【東京建物はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、東京建物の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「東京建物 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、東京建物の業績や市場環境、労働環境面から「東京建物 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【東京建物はやばい?】会社概要
まず、東京建物の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 807名(2023年12月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
東京建物は120年を超える歴史を有する日本で最も由緒ある総合不動産会社としてビル、住宅、商業まで幅広く展開しています。
主な事業内容は、10セグメントに分けられます。
・ビル事業:国際都市・東京を中心とした都市開発、オフィスビル開発・運営を手がける
・住宅事業:分譲住宅事業と、都心立地を中心に開発・運営を行う賃貸住宅を展開
・商業施設事業:ビルイン型商業施設や都市商業施設の建設
・物流施設開発事業:物流施設の開発
・アセットサービス事業:不動産開発や不動産仲介、アセットソリューション、賃貸管理を行う
・駐車場事業:日本全国に約1,700カ所、68,000車室を超える駐車場を展開
・リゾート事業:リゾートホテルやゴルフ場、温浴施設の開発・運営
・海外事業:中国、アジア新興国における不動産開発
・不動産ファンド事業:不動産投資信託「J-REIT」や不動産私募ファンド・私募リートなど、様々な不動産投資商品を提供
・保育事業:保育園の開設、運営上記のように、建物に関連する事業を幅広く展開することに加えて保育園を開設するなど、待機児童の増加という社会問題の解決にも貢献しています。
参考:シューカツFAQ「【東京建物の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:東京建物「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。東京建物は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め4,600名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「東京建物 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【東京建物はやばい?】業績
東京建物の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:東京建物 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
東京建物は、2023年12月期において売上高約3,759億円/当期純利益約450億円となっています。
東京建物は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、東京建物の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年12月期末時点で約26.1%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても東京建物の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで東京建物は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、東京建物の将来性について記載します。
【東京建物はやばい?】将来性
東京建物の業績に影響を及ぼすと考えられる総合デベロッパー市場は、下記の通り推移すると考えられます。
総合デベロッパーの業界概要について
参考:Nikkei Compass「総合デベロッパー」
不動産売買額、コロナ禍前の水準近くまで回復
総合デベロッパーは商業施設やオフィスビル、マンション、公共施設などを開発する事業者。用地の取得や企画、設計、開発、所有、賃貸、運営など事業範囲は広い。自社で資金調達し、保有し続けるほか、大手は系列のREIT(不動産投資信託)の活用、グループ外に売却するなど資産ポートフォリオを常に見直している。総合建設会社(ゼネコン)への重要な発注元の1つとなっている。
首都圏や近畿圏、中部圏、地方中核都市などの都市部が開発の中心で、開発の検討から用地交渉、建設、開業までに少なくとも数年を要する例が大半を占める。このため用地取得時と開業時の地価や金利、賃料相場などが変化し、収益性の変動要因にもなる。(2024/03/10調査)
総合デベロッパー市場は堅調に推移しており、東京建物の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【東京建物はやばい?】年代別年収
東京建物の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:東京建物 会社HP「有価証券報告書
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は710万円で、 30~34歳になると821万円と平均年収が111万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると954万円で、40~45歳になると1008万円、40~45歳になると1060万円となります。 そして、50~54歳になると1146万円、55~59歳になると1104万円となります。
参考:年収チェッカー「東京建物」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても東京建物の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【東京建物はやばい?】福利厚生
東京建物の福利厚生は下記のとおりです。
社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))
参考:リクナビ「リクナビ 採用HP」
福利厚生:各種社会保険、社員預金、財形貯蓄、持株会、住宅資金貸付、借上社宅 他
東京建物は、財形貯蓄や持株会など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、社員寮は会社付近にあり、新入社員も中央区に住めるとのことでした。
【東京建物はやばい?】激務
東京建物の平均残業時間は約27.1時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、東京建物の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても東京建物の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【東京建物はやばい?】採用大学
東京建物の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【東京建物はやばい?】広報
東京建物の広報媒体はこちらです。
東京建物のCMなどの動画が多数アップロードされており、企業理念やメッセージを知ることができるため、企業分析に役立ちます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【東京建物はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、東京建物の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、東京建物で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【東京建物はやばい?】①:ワークライフバランス
東京建物のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
部署にもよるが、現在の部署はフレックス制度を利用することができ、 有給休暇も自由に取得できる。夜予定がある日は定時で退勤しても何か文句を言われるようなことはまずない。むしろ管理職の社員の方が積極的にワークライフバランスを重視した勤務の仕方をしているような印象。 ただあくまでも場所次第な部分が大きく、再開発系の部署等は土日勤務もある。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
東京建物は部署にもよりますが、フレックス制度も利用でき、有給休暇も自由に取得できるとのことなので、ワークライフバランスは比較的取りやすい環境であると考えられます。
【東京建物はやばい?】②:働きがい・成長
東京建物の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
参考:openwork 「働きがい・成長」
沢山の物件に携わることが出来るため、いい意味で退屈しない。
上司の信頼を得るとかなりの仕事量を振られるが、信頼度が低いとどんどん担当を外され、そのうち他の部署に異動させられることがある。
成長・キャリア開発:
新卒の総合職は10年で3部署経験することが出来るため、順調に行けば沢山の経験を積むことが出来る。その後、適性を見て配属される。 中途の専任職は希望を出さない限り異動は無く、成長するには自分から積極的に行動するしか無い。また専任職は基本部下を持たない立場であり、最高でも担当課長レベルとなる。
東京建物は、たくさんの物件に携わることができるため、大きなやりがいを感じられるようです。また新卒で入社すると10年で3部署経験でき、成長に繋がるとのことでした。
【東京建物はやばい?】③:退職検討理由
東京建物の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
経営方針が見えず、どこにパーパスを置いてどんなことを選択して行うのかが不明瞭であり、指示を受ける社員としては目標を定めにくく達成感が得られない環境にある。役員は不動産の現場の感覚や経験値には非常に優れているが、経営者としての能力を身に着ける機会がないままに役員となるため、 上場企業の役員としては物足りない議論や判断になりがちであると感じる。
参考:openwork 「退職検討理由」
東京建物は、経営者としての能力を身につける機会がないまま役員になることから、議論や判断に不満を抱く社員もいるようです。
【終わりに】東京建物の内定獲得方法について
本記事では、東京建物がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、東京建物は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
東京建物の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。