【森永製菓はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

今回は、森永製菓の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「森永製菓 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、森永製菓の業績や市場環境、労働環境面から「森永製菓 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【森永製菓はやばい?】会社概要

まず、森永製菓の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
事業内容は下記のとおりです。
森永製菓は、森永乳業と兄弟会社の関係を持ち、同一敷地に本社を構えてモリナガグループを形成しています。
コーポレートメッセージは「おいしく たのしく すこやかに」。事業内容は、大きく分けて6つあります。
・in事業:「inゼリー」「inバー」を中心に、スポーツシーンや朝などの時間のない時にいつでも手軽に栄養を補給できるという新しい食文化を創造し、これまでにないライフスタイルを提供
・通販事業:ネット通販「森永ダイレクトストア」を通じて、健康・美容をサポートできる商品とサービスを提供
・米国事業:「HI-CHEW(ハイチュウ)」を米国のお客様に提供するとともに、新商品の開発や米国でのゼリー飲料市場の創造に着手
・冷菓事業:「チョコモナカジャンボ」や「アイスボックス」など、独創性のある商品をはじめ、菓子食品技術の強みを生かした商品を展開
・国内菓子食品事業:「ハイチュウ」「ダース」「森永ビスケット」「森永ココア」「森永甘酒」など、主力のロングセラーブランドを軸に、常に新たなおいしさと食シーンを創造。米国、中国・台湾、タイに販売拠点と製造拠点を構築
・新規事業開発西洋菓子づくりのパイオニアとして、120年以上の歴史をもつ森永製菓。菓子・食品・冷菓・健康という幅広い分野で商品を提供し、2030ビジョンとしてウェルネスカンパニーに生まれ変わることを目指しています。
参考:シューカツFAQ「【森永製菓の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:森永製菓「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。森永製菓は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め2,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「森永製菓 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【森永製菓はやばい?】業績
森永製菓の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:森永製菓 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
森永製菓は、2022年3月期において売上高約1,999億円/当期純利益約277億円となっています。
森永製菓は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、森永製菓の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年3月期末時点で約60.7%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても森永製菓の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで森永製菓は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、森永製菓の将来性について記載します。
【森永製菓はやばい?】将来性
森永製菓の業績に影響を及ぼすと考えられる製菓市場は、下記の通り推移すると考えられます。
製菓の業界概要
22年菓子市場は4.2%増、輸出・輸入は過去最高菓子は味覚や嗅覚、食感を意識して製造された嗜好品的な加工食品で、多様な加工方法がある。「和菓子」「洋菓子」という区分のほか、水分の含有量により「生菓子」「半生菓子」「干菓子」に分類される。JAS法や食品衛生法で表示基準が規定されている。本稿では食品分類上「乳製品」に分類されるアイスクリームなども含めて、製菓業と位置付ける。18団体などで構成する業界の統一団体、全日本菓子協会(東京・港)では「飴菓子」「チョコレート」「チューインガム」「せんべい」「ビスケット」「米菓」「和生菓子」「洋生菓子」「スナック菓子」「油菓子」「その他」の分類で生産量・金額などを公表している。
参考:Nikkei Compass「製菓」
2022年の生産金額は前年比4.2%増の2兆5285億円、小売金額も同じく4.2%増の3兆4361億円となった。21年に比べると巣ごもり需要は落ち着き、土産物・進物用、さらにオフィス需要などが戻った。生産金額や小売り金額は、値上げなどもあり、コロナ禍前の水準にまで回復した。また、輸出は前年比11.6%増の393億円と過去最高となった。輸入も同24.3%増の892億円と過去最高だった。(2023/06/03調査)
製菓市場は堅調に推移しており、森永製菓の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【森永製菓はやばい?】年代別年収
森永製菓の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:森永製菓 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は508万円で、 30~34歳になると585万円と平均年収が77万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると667万円で、40~45歳になると712万円、40~45歳になると762万円となります。 そして、50~54歳になると823万円、55~59歳になると822万円となります。
参考:Job Q「年収チェッカー」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても森永製菓の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【森永製菓はやばい?】福利厚生
森永製菓の福利厚生は下記のとおりです。
社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))
参考:森永製菓「福利厚生」
社宅制度、住宅手当、産前・産後休業、育児休業、短時間勤務、看護休暇、外部厚生システムへの加入、社員の財産形成支援、エンゼルリターン制度
森永製菓は、社宅制度や住宅手当など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、出産・育児・介護や配偶者の転勤により退職せざるを得なかった従業員に対する、そのライフイベント終了後の再雇用制度として、エンゼルリターン制度というものがあります。
【森永製菓はやばい?】激務
森永製菓の平均残業時間は約18.0時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、森永製菓の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても森永製菓の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【森永製菓はやばい?】採用大学
森永製菓の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【森永製菓はやばい?】広報
森永製菓の広報媒体はこちらです。
森永製菓の商品だけでなく、会社として行っている活動について紹介する動画もあり、企業理解を深めるために役立ちます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【森永製菓はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、森永製菓の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、森永製菓で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【森永製菓はやばい?】①:ワークライフバランス
森永製菓のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
ワークライフバランスに関しては、他社と比べると十分過ぎると思うほどに取れると思う。 基本的に部署により全般的な忙しさや残業見込みが大体決まっており、本社に行けば行くほど政治的で事業所 になればなるほどその感じが薄れていくようなイメージ。 バリバリ働きたい方かつ優秀であれば本社にいる。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
森永製菓は、部署によって忙しさや残業時間は異なるものの、基本的にワークライフバランスに関しては申し分ないようです。
【森永製菓はやばい?】②:働きがい・成長
森永製菓の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい : 自分が少しでも携わったお菓子がお店にならんでいるのはやはり感慨深いですし、美味しく食べてもらえた り、買ってもらえるのを目にすると、単純に嬉しい気持ちがあります。また、お菓子好きな人は、 好きなもの に関われるという点でも、 働きがいがあるのではないかと思います。 成長・キャリア開発: ジョブローテーション制度があるため、 幅広い業務を経験することができます。 自身の意識や人事の配置次第 で次第で、様々な業務経験を積むことができたり、逆に専門性を高めることもできます。 積極的に仕事を受け 持つ姿勢を持つことで、 色々な業務を任せてもらえたり、成長につながるかと思います。 チャレンジ精神が評 価される環境ではあると思います。 年齢を重ねてからも、新しいフィールドでチャレンジをされている場合も あります。
参考:openwork 「働きがい・成長」
森永製菓は、自分が関わったお菓子が世に出ることに大きなやりがいを感じられるようです。またジョブローテーション制度もあり、様々なフィールドでチャレンジできることが成長に繋がるようです。
【森永製菓はやばい?】③:退職検討理由
森永製菓の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
数年経つと、企業体制からもこれ以上の成長を期待できないし、 評価も特に変わらないと思い転職活動を行な った。いい会社ではあるのだが、ガツガツ向上心のある人には向いていないところがある。
参考:openwork 「退職検討理由」
森永製菓は企業の成長性に対して不安を感じ、退職を検討する人もいるようです。向上心の強い人には合わない場合もあるかもしれません。
【終わりに】森永製菓の内定獲得方法について
本記事では、森永製菓がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、森永製菓は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
森永製菓の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。