【アドバンテストはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

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【アドバンテストはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

今回は、アドバンテストの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。

ネット上では「アドバンテスト やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?

本記事では、アドバンテストの業績や市場環境、労働環境面から「アドバンテスト やばい」の真偽を総合的に判断していきます。

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【アドバンテストはやばい?】会社概要

まず、アドバンテストの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

会社名株式会社アドバンテスト
代表取締役社長吉田 芳明
設立1954年(昭和29年) 12月
本社〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6番2号 新丸の内センタービルディング
従業員数
連結社員数 6,544名(2023年3月末時点)
単独社員数 1,988名(2023年3月末時点)

事業内容は下記のとおりです。

アドバンテストは計測技術のリーディングカンパニーです。

なかでも「半導体テストシステム」のシェアは世界トップクラスであり、海外売上比率はおよそ9割となっています。
※半導体はスマートフォンや自動車、テレビやゲーム機などの身近な製品はもちろん、様々な製品に使われる現代には欠かせない材料となっています。

アドバンテストの事業内容は大きく分けて3つあります。

・半導体・部品テストシステム事業部門:
パソコン、自動車など身の回りのあらゆる機器に搭載される多種多様な半導体の動作をテストし、良否判定を行うテスト・システムを開発・製造・販売

・メカトロニクス関連事業部門:
テスト・システムの周辺機器であるデバイス・インタフェースとテスト・ハンドラ、半導体前工程で用いられるナノテクノロジー製品を提供

・サービス他部門:
フィールド・サービス、システムレベルテスト、ヘルスケアをはじめとする非半導体分野での計測ソリューションなど高付加価値なサービスの拡大を目指す。

上記のようにアドバンテストは「半導体」が正確に動作するかをテストし、暮らしやビジネスに安全・安心を提供しています。

参考:シューカツFAQ「【アドバンテストの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説

参考:アドバンテスト「会社概要

ここまでの情報を踏まえると。アドバンテストは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め8,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。

続いて、業績の観点から「アドバンテスト やばい」の真偽を掘り下げていきます。

【アドバンテストはやばい?】業績

アドバンテストの過去7年間の業績は、下記の通りになります。

参考:アドバンテスト 会社HP「有価証券報告書
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)

アドバンテストは、2023年3月期において売上高約5601億円/当期純利益約1304億円となっています。

アドバンテストは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。

また、アドバンテストの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。

(参考:売上高/当期純利益とは)

売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している

当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している

参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説

続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約61.4%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。

(参考:自己資本比率とは)

自己資本比率=純資産/総資産で算出

自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい

参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?

下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもアドバンテストの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。

業種自己資本比率
建設業39.5%
製造業45.6%
情報通信業58.6%
運輸業、郵便業36.3%
卸売業38.3%
小売業36.7%
不動産業、物品貸借業32.7%
宿泊業・飲食サービス業14.4%
サービス業(ほかに分類されないもの)44.9%
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?

ここまででアドバンテストは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。

次に、アドバンテストの将来性について記載します。

【アドバンテストはやばい?】将来性

アドバンテストの業績に影響を及ぼすと考えられる計測・分析機器市場は、下記の通り推移すると考えられます。

計測・分析機器の業界概要について

生化学分野の国際競争力強化が課題

日本分析機器工業会がホームページに掲載している住化分析センターのレポート(2020年)によると、日本の分析機器の市場規模は2162億円に達している。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の技術戦略研究センターが18年に公表したレポート「計測分析機器分野の技術戦略策定に向けて」によると、13年の世界の計測分析機器市場は約4兆円で、01年から年平均約5%で成長している。計測分析機器市場シェアのトップは米国で、2位を日本とドイツが争っており、日本のシェアは10%程度。日本は電子顕微鏡やX線分析装置で強い競争力を持つ一方、最も市場規模が大きく成長が予想されるライフサイエンス機器では国際競争力が弱い。研究開発面でも大規模な研究投資や政策的支援の不足、開発を担う大学や企業への支援も足りないなど、課題があるとされる。
安倍元政権の新成長戦略(基本方針)のなかでは、政策的・社会的意義が高い先端的研究開発が支援対象となり、理工系や生物・医学系の幅広い研究領域が予算化された。計測・分析機器はそうしたイノベーションを生み出す基盤を担っているため、これら機器の技術革新についても高い関心を集めている。(2023/08/19調査)

参考:Nikkei Compass「計測・分析機器

計測・分析機器市場は技術革新の可能性でも注目を浴びており、アドバンテストの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。

【アドバンテストはやばい?】年代別年収

アドバンテストの平均年収推移は下記のとおりです。

参考:アドバンテスト 会社HP「有価証券報告書

また、年代別の平均年収は下記のとおりです。

25~29歳の平均年収は679万円で、 30~34歳になると782万円と平均年収が103万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると892万円で、40~45歳になると952万円40~45歳になると1019万円となります。 そして、50~54歳になると1100万円55~59歳になると1099万円となります。

