【協和キリンはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、協和キリンの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「協和キリン やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、協和キリンの業績や市場環境、労働環境面から「協和キリン やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【協和キリンはやばい?】会社概要
まず、協和キリンの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
連結社員数 5,982名(2022年12月末時点)
単独社員数 4,002名(2022年12月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
協和キリンは、日本の製薬企業です。主に医療用医薬品の製造を行っています。強みのある疾患領域は、「腎」「がん」「免疫・アレルギー」「中枢神経」です。特に胃領域はリーディングカンパニーとして、慢性腎臓病の合併症治療のためのさまざまな薬を開発しています。病気と向き合う患者さんにLife-changingな価値を提供し続けることを目標に、独自の抗体技術を駆使し、創薬活動を展開しています。
参考:シューカツFAQ「【協和キリンの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:協和キリン「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。協和キリンは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め1万名近くいることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「協和キリン やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【協和キリンはやばい?】業績
協和キリンの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:協和キリン 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
協和キリンは、2022年12月期において売上高約3983億円/当期純利益約535億円となっています。
協和キリンは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、協和キリンの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年12月期末時点で約81.2%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても協和キリンの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで協和キリンは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、協和キリンの将来性について記載します。
【協和キリンはやばい?】将来性
協和キリンの業績に影響を及ぼすと考えられる医療用医薬品市場は、下記の通り推移すると考えられます。
医療用医薬品の業界概要について
製薬8社、創薬へデータ相互開放
参考:Nikkei Compass「医療用医薬品」
基礎研究段階の新規物質が実際の医薬品として承認される確率は約3万分の1とされ、臨床試験(治験)にたどり着いても有効性や安全性が確認・証明されなければ開発が中止される場合もある。このため、各社が重視しているのが「パイプライン(開発候補品)」の整備。パイプラインの不足部分を補い、継続的に新薬を供給するための体制を構築する「ポートフォリオマネジメント」も重要になっており、M&A(合併・買収)や他社から開発候補品の権利を取得するライセンス契約もこれを基準に進めるケースが多い。
医療用医薬品市場は新興国などで引き続き拡大が見込める一方、先進国では高齢化の進展などを受けて医療費を抑制する動きが強まり、成長が鈍化する見通し。国内でも後発医薬品への切り替えや薬価制度の見直しなどの抑制策が進むとみられる。政府は想定以上に販売額が増えた製品などに、薬価を最大50%下げられる「特例拡大再算定」を導入。2021年度からは薬価改定を毎年すると決めるなど、製薬会社に厳しい状況が続いている。23年度予算で薬価は48%の品目で価格が引き下げられた。(2023/07/05調査)
医療用医薬品市場は厳しい局面に立たされてはいますが、協和キリンの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【協和キリンはやばい?】年代別年収
協和キリンの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:協和キリン 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は589万円で、 30~34歳になると679万円と平均年収が90万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると774万円で、40~45歳になると826万円、40~45歳になると884万円となります。 そして、50~54歳になると955万円、55~59歳になると954万円となります。
参考:年収チェッカー「協和キリン」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても協和キリンの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【協和キリンはやばい?】福利厚生
協和キリンの福利厚生は下記のとおりです。
社宅・寮
自宅から通勤できない勤務地に配属・転勤になった場合に貸与。社会保険
健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険。各種財形・融資制度
一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄、財形持家転貸融資など。従業員持株会
自社株を1口1,000円から購入可能。(口数に応じて会社から奨励金の支給があり)キリングループ福祉会
キリングループの従業員(会員)から集められた会費を財源にして運営。
慶弔慰・見舞金給付、遺児育英年金給付、医療助成金給付、ホームヘルパー制度、共済融資など。レクリエーション補助
社内で企画されたレクリエーション活動に対する補助金制度。福利厚生充実プラン
宿泊施設やスポーツクラブなど、様々な福利厚生メニューを会員価格で利用可能。GLTD(団体長期障害所得補償保険)
参考:協和キリン「働く環境 福利厚生」
万が一病気やケガで働けなくなったとき、社内制度終了後のセーフティーネットとして、会社負担の所得補償保険に加入。
協和キリンは、社宅からGLTD(団体長期障害所得補償保険)まで、充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、年次有給休暇とは別に設けられたセルフマネジメント休暇をはじめ、出産、育児、介護に関する支援制度も用意しており、ライフ・ワーク・バランスも確保できる環境が整っているようです。
【協和キリンはやばい?】激務
協和キリンの平均残業時間は約22時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、協和キリンの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても協和キリンの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【協和キリンはやばい?】採用大学
協和キリンの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【協和キリンはやばい?】広報
協和キリンの広報媒体はこちらです。
協和キリンの公式Twitterアカウントをご紹介します。このアカウントではニュースリリースや研究拠点の紹介、ノウハウや関連情報、限定公開動画へのリンクをつぶやいています。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【協和キリンはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、協和キリンの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、協和キリンで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【協和キリンはやばい?】①:ワークライフバランス
協和キリンのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
休みは比較的取りやすいが、業務が完全に人に依存しているため、休んでいる間に業務は停止する。結局、休み明けに大量の仕事を処理することになるため、休まないという選択をする方も多いと感じる。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
また、残業についても部署によって多いところと少ないところがある。残業の必要性がないような人が残業代稼ぎのために遅くまで残っているのは不思議。
協和キリンは、先に紹介した残業時間は少なめでしたが、残業時間が多い部署もあるといった口コミもいくつか散見できました。ただしフレックス制度もあり、夜遅くまで働いている=残業とは言い切れませんので、ワークライフバランスに優れているかどうかは、さまざまな口コミ、OBOG訪問などで話を聞き、判断するようにしたいものです。
【協和キリンはやばい?】②:働きがい・成長
協和キリンの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
まだ世の中にない医薬品を開発することで働きがいを感じる。成長・キャリア開発:
参考:openwork 「働きがい・成長」
研究職としての研究力量。研究所は大学院みたいな雰囲気で、自分がやりたい研究がちゃんと決まってあれば、やらせてくれる。研究員としての成長はできる。
協和キリンは、製薬会社なので、医学の発展や日本の医療を支えている点では働きがいは十分に感じることができそうです。研究職の方は、目的意識や、希望が確立していれば、大きく成長できる環境が用意されているので、飛躍できる可能性が高いと考えて間違いなさそうです。
【協和キリンはやばい?】③:退職検討理由
協和キリンの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
この会社にというよりはMRという仕事に将来性を見出すことができなかったという感じです。製薬会社各社で早期退職募集をしており、会社の中で「辞めてほしい人リスト」に入ってしまった場合は執拗に退職を迫るように何度も面談が組まれ、心をすり減らされる時間が続くみたいです。私も今後この対象に入らないという自信が無かったため、40歳を過ぎる前に退職を検討したという感じです。
参考:openwork 「退職検討理由」
協和キリンに限らず、MR職は淘汰が激しいという話はよく耳にします。派閥があり出世に影響があった、考課判定があいまいと感じた、業務過多であるといった旨の口コミも見られましたので、参考にされていただければと思います。
【終わりに】協和キリンの内定獲得方法について
本記事では、協和キリンがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、協和キリンは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
協和キリンの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。