【損害保険ジャパンはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、損害保険ジャパンの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「損害保険ジャパン やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、損害保険ジャパンの業績や市場環境、労働環境面から「損害保険ジャパン やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【損害保険ジャパンはやばい?】会社概要
まず、損害保険ジャパンの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
事業内容は下記のとおりです。
損害保険ジャパン株式会社は、国内損害保険事業を主に手掛けています。主に、営業業務と保険金サービス業務、本社管理業務に業務内容は分かれており、損害保険事業を核として、お客さまの安心・安全・健康を支援する先進的なサービスを提供しています。
以下に、前述した業務の詳細について記載しました。
参考:シューカツFAQ「【損害保険ジャパンの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」営業業務
営業業務では、代理店と一体となり、顧客のさまざまなリスクを分析して、最適なソリューションを提供しています。
営業業務は、担当する分野により次の3つに部門に分かれています。
企画営業 商社、メーカー、建設、金融機関などあらゆる業界の大企業を担当 一般営業 保険販売を専業とする「専業代理店」やさまざまな業態の代理店を担当 自動車営業 自動車ディーラーを担当 ・保険金サービス業務
保険金サービス部門では、事故受付から損害調査、事故の相手方との交渉などを行い、保険金の支払いまでを行います。
対応する事故の種類により、次の2つの業務に分かれています。
自動車保険金サービス業務 自動車事故に遭われた顧客を担当 火災新種保険金サービス業務 自動車以外のすべての事故を担当 本社管理業務
本社管理業務は、営業部門や保険金サービス部門を支えている次のような業務を指します。
引用:損害保険ジャパン株式会社「部門紹介」
商品開発業務 技術の発展や社会の変化により生まれる新たなリスクを的確に捉え、新商品を開発 国際業務 海外保険事業全般に関する戦略や施策の企画、M&Aを通じた新規マーケットの開拓推進を行う デジタル関連業務 SOMPOホールディングスおよび損保ジャパンのイノベーションを推進 資産運用業務 保険料を原資とし、適切なリスクの範囲内で様々な金融商品で運用を担当 IT業務 代理店向けシステム、社内システムの開発と運用を担当 その他業務 リスク管理部、法務部、人事部、広報部など
参考:損害保険ジャパン「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。損害保険ジャパンは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め30,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「損害保険ジャパン やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【損害保険ジャパンはやばい?】業績
損害保険ジャパンの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:損害保険ジャパン 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
損害保険ジャパンは、2023年3月期において売上高約40,410億円/当期純利益約1,065億円となっています。
損害保険ジャパンは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、損害保険ジャパンの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約13.39%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても損害保険ジャパンの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで損害保険ジャパンは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、損害保険ジャパンの将来性について記載します。
【損害保険ジャパンはやばい?】将来性
損害保険ジャパンの業績に影響を及ぼすと考えられる損害保険市場は、下記の通り推移すると考えられます。
損害保険の業界概要
収入保険料は約8.8兆円、半分が自動車保険損害保険は企業や個人に事故や災害による損害の補償を提供する業態。自然災害や自動車事故などで損害を被った企業や団体、個人に損失の一部を補?する損害保険商品を販売する。
参考:Nikkei Compass「損害保険」
国内の損保業界は2000年代に合併、統合が進み、08年秋のリーマン・ショックを機に急速に再編が進んだ。2010年度に東京海上ホールディングス(HD)、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)、SOMPOホールディングス(HD)の大手3グループ体制に移行し、業界再編は一段落した。(2023/06/06調査)
損害保険市場は堅調に推移しており、損害保険ジャパンの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【損害保険ジャパンはやばい?】年代別年収
損害保険ジャパンの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:損害保険ジャパン 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は380万円で、 30~34歳になると475万円と平均年収が95万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると553万円で、40~45歳になると602万円、40~45歳になると626万円となります。 そして、50~54歳になると681万円、55~59歳になると599万円となります。
