【横浜ゴムはやばい?】年収・激務・福利厚生・業績・将来性など評判について徹底解説
今回は、横浜ゴムの年収、激務度、福利厚生、業績、将来性などの評判について解説します。
ネット上では「横浜ゴム やばい」という記載もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、横浜ゴムの業績や市場環境、労働環境面から「横浜ゴム やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【横浜ゴムはやばい?】会社概要
まず、横浜ゴムの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
横浜ゴム株式会社
(英語名 The Yokohama Rubber Co., Ltd.)
山石 昌孝
大正6年10月
(西暦:1917年)
神奈川県平塚市追分2番1号
連結社員数 27,222名(2021年12月末時点)
単独社員数 5,257名(2021年12月末時点)
参考:横浜ゴム「会社情報」
横浜ゴムは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め27,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
まずは、業績の観点から「横浜ゴム やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【横浜ゴムはやばい?】業績
横浜ゴムの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:横浜ゴム 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
横浜ゴムは、2021年12月期において売上高約8,605億円/当期純利益約459億円となっています。
横浜ゴムは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、横浜ゴムの売上高・当期純利益の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
横浜ゴムの2022年12月期時点の自己資本比率は約53.4%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても横浜ゴムの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
横浜ゴムは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、横浜ゴムの将来性について記載します。
【横浜ゴムはやばい?】将来性
横浜ゴムの業績に影響を及ぼすと考えられる世界の工業用ゴム市場は、下記の通り推移すると考えられます。
世界の工業用ゴム市場について
参考:PR TIMES「世界の工業用ゴム市場」
世界の工業用ゴム市場は2018年に298億ドルと評価され、2026年までに446億ドルに達し、5.2%のCAGRで成長すると予測されています。工業用ゴムはポリマー、特に伸縮するエラストマーです。工業用ゴムは、樹木やゴムに含まれるラテックスなどの天然資源から製造でき、工業規模で合成できます。手袋、タイヤ、プラグ、マスクはゴム製の製品です。
2018年~2026年までに5.2%のCAGRと、世界の工業用ゴム市場は堅調に推移しており、横浜ゴムの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
横浜ゴムの業績や将来性は悪くないと理解した中で、労働環境面はどうなのでしょうか。
次以降、年収や福利厚生、激務度、社員の口コミなど含め労働環境面について記載します。
【横浜ゴムはやばい?】年収
横浜ゴムの過去5年間の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:横浜ゴム 会社HP「有価証券報告書」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても横浜ゴムの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【横浜ゴムはやばい?】福利厚生
横浜ゴムの福利厚生は下記のとおりです。
福利厚生
参考:横浜ゴム「横浜ゴム 採用HP」
有給休暇、結婚休暇、産前産後休暇、出産育児休暇、看護休暇、介護休暇、忌引休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇、労働保険(雇用保険、労災保険)および社会保険(健康保険、介護保険、厚生年金保険)、確定拠出年金、財形貯蓄、従業員持株会、在宅勤務制度、キャリアリターン制度、フレックスタイム制度、(キャリアリターン制度:仕事と家庭の両立支援の推進を目的とした、配偶者の転勤同行に伴う休業制度並びにキャリアリターン制度)、独身寮、転勤者用社宅、社員食堂、診療所 他
横浜ゴムは、退職金制度や、有給休暇医制度・長期休暇制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
【横浜ゴムはやばい?】激務
横浜ゴムの平均残業時間は10時間前後です。
休日は年間125日、完全週休2日制で毎週土日、祝日が休日となっています。
また、Vorkersによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、横浜ゴムの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても横浜ゴムの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【横浜ゴムはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、横浜ゴムの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、横浜ゴムで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。(※Openworkより)
【横浜ゴムはやばい?】①:ワークライフバランス
横浜ゴムのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
仕組みとしての制度は充実しており、ワーク・ライフ・バランスはとりやすい会社だと思う。
仕組みとしての制度が充実していることは珍しく、横浜ゴムはワークライフバランスに優れていると考えられます。
【横浜ゴムはやばい?】②:働きがい・成長
横浜ゴムの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
自由で裁量があり、若手にとっては様々な経験ができ、成長できると思う。入社数年で海外出張なども部署によってはあり良い経験になる。
若手の間から海外出張行ける会社は珍しく、横浜ゴムは働きがい・成長といった観点で優れていると考えられます。
【横浜ゴムはやばい?】③:入社後のギャップ
横浜ゴムの入社後のギャップについて、下記の通り口コミが記載されていました。
裁量があると思い入社し、裁量自体はあったが裏を返せば責任が重くかなり負担がかかることも覚悟しておくべきだった。
裁量の裏返しである責任の重さについても認識しとくべきだと考えられます。
【終わりに】横浜ゴムの内定獲得方法について
本記事では、横浜ゴムがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、横浜ゴムは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
横浜ゴムの内定獲得方法についても今後記事を執筆する予定ですので、是非お読みください。