参考:年収チェッカー「アドバンテスト

また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。

参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果
(※千円以下は切り捨てで記載)

日本全体の平均年収と比較してもアドバンテストの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。

【アドバンテストはやばい?】福利厚生

アドバンテストの福利厚生は下記のとおりです。

社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))
福利厚生:健康保険組合、企業年金基金、確定拠出年金、従業員持株制度、財形貯蓄制度、
再雇用制度、育児休職制度、家賃補助制度、借上社宅制度、借上寮制度など

参考:リクナビ2024「アドバンテスト 採用HP

アドバンテストは、企業年金基金、確定拠出年金、従業員持株制度、財形貯蓄制度などの充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。

また、年間休日 122日(含:特別休日2日 2022年)でGW休暇、夏季休暇、年末年始休暇、産前・産後休暇、育児休暇、リフレッシュ休暇が制度としてあります。

【アドバンテストはやばい?】激務

アドバンテストの平均残業時間は約16時間/月です。

また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、アドバンテストの残業時間はかなり少なく激務ではないと言えるでしょう。

83.5h コンサルティング・シンクタンク
78.6h 広告代理店・PR・SR・デザイン
70.8h 建築・土木・設計設計
66.1h 放送・出版・新聞・映像・音響
64.8h 不動産関連・住宅
63.4h インターネット
62.0h フードサービス・飲食
58.4h 情報サービス・リサーチ
57.5h 証券会社・ファンド
56.6h 住宅設備・建材
53.7h ゲーム関連・玩具
53.1h 印刷・紙パルプ・書籍
52.7h SIer・ソフト開発・運用
50.7h 人材・コールセンター
49.1h 教育・研修サービス
49.1h 雑貨文具・スポーツ
49.0h 食品・飲料
48.8h 旅行・ホテル
48.7h 総合商社
48.6h 監査・税理士法人
47.7h 鉄鋼・非鉄金属
47.5h 電気・プラント関連
47.2h IT・通信機器
46.3h 医療品・医療機器
46.2h 通信・ISP
45.7h 生命・損害保険
45.5h 機械関連

同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。

参考:MONOist 「キャリアニュース

さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。

出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所

他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもアドバンテストの残業時間は大きく下回っており、激務ではないと言えるでしょう。

【アドバンテストはやばい?】採用大学

アドバンテストの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。

是非お読みください。

【アドバンテストはやばい?】広報

アドバンテストの広報媒体はこちらです。

アドバンテストのYouTubeをご紹介します。動画の本数は少ないのですが、群馬工場の中を見ることができるほか、群馬工場の社員のインタビューが見れますので、参考になるのではないでしょうか。就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。

【アドバンテストはやばい?】口コミ・評判について

ここまで、アドバンテストの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。

最後に、アドバンテストで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。

【アドバンテストはやばい?】①:ワークライフバランス

アドバンテストのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。

ワークライフバランスは取りやすいです。有給休暇消化もしやすく、いちいち理由を言わずとも取得可能です。
テレワークも進んでいます。コロナ前からテレワークは利用可能でした。
コアタイムも11時から14時までのため調整がしやすいです。

参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス

アドバンテストは、コアタイムを導入しているようです。そのため勤務時間は自由という書き込みが他に見られました。また、上司の手前、帰りづらいといった雰囲気もないようです。

アドバンテストはやばい?】②:働きがい・成長

アドバンテストの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。

働きがい:
やりたい仕事に手を挙げたら任せてくれます。適宜フォローもしてくれます。

成長・キャリア開発:
自分でやりたい仕事を考えて自発的に動かなかった結果、文句不平不満を言うような社員がいます。どの会社にも言えることですが、キャリア開発は自分で考えるものであり、会社におんぶに抱っこしてもらうものではないと思います。
そう言った社員がいる分、やりたいことを考えて主張すると任せてもらえます。

参考:openwork 「働きがい・成長

アドバンテストは、若いうちから積極的に自分で動くと、チャンスをつかみやすそうです。周囲のライバルに差をつけて出世したい方は、合っている会社かもしれません。

【アドバンテストはやばい?】③:退職検討理由

アドバンテストの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。

身につけた知識や経験がアドバンテスト以外では通用しないような気がします。社員はエンジニアが大多数でして、周りの50代同僚も私と同じ作業をしていました。自分が50代になっても新卒の後輩と同じ作業したくないと思いました。

参考:openwork 「退職検討理由

アドバンテストの業務は、属社的なものなのかもしれません。ベテランになっても若手や新人と同じことをしている状況は、エンジニア職だったとしても、どうなんだろうと考えさせられました。

【終わりに】アドバンテストの内定獲得方法について

本記事では、アドバンテストがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。

総合的に判断すると、アドバンテストは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。

アドバンテストの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。