【オリックスはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、オリックスの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「オリックス やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、オリックスの業績や市場環境、労働環境面から「オリックス やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【オリックスはやばい?】会社概要
まず、オリックスの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
事業内容は下記のとおりです。
オリックスといえば、若い頃のイチローが活躍した野球チーム、現在のオリックスバッファローズの所有会社というイメージもありますが、元々リース事業から始まった会社で、今では法人金融、ICT機器、環境エネルギー、自動車(オリックスレンタカー)、不動産、銀行、生命保険と幅広い分野の事業を展開しています。
また、2016年以降、空港や、上工下水処理場の運営にも携わっています。
参考:シューカツFAQ「【オリックスの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」オリックスグループは1964年の設立から58年を経て、投融資事業、生命保険、銀行、資産運用、不動産事業、環境エネルギー関連事業、自動車・船舶・航空機等のアセットファイナンス事業など多角的に事業を推進する企業群に成長してまいりました。
引用:オリックス「トップメッセージ」
現在は、世界約30カ国・地域において約32,000人の役職員により事業を展開しております。
参考:オリックス「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。オリックスは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め30,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「オリックス やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【オリックスはやばい?】業績
オリックスの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:オリックス 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
オリックスは、2023年3月期において売上高約2.7兆円/当期純利益約2,900億円となっています。
オリックスは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、オリックスの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約23.6%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもオリックスの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででオリックスは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、オリックスの将来性について記載します。
【オリックスはやばい?】将来性
オリックスの業績に影響を及ぼすと考えられる総合リース市場は、下記の通り推移すると考えられます。
総合リースの業界概要について
参考:Nikkei Compass「総合リース」
22年度リース取扱高は2.2%増の4兆3106億円、3年ぶり増加
総合リース会社は企業の機械設備や事務機器などを保有し、長期間にわたって貸与する企業のことを指す。独立系やメーカー系の会社もあるが、多くは銀行の傘下にあるケースが多い。担保付き融資に性質が近い「ファイナンスリース」と、中途解約が可能で物件管理など専門性が必要な「オペレーティングリース」の2種類がある。ファイナンスリースは企業独自の生産設備など、オペレーティングリースは中古市場も発達しているような情報通信機器や事務機器などが多い。
日本最初のリース会社は1963年に設立した旧長銀系の日本リース・インターナショナル。(2023/06/12調査)
総合リース市場は堅調に推移しており、オリックスの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【オリックスはやばい?】年代別年収
オリックスの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:オリックス 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は537万円で、 30~34歳になると672万円と平均年収が135万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると782万円で、40~45歳になると851万円、40~45歳になると885万円となります。 そして、50~54歳になると964万円、55~59歳になると847万円となります。
参考:Job Q「ブラザー工業」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもオリックスの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【オリックスはやばい?】福利厚生
オリックスの福利厚生は下記のとおりです。
フレックスタイム制度、スーパーフレックスタイム制度、ボランティア休暇制度、時間単位の年次有給休暇制度、リフレッシュ休暇取得奨励金制度、キャリアセレクト制度、カムバック再雇用制度、ノー残業デー、産前時差勤務制度、妊娠期の短時間勤務制度、産前通院時間制度、産後通院時間制度、育児休職制度、育児短時間勤務制度、育児時間の取得、育児特別休暇制度、ベビーシッター助成制度、子の看護休暇制度
参考:リクナビ「リクナビ 採用HP」
オリックスは、フレックスタイム制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、育児に関する保障も豊富で、子育てと仕事の両立がしやすいといえます。
【オリックスはやばい?】激務
オリックスの平均残業時間は約31.6時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、オリックスの残業時間は少なめで必ずしも激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもオリックスの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【オリックスはやばい?】採用大学
オリックスの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【オリックスはやばい?】広報
オリックスの広報媒体はこちらです。
オリックスの会社紹介映像は、企業理解を深めるのに必ず役立つでしょう。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【オリックスはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、オリックスの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、オリックスで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【オリックスはやばい?】①:ワークライフバランス
オリックスのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
もちろん人や部署に寄ると思いますが、これほどワークライフバランスに優れた会社も珍しいと思います。 労働時間や待遇に不満を抱いたことは一度も無く、 新卒から入っている人は他社経験がなくあまり気づいてい ないケースも多いですが、 転職組はほぼ口を揃えてWLBを褒め讃えていました。 有給休暇が取りにくいなども無く、 福利厚生も充実しています。 京都嵐山駅の目の前の一等地に保養所があったり、 オリックスグループのホテルやレンタカーなどの割引もあ ります。 仕事を取りたいと思えばある程度自分から取りに行けますし、取りたくない人はそこそこの業務量でまったり と生きていくのも可能だと思います。 課長級・部長級になるとさすがに忙しいとも思いますが、 その手前のプロフェッショナル職2級で止まってお けば、責任も業務量も大きくないまま収入も1,000万円得られるので、 WLB重視の方には自信を持ってオスス メ出来ます。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
オリックスは、有給休暇も取りやすく、福利厚生が充実していることだけでなく、仕事量も自分の裁量で調整できるため、ワークライフバランスに優れているといえます。
【オリックスはやばい?】②:働きがい・成長
オリックスの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい : 一人一人の意見を尊重し、誰でも意見を言いやすい雰囲気があるため、 誰でもなじめると思うし、働き甲斐は 皆あると思う。
成長・キャリア開発: 年功序列ではないので、 若い人でも能力があれば、 上にあがれる。 昇給試験もないので、 仕事を一生懸命やっ ていれば、上にあがれるし、成長も出来る。 多種多様な人材もいる、様々な商材を扱っているので、どこにい っても通用するだけも能力は付くと思う。そのため、 転職して、一定の商材しか扱えないとつまらないとおも うケースもあるようだ。そう考えると、この会社にいると、 自分のやりたいことを見つけることは出来るのか もしれない。金融だから、電気も販売していたり、水族館、球団経営、ホテル運営等、様々な業種を経験でき るのはいいと思う。
参考:openwork 「働きがい・成長」
オリックスは、立場に関係なく意見を言いやすい雰囲気があり、若いうちから上にあがれる環境が整っているため、働きがいは十分にあり、若手のうちから大きく成長できる企業だといえます。
【オリックスはやばい?】③:退職検討理由
オリックスの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
多くの退職者にも該当するが、 一定の職位、職能給に達するとその先のポジションも少なく頭打ちになるケー スが多い。そのため、自分の能力とマーケット水準と比べて、 妙味を得られる方を選択して、退職に至ってい る。また、専門的部門にいると他社でも通用するようなスキルやノウハウを吸収出来ることもあり、転職マー ケットでもそれなりの評価も得られることも要因の一つ。 それなりに優秀な人でも、上司に評価されない(政 治的な問題や人的な関係性含めた好き嫌い要素) こともあり、 辞めている事象が背景にはある。
参考:openwork 「退職検討理由」
オリックスは、一定の職位・職能給に達すると、その先のポジションが少なく頭打ちになるケースが多いようです。また優秀な人でも上司に評価されないこともあり、退職を検討する人もいるようです。
【終わりに】オリックスの内定獲得方法について
本記事では、オリックスがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、オリックスは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
オリックスの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。