【東武鉄道はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、東武鉄道の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「東武鉄道 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、東武鉄道の業績や市場環境、労働環境面から「東武鉄道 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【東武鉄道はやばい?】会社概要
まず、東武鉄道の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 3,346名(2023年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
東武鉄道は本社の押上を起点に池袋、春日部、船橋、宇都宮、日光、伊勢崎などに路線を張り巡らせ、関東一円の快適な交通アクセスの一翼を担っています。
また鉄道事業だけにとどまらず東武グループを形成し、バス、タクシー、ホテル、スポーツクラブ、ゴルフ場、東武ワールドスクエア、東武動物公園、東京ソラマチ、東武百貨店、東武ストアなどを運営し、関東圏に住む人々の通勤・通学、ライフスタイルに欠かせない事業を行っています。
参考:シューカツFAQ「【東武鉄道の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」鉄道、軌道および索道による一般運輸事業
参考:東武鉄道「企業ホームページ」
自動車運送事業
不動産の売買、賃貸借ならびにその仲介、鑑定および管理の事業
情報提供・処理サービス業、電気通信事業および有線放送事業
娯楽、スポーツおよび教育機関の経営ならびに旅館業、飲食業、物品販売業、旅行業および広告業その他のサービス事業
土木・建築・造園・電気工事の設計・施工請負事業
発電および電気の供給事業
前各号に附帯または関連する事業
参考:東武鉄道「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。東武鉄道は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め18,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「東武鉄道 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【東武鉄道はやばい?】業績
東武鉄道の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:東武鉄道 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
東武鉄道は、2023年3月期において売上高約6,147億円/当期純利益約291億円となっています。
東武鉄道は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、東武鉄道の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約27.3%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても東武鉄道の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで東武鉄道は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、東武鉄道の将来性について記載します。
【東武鉄道はやばい?】将来性
東武鉄道の業績に影響を及ぼすと考えられる鉄道市場は、下記の通り推移すると考えられます。
鉄道の業界概要について
参考:Nikkei Compass「鉄道」
22年度の鉄道旅客数は210億人超、2年連続で増加
日本の鉄道は1978年に旧国鉄の分割・民営化でJRの旅客・貨物7社が発足して45年が経過した。新幹線は九州を縦断して北海道ともつながったが、東海旅客鉄道(JR東海)など「本州3社」が稼ぎ、北海道旅客鉄道(JR北海道)など「3島会社」は苦戦している。22年9月に西九州新幹線が部分開業し、24年3月からは北陸新幹線の金沢-敦賀(福井県)の運行が始まる。
新型コロナウイルス禍で大きく落ち込んだ鉄道各社の収益は21年以降は持ち直しつつある。国土交通省の鉄道輸送統計によると、22年度の鉄道旅客数は前年度比12.0%増の210億5318万人で、2年連続で加した。JRが同11.7%増の78億8441万人、JR以外の民鉄は同12.3%増の131億6876万人だった。(2024/03/04調査)
鉄道市場は堅調に推移しており、東武鉄道の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【東武鉄道はやばい?】年代別年収
東武鉄道の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:東武鉄道 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は509万円で、 30~34歳になると562万円と平均年収が53万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると602万円で、40~45歳になると619万円、40~45歳になると633万円となります。 そして、50~54歳になると629万円、55~59歳になると625万円となります。
参考:年収チェッカー「東武鉄道」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても東武鉄道の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【東武鉄道はやばい?】福利厚生
東武鉄道の福利厚生は下記のとおりです。
福利厚生各種社会保険、共済会、社員持株制度、財形貯蓄、旅行補助、 独身寮、社宅、診療所、保養所、グループ優待など
参考:東武鉄道「募集要項」
東武鉄道は、財形貯蓄や旅行補助など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、一定期間は格安な独身寮や社宅を利用することができ、家賃を抑えられるようです。
【東武鉄道はやばい?】激務
東武鉄道の平均残業時間は約27.1時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、東武鉄道の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても東武鉄道の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【東武鉄道はやばい?】採用大学
東武鉄道の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【東武鉄道はやばい?】広報
東武鉄道の広報媒体はこちらです。
東武鉄道の楽しみ方に関する様々な動画がアップロードされており、東武鉄道の取り組みを理解するのに役立ちます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【東武鉄道はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、東武鉄道の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、東武鉄道で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【東武鉄道はやばい?】①:ワークライフバランス
東武鉄道のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
部署によって繁閑が異なるため、調整しやすい部署としにくい部署がある。 調整しにくい点といえば、少数精鋭の部署で繁忙期となると自分1人で業務を行うことになるため、 休めない。 調整しやすさと言う点では、時間休暇があり、 1時間単位で取得出来る点が良い。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
東武鉄道は時間休暇があるため、1時間単位で休暇を取得できる点ではワークライフバランスが取りやすいといえるようです。ただ部署によっては、繁忙期になると休めないこともあるそうです。
【東武鉄道はやばい?】②:働きがい・成長
東武鉄道の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
参考:openwork 「働きがい・成長」
社内調整力や、会議資料作成能力は養われた。 新入社員のうちは、 新しいことだらけで刺激があったが、中堅となってくると先が見えてくる。愛社精神があり、課題解決意識があれば働き続けられるが、無い場合は飽きてくる。
成長・キャリア開発:
総合職のため、様々なジョブローテーションがある。 スペシャリストではなくゼネラリストを目指したい方にとっては、良い環境。
東武鉄道では、社内調整力や会議資料作成能力が身に付くとのことでした。またジョブローテーションがあるため、ゼネラリストを志す人にとっては良い環境であるようです。
【東武鉄道はやばい?】③:退職検討理由
東武鉄道の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
給与体系。 年功型の体系であり、 課長職以上にもなれば所謂高収入ではあるとは思うが、 若手の間 (特に最初の4-5年)は残業がないと経済的な自立は難しいほど (都内で一人暮らしとかはまずもってきつい) 且つ残業をすることが許容されている訳でもないのでそこで稼ぐというのもシンドイ。 社会の情勢も日々変わる中で自分がミドルマネジメントを迎えるころに現在の課長の同程度の水準の給与体系かも怪しく、 であれば若いウチ
参考:openwork 「退職検討理由」
から仕事に応じて稼ぎたいと考えるように
東武鉄道は年功序列型の給与体系であるため、若手のうちは給料が思うように上がらないことに不満を持って退職を検討する社員もいるようです。
【終わりに】東武鉄道の内定獲得方法について
本記事では、東武鉄道がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、東武鉄道は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
東武鉄道の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。