは、設計・調達・建設を一貫して遂行する「EPC事業」をモデルにビジネスを行っています。
このビジネスモデルは非常に特徴的かつ、日揮ホールディングスの基盤となっているので必ず押さえておきましょう。
参考:シューカツFAQ「【日揮ホールディングスの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:日揮ホールディングス「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると、日揮ホールディングスは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め7,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「日揮ホールディングス やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【日揮ホールディングスはやばい?】業績
日揮ホールディングスの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:日揮ホールディングス 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
日揮ホールディングスは、2023年3月期において売上高約6,068億円/当期純利益約306億円となっています。
日揮ホールディングスは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、日揮ホールディングスの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約55.7%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても日揮ホールディングスの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで日揮ホールディングスは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、日揮ホールディングスの将来性について記載します。
【日揮ホールディングスはやばい?】将来性
日揮ホールディングスの業績に影響を及ぼすと考えられるプラント設計・工事市場は、下記の通り推移すると考えられます。
プラント設計・工事の業界概要について
参考:Nikkei Compass「プラント設計・工事」
22年度の受注額、国内外合わせて26%増の24兆1161億円
石油精製、液化天然ガス(LNG)、製鉄などの各種プラントの設計、建設、据付、操業保全などを行う業界。日揮ホールディングス(HD)、千代田化工建設、東洋エンジニアリングが専業大手。重電系では日立製作所、東芝プラントシステムが双璧。製鉄系では日鉄エンジニアリング(旧新日鉄住金エンジニアリング)、JFEエンジニアリングがある。
海外比率が8割超と圧倒的に高いのが専業大手。石油精製プラントやLNGプラントなど資源・エネルギーにまつわる案件を多く手掛けており、市場も中東、アフリカ、東南アジアなど幅広い。LNGプラントの設計・建設で日本勢は世界シェア約7割を占めている。(2024/03/19調査)
プラント設計・工事市場は堅調に推移しており、日揮ホールディングスの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【日揮ホールディングスはやばい?】年代別年収
日揮ホールディングスの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:日揮ホールディングス 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は590万円で、 30~34歳になると654万円と平均年収が64万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると718万円で、40~45歳になると781万円、40~45歳になると864万円となります。 そして、50~54歳になると872万円、55~59歳になると869万円となります。
参考:年収チェッカー「日揮ホールディングス」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても日揮ホールディングスの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【日揮ホールディングスはやばい?】福利厚生
日揮ホールディングスの福利厚生は下記のとおりです。
独身寮、クラブ活動、運動部、文化部、ファミリーケア制度(育児休職・短縮勤務、子の看護休暇、子育て支援勤務(月2日以内で休業可能な勤務体制)、介護休職・短縮勤務)、海外駐在者の一時帰国休暇制度、Welcome Back制度、自社持株制度、財形貯蓄制度
参考:日揮ホールディングス「福利厚生制度」
日揮ホールディングスは、子育て支援勤務など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、独身寮は条件はあるものの、横浜市内に住むことができ、家賃は6,100~14,100円とのことです。
【日揮ホールディングスはやばい?】激務
日揮ホールディングスの平均残業時間は約38.4時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、日揮ホールディングスの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても日揮ホールディングスの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【日揮ホールディングスはやばい?】採用大学
日揮ホールディングスの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【日揮ホールディングスはやばい?】広報
日揮ホールディングスの広報媒体はこちらです。
日揮ホールディングスの企業活動や技術紹介に関する動画がアップロードされており、企業理解を深めるのに役立ちます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【日揮ホールディングスはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、日揮ホールディングスの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、日揮ホールディングスで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【日揮ホールディングスはやばい?】①:ワークライフバランス
日揮ホールディングスのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
プライベートとのワークライフバランスは現場駐在以外では調整しやすい。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
駐在中は土日祝日の勤務の可能性もある。
ただ最近は残業時間を厳しく管理しているため、 45時間以下になるようになってきた。
日揮ホールディングスは、現場駐在以外の際にはワークライフバランスが取りやすいようです。残業に関しても厳しく管理されているため、45時間を上回ることは少ないとのことでした。
【日揮ホールディングスはやばい?】②:働きがい・成長
日揮ホールディングスの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい :
参考:openwork 「働きがい・成長」
大きなプラント開発に長期間に渡ってかかわることができるのは、非常に良かった。 砂地が少しずつプラントに変わっていく様からは、 自分の人生の中でも指折りの感動を得ることができた。
成長・キャリア開発:
語学力やPMスキルが大きく向上する。これら汎用的なスキルは今後、 転職する際にも非常に活かすことができる。
日揮ホールディングスでは実際に大きなプラント開発に長期間携わることができるため、大きなやりがいを得られたとのことでした。また語学力やPMスキルも向上し、自身の成長にも繋がるようです。
【日揮ホールディングスはやばい?】③:退職検討理由
日揮ホールディングスの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
やはり待遇面で到底納得できる額ではなかった。 生え抜きが多いので社内の人はあまり気付いていないが、海外駐在していないと同業他社や日本の上場企業の同年代と比較すると150万~200万円ほど低い。 特に30を越えて役職がついてくると1000万円を超える会社もある中、 この会社では到底到達できない。部長レベルでさえそんなに貰っていないのではないか。 海外勤務となると家族との生活が崩れて、 待遇は良くなるものの本当にそれに見合うだけの対価を得られているかは疑問。
参考:openwork 「退職検討理由」
日揮ホールディングスでは、待遇面で納得できず、退職を検討する人もいるようです。海外勤務になった場合は待遇が良くなるものの、それに見合う対価だと感じられない社員もいるようでした。
【終わりに】日揮ホールディングスの内定獲得方法について
本記事では、日揮ホールディングスがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、日揮ホールディングスは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
日揮ホールディングスの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。