【東京建物の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説

今回は、東京建物の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
東京建物は、120年を超える歴史を有する日本で最も由緒ある総合不動産会社のため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【東京建物の採用大学】会社概要

基本情報
まず、東京建物の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
東京建物株式会社
野村 均
明治29年(1896年)
東京都中央区八重洲一丁目4番16号 東京建物八重洲ビル
725名(2022年3月末時点)
34, 965(百万円)
(2022年3月末時点)
参考:東京建物「企業ホームページ」
東京建物は120年を超える歴史を有する日本で最も由緒ある総合不動産会社としてビル、住宅、商業まで幅広く展開しています。
主な事業内容は、10セグメントに分けられます。
・ビル事業:国際都市・東京を中心とした都市開発、オフィスビル開発・運営を手がける
・住宅事業:分譲住宅事業と、都心立地を中心に開発・運営を行う賃貸住宅を展開
・商業施設事業:ビルイン型商業施設や都市商業施設の建設
・物流施設開発事業:物流施設の開発
・アセットサービス事業:不動産開発や不動産仲介、アセットソリューション、賃貸管理を行う
・駐車場事業:日本全国に約1,700カ所、68,000車室を超える駐車場を展開
・リゾート事業:リゾートホテルやゴルフ場、温浴施設の開発・運営
・海外事業:中国、アジア新興国における不動産開発
・不動産ファンド事業:不動産投資信託「J-REIT」や不動産私募ファンド・私募リートなど、様々な不動産投資商品を提供
・保育事業:保育園の開設、運営
上記のように、建物に関連する事業を幅広く展開することに加えて保育園を開設するなど、待機児童の増加という社会問題の解決にも貢献しています。

経営理念
東京建物の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
「信頼を未来へ」
世紀を超えた信頼を誇りとし、企業の発展と豊かな社会づくりに挑戦します。
私たちは、豊かで夢のある暮らしを応援します。
私たちは、快適な都市環境づくりを目指します。
私たちは、価値ある安らぎの空間を創造します。
引用:東京建物「企業理念」
平均年収
東京建物の平均年収推移は下記のとおりです。
2022年3月期 | 約1008万円 |
2021年3月期 | 約1019万円 |
2020年3月期 | 約940万円 |
2019年3月期 | 約959万円 |
2018年3月期 | 約917万円 |
2017年3月期 | 約955万円 |
2016年3月期 | 約982万円 |
東京建物は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【東京建物の採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学
採用大学
東京建物の採用人数1位は慶應義塾大学です。
1位 | 慶應義塾大 | 7人 |
2位 | 早稲田大 | 5人 |
3位 | 立教大 | 3人 |
4位 | 東京大 | 2人 |
5位 | 九州大 | 1人 |
6位 | 横浜国立大 | 1人 |
7位 | 国際基督教大 | 1人 |
8位 | 上智大 | 1人 |
9位 | 中央大 | 1人 |
10位 | 東京理科大ほか | 1人 |
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
北海道大学、東北大学、筑波大学、東京学芸大学、首都大学東京、東京農工大学、東京大学、一橋大学、東京工業大学、横浜国立大学、横浜市立大学、千葉大学、名古屋大学、名古屋工業大学、金沢大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、広島大学、九州大学、熊本大学、鹿児島大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、中央大学、立教大学、明治大学、学習院大学、法政大学、青山学院大学、東京理科大学、成蹊大学、成城大学、同志社大学、関西大学、関西学院大学、立命館大学、武蔵野美術大学、国際基督教大学
引用:リクナビ「東京建物の新卒採用・会社概要」
採用人数
2021年卒の合計採用人数は33名です。そのため、全体の約21%が慶應義塾大学から採用されています。
引用:リクナビ「東京建物の新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、東京建物の学歴フィルターの有無について記載します。
東京建物は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
東京建物の採用倍率は約135倍だと考えられます。
(ご参考:算出方法)
95倍(同業の三菱地所の採用倍率)×約47名(三菱地所の採用人数)÷33人(東京建物の採用人数)
参考:マイナビ 「三菱地所の新卒採用」
引用:リクナビ「東京建物の新卒採用・会社概要」
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、東京建物の採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見ると東京建物への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口から東京建物の就職難易度について記載していきます。
【東京建物の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
東京建物の就職難易度は63.1で、有名企業427社の中18位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
17位:KADOKAWA(63.2)
18位:東京建物(63.1)
19位:PwCコンサルティング(63,1)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
東京建物の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【東京建物の採用大学】選考フロー
東京建物の選考フローは下記記載の通りです。
1. 本エントリー
2. 書類選考
3. グループディスカッション選考
4. 個人面談(複数回)
5. 内々定
引用:「東京建物新卒採用サイト」
では、東京建物に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、東京建物の内定獲得のための対策方法について解説します。
【東京建物の採用大学】内定獲得のための対策方法
東京建物の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
東京建物の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
東京建物の2022年度における筆記試験・適性検査は玉手箱です。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
東京建物の内定を獲得する上で一番重要なので複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、東京建物を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
東京建物の志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「東京建物で実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために東京建物のリソースを使いたい。だから東京建物を志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「東京建物で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「東京建物に入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなく東京建物である理由を伝える
「他社ではなく東京建物の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、東京建物が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
東京建物のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「東京建物が求める人材像」を調べましょう。
東京建物が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
東京建物の求める人材像は下記だと考えられます。

引用:東京建物「経営理念」
上記の経営理念のように、建物を通して人々の幸せに貢献したい、自分の思いを形に残したいと考える人材が求める人物像だと考えられます。また仕事上、様々な人と協力しなければいけないことから、価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる人材や、関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し解決のための提案から実行まで行うことができる人材が求められているといえます。
東京建物が掲げる長期ビジョンに共感できる人材も東京建物が求める人物像だと考えられます。

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで東京建物の内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、東京建物に入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、東京建物入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. 東京建物への内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に東京建物攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
東京建物の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを東京建物に集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を東京建物含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点で東京建物の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

【東京建物の採用大学】終わりに
本記事では、東京建物の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
東京建物の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。