参考:年収チェッカー「損害保険ジャパン」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても損害保険ジャパンの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【損害保険ジャパンはやばい?】福利厚生
損害保険ジャパンの福利厚生は下記のとおりです。
福利厚生:福利厚生
参考:リクナビ「リクナビ 採用HP」
支援制度:ジョブ・チャレンジ制度【チャレンジコース:希望ポストへの社内公募制度】【留学コース:半年間ほど、他部署に留学する制度】【リモートチャレンジコース:フルリモート前提の業務を居住地を変更することなくチャレンジできる制度】、社内副業制度、ドリームチケット、フィールド区分変更、産前産後休暇、育児休業制度(男女不問)、育児短時間勤務制度、出生時育児休業制度、介護休業、キャリア・トランスファー制度など
損害保険ジャパンは、産前産後休暇や育児休業制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、ジョブ・チャレンジ制度や留学コースなど、意欲があればチャレンジできる環境も整っています。
【損害保険ジャパンはやばい?】激務
損害保険ジャパンの平均残業時間は約23.4時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、損害保険ジャパンの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても損害保険ジャパンの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【損害保険ジャパンはやばい?】採用大学
損害保険ジャパンの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【損害保険ジャパンはやばい?】広報
損害保険ジャパンの広報媒体はこちらです。
商品の説明はもちろん、取り組みなどについての動画もアップされており、視聴すれば企業理解に繋がるはずです。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【損害保険ジャパンはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、損害保険ジャパンの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、損害保険ジャパンで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【損害保険ジャパンはやばい?】①:ワークライフバランス
損害保険ジャパンのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
毎月1日必ず休む 『月一休暇』 というものがかなり浸透しているので休みは非常に取りやすいです。 特別連続休暇(5日間) は必ず取らなければならないため4月にどのあたりで休みが欲しいのか聞かれたり、 チームで話し合い調整します。 早めに相談すれば海外旅行の予定も十分いけるだけの休みが取れます。 最近はテレワークも浸透しているので子供の体調不良などでも自宅で仕事をする方も多くいます。 ただし保険金サービス課は連休明けが忙しい現場ですので、土日+月曜日に有休を取ったり、ゴールデンウィ ークや年始に続けて休暇を取ることは難しいです。 特に連休最終日などは次の日の激務を想像してしまい気持ち的には休んだ気がしないことも多いです。 メンタル面でどれだけ割り切れるかが重要だと思います。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
損害保険ジャパンは、毎月必ず取れる休みや特別連続休暇もあり、かなり休みが取りやすい環境であるといえるでしょう。ただ連休明けやゴールデンウィークなどは休みを取りづらいようです。
【損害保険ジャパンはやばい?】②:働きがい・成長
損害保険ジャパンの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい : 配属先によって業務の内容が大きく異なるため、 置かれた場所で咲けるメンタルが必要。 結果を出せば希望部署に選抜してもらえる制度も充実してきており、 筋肉質な働き方ができる人は働きがいを 感じられる。
成長・キャリア開発: 社内、ホールディングスのグループ内で異動、出向が幅広いため、下手に他社に転職するよりも学べる業務は 多い。 ただ、出向は出向先によって良し悪しが大きく、一方通行の場合もあるため、 成果を常に出し続ける必要があ る。
参考:openwork 「働きがい・成長」
損害保険ジャパンは、希望を出せば選抜してもらえる制度などもあり、働きがいを感じられるようです。また異動や出向も多いため、幅広い業務を学べるようです。
【損害保険ジャパンはやばい?】③:退職検討理由
損害保険ジャパンの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
※このコメントは消してください!
下記引用パーツにOpenwork等の口コミサイトに書かれている退職検討理由の情報を転記してください!
人事制度が年功序列のため、 どんなに頑張って仕事をしても際立った評価をされることはない。 仕事をした若 手より仕事をしないおじさんの方が多くの給料を得ている。 リーダー職や特命課長クラスの人材が大して価値 を付加していないように見えるため、 この会社に居続けても、 世の中に価値を付加しないただの余剰人材にな るのではないかと怖くなる。 総じて、 キャリア志向の女性やライフも大事にしたい男性にとって家庭と両立し やすい会社であるとは思えない。 お金のためと割り切って働く分にはいいのかもしれないが、 女性総合職の先 輩で英語ができる人はほぼ外資系に転職した。 会社を利用して自分の市場価値を可能な限り高めて転職するの が最良の選択肢かもしれない。
参考:openwork 「退職検討理由」
損害保険ジャパンは、人事制度が年功序列ということもあり、評価に不満を感じて退職を検討する人もいるようです。会社を利用して自分の市場価値を高めてから転職するという人も少なくないとのことです。
【終わりに】損害保険ジャパンの内定獲得方法について
本記事では、損害保険ジャパンがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、損害保険ジャパンは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
損害保険ジャパンの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。