【協和キリンの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、協和キリンの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
協和キリンは、人気の高い製薬会社の一つであるため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【協和キリンの採用大学】会社概要
基本情報
まず、協和キリンの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考：協和キリン「企業ホームページ」
協和キリンは、日本の製薬企業です。主に医療用医薬品の製造を行っています。強みのある疾患領域は、「腎」「がん」「免疫・アレルギー」「中枢神経」です。特に胃領域はリーディングカンパニーとして、慢性腎臓病の合併症治療のためのさまざまな薬を開発しています。病気と向き合う患者さんにLife-changingな価値を提供し続けることを目標に、独自の抗体技術を駆使し、創薬活動を展開しています。
経営理念
協和キリンの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
協和キリングループは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。
引用：協和キリン「経営理念」
平均年収
協和キリンの平均年収推移は下記のとおりです。
| 2022年3月期 | 約902万円 |
| 2021年3月期 | 約884万円 |
| 2020年3月期 | 約877万円 |
| 2019年3月期 | 約861万円 |
| 2018年3月期 | 約856万円 |
| 2017年3月期 | 約836万円 |
| 2016年3月期 | 約832万円 |
協和キリンは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【協和キリンの採用大学】全国から採用可能性あり
協和キリンの2022年度採用人数は96名でした。
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、関西大学、埼玉大学、中央大学、同志社大学、明治大学、山口県立大学、立教大学、早稲田大学
引用：マイナビ 「協和キリンの新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、協和キリンの学歴フィルターの有無について記載します。
協和キリンは過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
協和キリンの採用倍率は161倍だと考えられます。
（ご参考：算出方法）
109倍（同業の第一三共の採用倍率）×約142名（第一三共の採用人数）÷96人（協和キリンの採用人数）
参考：マイナビ or リクナビ「第一三共の新卒採用」
参考：マイナビ or リクナビ「協和キリンの新卒採用」
参考：俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、協和キリンの採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見ると協和キリンへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか？
次に、別の切り口から協和キリンの就職難易度について記載していきます。
【協和キリンの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
協和キリンの就職難易度は59.3で、有名企業427社の中153位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位：マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン（68.9）
2位：ボストン コンサルティング グループ（66.5）
3位：三菱商事（65.1）
4位：住友商事（64.4）
5位：富士フイルム（64.3）
…
152位：日清オイリオグループ（59.3）
153位：協和キリン（59.3）
154位：明治グループ（59.3）
参考：東洋経済新聞「｢入社が難しい有名企業ランキング｣トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」
協和キリンの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【協和キリンの採用大学】選考フロー
協和キリンの選考フロー(MR職)は下記記載の通りです。
1. マイナビよりエントリー
2. エントリーシート提出
3. 適性検査
4. グループディスカッション
5. 面接（個別）
6. 内々定
引用：「協和キリン新卒採用サイト」
では、協和キリンに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？
次に、協和キリンの内定獲得のための対策方法について解説します。
【協和キリンの採用大学】内定獲得のための対策方法
協和キリンの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記４つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
協和キリンの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
協和キリンの22年度における筆記試験・適性検査はSPIです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策（志望動機・学生時代頑張ったこと）
協和キリンの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、協和キリンを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
協和キリンの志望動機を考える時のポイントは下記３つです。
Ⅰ.「協和キリンで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために協和キリンのリソースを使いたい。だから協和キリンを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「協和キリンで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「協和キリンに入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなく協和キリンである理由を伝える
「他社ではなく協和キリンの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、協和キリンが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
協和キリンのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「協和キリンが求める人材像」を調べましょう。
協和キリンが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
協和キリンの求める人材像は職種によって分かれています。
引用：協和キリン「ページ名」
創薬研究職に求める人材像
長い研究期間に耐えうる信念と突破力を持ち、視野を広く研究に取り組むことが必要です。
信念
突破力
視野の広さ
データサイエンス職に求める人材像
創薬研究における課題を俯瞰できる視野の広さ、課題解決につながるストーリーを創出できる企画力、ストーリーを磨き上げるために周囲を巻き込む力、さらにはデータ活用を力強く推進する切り拓く力が必要です。
切り拓く力
視野の広さ
企画力
周囲を巻き込む力
CMC開発研究職に求める人材像
Integrity（誠実）
- 患者さんの笑顔のため、医療従事者の方がたへの貢献を第一に考え、常に誠実に行動する人
- 後工程の人に喜んでもらえる仕事の進め方を心がける人
Teamwork/Wa（協働）
- 活発なコミュニケーションを大切にし、チームワークこそが物事を成すと信じている人
- 多種多様なキャラクターを認め、融合に導ける人
Innovation（向上）
- 時代の一歩先にある新しい価値を創造するために失敗を恐れず、前向きにチャレンジする人
- グローバル・スペシャリティファーマの一員として、それぞれの立場でプロフェッショナルを目指す人
Genba（現場）
引用：協和キリン「求める人材像」
- 三現主義に基づき、現場に直行し、自分の目で見て確認し、行動する人
- 自身、メンバーの安全をすべてにおいて優先する人
協和キリンで求められるものは職種によって異なりますが、その中でも研究職で共通するものは「挑戦する力」「視野の広さ」「強い信念」だと考えられます。「チャレンジし続け、新たな価値を創造する。」というメッセージが掲げられているように、どんな困難な状況でも挑戦を忘れずに、新しいものを生み出せる能力が必要とされています。またそのためには広い視野で物事を見つめること、強い信念を持ってやりとげる力も求められるでしょう。
また、MR職に求める人材像は以下の通りです。
MR職に求める人材像
Commitment to Life
病気と向き合う全ての人々の笑顔のために、またその笑顔を増やすために活動することに価値を感じる人。患者さんを支える日本の地域医療へ貢献したい人。
Continue to Challenge
イキイキとした組織風土の中で、自分に限界を作らずチャレンジを続け、自己成長を実感したい人。
Teamwork/Wa
チームワークの価値を理解し、『一人では成し遂げられないことも、チームでは成し遂げることができる』という考え方に共感できる人。
Integrity
誠実で倫理的な人。正しいことを正しく行う人。
引用：協和キリン「求める人材像」
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで協和キリンの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、協和キリンに入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、協和キリン入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. 協和キリンへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に協和キリン攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
協和キリンの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを協和キリンに集中させることが望ましいです。
例：スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を協和キリン含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点で協和キリンの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【協和キリンの採用大学】終わりに
本記事では、協和キリンの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
協和キリンの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。
