【難関企業で出題!?】ケース面接の概要と例題について解説
みなさんケース面接はご存じですか?
コンサルや総合商社、ベンチャー企業などの業界を受けていると出題されることがあります。
ケース面接は通常の面接と比べて一癖あるため、必ず対策を行なって挑みましょう。
本記事ではケース面接の概要について解説を行います。
ケース面接とは
ケース面接とは、「あるお題に対して一定時間考えた上で解答をする」といった面接です。
具体的なお題例としては以下のようなものが考えられます。
- あるカフェの売り上げ向上施策を考えてください
- キャッシュレス決済を普及させるための案を考えてください
- 義務教育でプログラミングの授業を必修化する必要があるか
面接全体の時間は30〜40分程度設けられることが多いです。
これらのお題に対して、5〜15分の思考時間の後、5分程度で発表をします。
その後は発表に対しての質問やディスカッションの時間が設けられます。
企業がケース面接を課す理由
企業側はケース面接を通じて以下の3点を見ています。
- 論理的思考力
- 思考の言語化能力
- 思考のアップデート能力
それぞれ解説していきます。
論理的思考力
最も見られている能力は論理的思考力です。
ケース面接が課される企業は、仕事において高い論理的思考力が要求されます。
そのため面接の段階で、一定以上の論理的思考力があるか、ということを判断しているのです。
思考の言語化能力
自身の考えを言語化して伝える能力です。
発表の際には面接官に対して、自身の考えを簡潔に伝える必要があります。
自分だけが理解していても、他者に伝わらなければ意味がありませんね。
思考のアップデート能力
他者の考えを取り入れて、自身の意見をアップデートする力です。
ディスカッションの時間では、面接官との対話からより良い視点の考え方が生まれる場合があります。
そのような意見に反発するのではなく、取り入れることが大切です。
そのような柔軟な姿勢でより良い提案をすることができる能力も見られています。
ケース面接の種類について
ケース面接には頻出のものとして、3つの種類があります。
それぞれについて簡単に解説をします。
ビジネスケース問題
ある企業/業界に関してのお題が出題されます。
その中でも特に、売上/利益の向上施策を考えるお題が多いです。
ビジネスケース形式が最も多く出題され、体感的には7割程度の確率で出題されます。
解く際のコツとしては、様々な業界のビジネスモデルに対して興味を持っておくことが挙げられます。
ビジネスモデルを構造化し、各要素について考えることで解きやすくなるでしょう。
例えば以下のようなお題が出題されます。
- あるカフェの売り上げ向上施策を考えてください
- VR業界の売り上げ向上施策を考えてください
- コロナ禍における旅行会社の利益向上施策を考えてください
- 近年エナジードリンクの売り上げが急激に伸びている。その理由として考えられることは?
パブリックケース問題
公共問題に関してのお題が出題されます。
抽象的かつ規模の大きい問題が多いため、具体的かつ細分化して考えることが重要になります。
また、この形式の問題は時事問題に絡めてくることも多いため、ニュースに目を通しておくことも対策の一つとなり得ます。
例えば以下のようなお題が出題されます。
- キャッシュレス決済を普及させるためには?
- 幼稚園/保育園における待機児童を減らすためには?
- 歩きスマホによる事故を減らすためには?
- 都心における満員電車を解消するためには?
二者択一問題
あるお題に対して、賛成反対とその根拠を述べる形式です。
シンプルなお題が多いため、自身で前提を立てることが必須です。
その後は両者のメリットデメリットを考えることで、賛成反対の根拠とします。
例えば以下のようなお題が出題されます。
- 義務教育でプログラミングの授業を必修化する必要があるか?
- カジノを日本に作ることに賛成か反対か
- 日本は海外からの移民を受け入れるべきか?
終わりに
ケース面接は「あるお題に対して一定時間考えた上で解答をする」という面接です。
ケース面接はペーパーテストと同じく、練習を重ねることで力がつきます。
そのため様々な問題を解き、多角的な視点を持てるようにしましょう。
具体的な解答方法に関しては今後の記事で解説します。
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