【日本航空はやばい?】年代別年収・採用大学・倒産・潰れる?・業績など
今回は、日本航空の年代別年収・採用大学・倒産・潰れる?・業績等の評判について解説します。
ネット上では「日本航空 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、日本航空の業績や市場環境、労働環境面から「日本航空 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【日本航空はやばい?】会社概要
まず、日本航空の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
日本航空(JAL)株式会社
赤坂 祐二
1951年8月1日
東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
連結社員数 12,726名(2022年3月末時点)
単独社員数 35,423名(2022年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
日本で最も歴史が長い航空会社であり、その事業内容は多岐に渡ります。
旅客・貨物の航空運送事業を中心に、空港での旅客誘導や搭乗手続きといったサービス、航空機の整備、貨物の管理、機内食調整、さらにはツアーの企画や販売など様々な周辺事業を取り扱っています。
参考:シューカツFAQ「【日本航空の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:日本航空「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。日本航空は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め30,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「日本航空 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【日本航空はやばい?】業績
日本航空の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:日本航空 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
日本航空は、2022年3月期において売上高約6,827億円/当期純利益約△1,775億円となっています。
日本航空は、近年赤字計上をしていますがあくまで投資活動の一環であり、一方の売上高に関しては順調に推移しており、業績面で不安な点はあまり無いと考えられます。
また、日本航空の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年3月期末時点で約35.7%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても日本航空の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで日本航空は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、日本航空の将来性について記載します。
【日本航空はやばい?】将来性
日本航空の業績に影響を及ぼすと考えられる航空市場は、下記の通り推移すると考えられます。
航空業界の動向と現状(2021-2022年)
2021年の旅客数は前年から増加 年の後半から国内線が回復傾向へ
国土交通省の航空輸送統計調査(2022年6月公表)によると、2021年度の国内線の旅客数は、前年比47.1%増の4,969万人、国際線は117.3%増の176万人でした。国内線の内訳を見ますと、幹線(新千歳、羽田、成田、大阪、関西、福岡、那覇の各空港を相互に結ぶ路線)が47.0%増の2,206万人、ローカル線が47.3%の2,764万人と、幹線、ローカル線ともに前年から約5割の回復を見せました。一方、国際線は低水準での推移です。
2021-2022年の航空業界は、旅客数、業績ともに前年から回復しました。大手航空会社は6社とも最終赤字となりましたが、前年と比較して赤字幅は大幅に縮小しています。また、年の後半は経済再開の動きに伴い、国内線の旅客数が回復傾向にあります。
2022年は1-2月にかけて減少となったものの、GWや夏場の経済再開を機に再び回復基調にあります。国際線も同年10月の水際対策の緩和以降、増加傾向です。また、2023年5月には新型コロナが「5類感染症」に移行したことで、さらなる訪日需要が期待されています。
参考:業界動向サーチ「航空業界」
航空市場は堅調に推移しており、日本航空の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【日本航空はやばい?】年代別年収
日本航空の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:日本航空 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は578万円で、 30~34歳になると638万円と平均年収が60万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると684万円で、40~45歳になると702万円、40~45歳になると719万円となります。 そして、50~54歳になると714万円、55~59歳になると710万円となります。
参考:年収チェッカー「日本航空」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても日本航空の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【日本航空はやばい?】福利厚生
日本航空の福利厚生は下記のとおりです。
有給休暇、フレックスタイム制度、テレワーク(在宅勤務)制度、フリーアドレス制度、ワーケーション制度、ブリージャー制度
参考:日本航空「福利厚生」
育児のための短時間勤務、産前休職制度、出産特別休暇、出生休暇、育児休職制度、育児休暇、妊娠中の常務制度、産前地上勤務制度、短日数勤務制度、1日単位の深夜業免除措置希望日申請制度、深夜業免除措置、所定労働時間を超えて就業させない制度、所定外労働を制限する制度、お子さまの看護のための休暇制度、配偶者転勤同行休職制度、不妊治療休職制度、介護休暇、介護休職制度、ライフイベントと仕事の両立促進
日本航空は、短時間勤務や休職制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
育児・介護のための制度が非常に充実しており、男女問わずライフイベントに合わせて休暇が取りやすい環境が整っています。
【日本航空はやばい?】激務
日本航空の平均残業時間は約20時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、日本航空の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても日本航空の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【日本航空はやばい?】採用大学
日本航空の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【日本航空はやばい?】広報
日本航空の広報媒体はこちらです。
日本航空の取り組みはもちろん、業務内容を説明した動画などもあり、会社自体だけでなく業務についての理解も深めることができます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【日本航空はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、日本航空の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、日本航空で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【日本航空はやばい?】①:ワークライフバランス
日本航空のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
機内や空港などで働く仲間は、シフト勤務ですのでプライベートの友人と時間を合わせるのが難しいようであ ります。 しかしながら、航空会社と言うことで、 福利厚生がよく同僚と無料の航空券を使って旅行に出かけた り、日本各地世界各地に旅行ができるためプライベートの充実を図りたい方にはうってつけの会社だと思われ ます。シフト勤務の場合には、繁忙期と言われる正月や夏休みなど、 人々がお休みになる時に、仕事が忙しく なり、お休みが取りづらい傾向にあるため、 あきらめないといけない点もあります。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
日本航空は無料で航空券をもらえることもあり、旅行好きな人にとってはプライベートの充実を図りやすいようです。しかし、年末年始や夏休みなどの繁忙期には休みが取りづらいこともあるようです。
【日本航空はやばい?】②:働きがい・成長
日本航空の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい : 何にやりがいを感じるかにはよると思います。 人の喜んでいる姿を見たい、人とチームワークを密に取りなが ら働きたいなど、とにかく人との協働や相手からの直接のフィードバックに喜びを感じる人にとってはやりが いのある仕事だと思います。
成長・キャリア開発: 昇進は年数で区切られているので、ある程度の年にならなければ昇進はできない。 専門職で入社しても、適正に合わせて別の部署に1-2年異動するなど、 別の職種を経験することができる可能 性もある。 若いうちから責任感のある仕事をさせるためにここ数年で育成体系が変わりつつあるので、どのようなキャリ アプランを踏みたいかは仕事を始める前に考えておく必要もあると思う。 ガンガン成長してキャリアアップを目指す人にとってはあまり向かないかも知れない。
参考:openwork 「働きがい・成長」
日本航空は、人と協力して働くことや相手から直接フィードバックがもらえることにやりがいを感じられる人に向いているようです。また育成体系が変わりつつあり、着実にキャリアアップできる環境が整えられているといえます。
【日本航空はやばい?】③:退職検討理由
日本航空の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
大きく2点。給与面と人事評価面。 給与面はやはり外部環境に左右されやすい事業モデルのため、近年は致し 方ない。一方で人事評価面は非常にひどい。 いろいろ新しいことをやろうとしていることはわかるが、 昇格タ イミング等では直属上司の評価よりも人事部評価が優先され、 実際に業務上で関与しているメンバーの評価が 生かされていない印象。 また、 女性の活躍を打ち出しているが、 女性比率に注目するあまり実力を伴わない人 材がなぜか評価され昇格している実態を感じる。
参考:openwork 「退職検討理由」
日本航空は給与が外部影響に左右されやすいというデメリットがあります。また、評価に関しても、直属の上司ではなく人事部の評価が優先されるため、ギャップが生じる場合もあるようです。
【終わりに】日本航空の内定獲得方法について
本記事では、日本航空がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、日本航空は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
日本航空の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。