【パナソニックはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

今回は、パナソニックの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「パナソニック やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、パナソニックの業績や市場環境、労働環境面から「パナソニック やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【パナソニックはやばい?】会社概要

まず、パナソニックの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
パナソニック株式会社
CEO 品田正弘
1918年
〒105-8301
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル
連結社員数 240,198名(2022年3月末時点)
単独社員数 約94,000名
事業内容は下記のとおりです。
パナソニックは日本の大手電機メーカーです。
冷蔵庫や炊飯器といった調理機器や洗濯機、掃除機、ドライヤーや美容家電といった暮らしに欠かせない電子機器のほか、エアコンや空気清浄機、さらには照明器具や配線器具、燃料電池といった幅広い商品を取り扱っています。
参考:シューカツFAQ「【パナソニックの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:パナソニック「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。パナソニックは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め29万名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「パナソニック やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【パナソニックはやばい?】業績
パナソニックの過去7年間の業績は、下記の通りになります。※パナソニックホールディングスの数値
参考:パナソニック 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
パナソニックは、2023年3月期において売上高約8兆3789億円/当期純利益約2655億円となっています。
パナソニックは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、パナソニックの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約44.9%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもパナソニックの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででパナソニックは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、パナソニックの将来性について記載します。
【パナソニックはやばい?】将来性
パナソニックの業績に影響を及ぼすと考えられる生活家電市場は、下記の通り推移すると考えられます。
生活家電の業界概要について
参考:Nikkei Compass「生活家電」
省エネ、大容量、使いやすさなど重視
洗濯機や掃除機、冷蔵庫などの家庭用電気製品は、省エネ性能の高いタイプが売れている。センサーなどを駆使した省エネ機能を搭載した製品が当たり前になってきた。「どのくらい家事にかかる時間を短くできるか」を重視する消費者が増えていることも商品企画に影響している。各社は海外進出にも積極的で、現地の生活習慣にあった製品を販売している。
冷蔵庫は大型化が進んでいる。容量500リットル以上の割合が増え、700リットルを超えるものも登場している。買い置きや内食の広がりで保管量が増えたとみられる。日本電機工業会(JEMA)によると、2022年度の国内出荷は、台数が前年度比(以下同じ)2.8%減の約362万台と2年度連続の減少。ただ、食材のまとめ買い需要などから大容量型が好調で、601リットル以上の大型は41.2%増の13万8000台となった。冷蔵庫全体の出荷金額は約4462億円(1.0%増)だった。(2023/05/05調査)
生活家電市場は堅調に推移しており、パナソニックの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【パナソニックはやばい?】年代別年収
パナソニックの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:パナソニック 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
また、国税庁とパナソニックの有価証券報告書をもとにJobQが年代別年収を独自で算定すると、以下の通りです。
20代は450〜630万円
参考:Job Q「パナソニック」
30代は700〜759万円
40代は812〜851万円
50代は896〜884万円
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもパナソニックの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【パナソニックはやばい?】福利厚生
パナソニックの福利厚生は下記のとおりです。
ものをつくる前に、人をつくる
松下幸之助 創業者
松下幸之助創業者の言葉を大切に受け継ぎ、
働く一人ひとりが自らの強みやポテンシャルを発揮し、
自分らしいキャリアを形成していくための体制を整えています。休暇制度
参考:パナソニック「福利厚生とキャリア支援」
1965年4月、松下幸之助創業者は「世界のメ-カ-と競争していくには、能率を向上させなければならない。それには休日を週2日にし、十分な休養をとる一方で、文化生活を楽しむことが必要になる」と発表しました。以降パナソニックグループは日本企業の中でも先駆けとなる形で完全週休二日制を実施。社員の勤労意欲と能率の向上のために休日制度を充実させてきました。
詳細はパナソニックのサイトでご確認いただきたいのですが、フリーオフィス制度、独身寮、社内製品従業員購入制度などかなり充実した福利厚生制度が多数あり、超優良企業と言えるでしょう。
また、ファイナンシャルプランナーに相談できたり、一部の保険は、割引価格で加入できたりするようです。
【パナソニックはやばい?】激務
パナソニックの平均残業時間は約26時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、パナソニックの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもパナソニックの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【パナソニックはやばい?】採用大学
パナソニックの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【パナソニックはやばい?】広報
パナソニックの広報媒体はこちらです。
今回は、YouTubeチャンネルの『Panasonic Japan(パナソニック公式)』をご紹介します。チャンネル登録者は13.2万人で、家電や美容製品、街のでんきやさんに関するプロモーション動画を多数、公開しています。
就職を少しでも考えている人は一度は見たほうがいいと思います。
【パナソニックはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、パナソニックの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、パナソニックで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【パナソニックはやばい?】①:ワークライフバランス
パナソニックのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
ワークライフバランスはとりやすいです。
長期休暇もおおく、年休もとりやすい部署が多いのでプライベートと両立しやすいかと思います。
また、在宅勤務もしやすい環境があり、人によっては毎日在宅勤務の方もいます。残業についても、最近は残業抑制の制度もあります。一方、業務自体が減ったわけではないので、繁忙期には苦労する印象です。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
パナソニックは、福利厚生の項でお伝えしたように、いち早く完全週休二日制を取り入れた企業だけあり、休みがとりやすいのは間違いなさそうです。さらに残業も抑制ぎみで、平日も早く帰ることができる環境が用意されているようです。
【パナソニックはやばい?】②:働きがい・成長
パナソニックの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
会社のネームバリュー、製品を見かける場面は多いので、多少やりがいに感じることがある。成長・キャリア開発:
参考:openwork 「働きがい・成長」
1on1ミーティングや社内研修制度は充実しているように思う。様々な部署を経験させ、広くあらゆる業務をこなせるキャリア開発をしている方が周囲に多い。自分自身のやりたいことが明確でない場合、苦痛である。
パナソニックは、たしかに知名度はバツグンですので、それがやりがいになっている社員の方は少なくないのではないでしょうか。またジョブローテーションで、様々な部署を経験できるようです。
【パナソニックはやばい?】③:退職検討理由
パナソニックの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
この会社、あるいは配属されていた部署でしか通用しない業務の進め方に疑念を持ち退職した。特に無駄に時間をかける会議資料作り、会議参加者に事前に内容と結論をすり合わせる根回し、その結果予定調和的になる会議などに業務時間を多く割くことごありました。また、それを評価する組織体質でもあります。技術者として開発や商品立上の現場を仕事の中心にする会社で働きたく退職しました。
参考:openwork 「退職検討理由」
openworkのパナソニックの口コミでは、意外な内情が書かれていて、入社したい方は一度、目を通しておいたほうがいいと思います。昔ながらの企業体質も離職につながっている印象を受けました。
【終わりに】パナソニックの内定獲得方法について
本記事では、パナソニックがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、パナソニックは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
パナソニックの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。