【アサヒビールはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、アサヒビールの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「アサヒビール やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、アサヒビールの業績や市場環境、労働環境面から「アサヒビール やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【アサヒビールはやばい?】会社概要
まず、アサヒビールの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
アサヒビール株式会社 ASAHI BREWERIES, LTD.
松山 一雄
1889年11月
〒130-8602 東京都墨田区吾妻橋1-23-1
4,780名(2021年12月末/酒類事業連結)
事業内容は下記のとおりです。
アサヒビールの主要事業は、ビール事業です。
ビールの主力ブランド「アサヒスーパードライ」、発泡酒「アサヒスタイルフリー」、新ジャンル「クリアアサヒ」「アサヒ ザ・リッチ」を中心に、新たな飲用体験やそのブランドならではの価値提案をしています。さらに、「アサヒスーパードライ」は1987年3月17日の発売以降、ビールに「辛口」という新たな切り口で消費者に訴求し、現在50以上の国と地域で販売されています。
参考:シューカツFAQ「【アサヒビールの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:アサヒビール「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。アサヒビールは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め4,700名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「アサヒビール やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【アサヒビールはやばい?】業績
アサヒビールの過去6年間の業績は、下記の通りになります。※アサヒグループホールディングスの数値
参考:アサヒビール 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
アサヒビールは、2022年12月期において売上高約2兆5111億円/当期純利益約1515億円となっています。
アサヒビールは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、アサヒビールの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年12月期末時点で約42.7%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもアサヒビールの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででアサヒビールは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、アサヒビールの将来性について記載します。
【アサヒビールはやばい?】将来性
アサヒビールの業績に影響を及ぼすと考えられる酒類・アルコール市場は、下記の通り推移すると考えられます。
酒類・アルコール飲料の業界概要
酒類製成数量、リキュールが首位に
参考:Nikkei Compass「酒類・アルコール飲料」
国税庁によると、2020年度の酒類製成(生産)数量は745万キロリットル(kl)と、1999年度の959万klをピークに減り続けている。成人1人当たりの酒類消費数量も、92年度の101.8リットルをピークに減り続けている。20年度の品目別酒類製成数量をみると、リキュールの257万klが最も多く、ビールを抜いて首位になった。ビールは184万klと両品種がとびぬけて多い。それに次ぐのは、スピリッツ・原料アルコールの95万kl、発泡酒の39万kl、単式蒸留焼酎の38万kl、清酒31万klの順となっている。販売(消費)数量でみてもリキュール、ビールの上位2品目はとびぬけて多く、スピリッツ・原料アルコール、発泡酒、清酒が続く。リキュールやその他の醸造酒にはいわゆる第三のビールなどが含まれ、ビール、発泡酒を含めたビール系飲料でくくると全体の6割強を占める。
ビール系では大手4社(アサヒグループホールディングス(HD)、キリンHD、サントリーHD、サッポロHD)で市場のほぼ99%を占める。ビール以外のメーカーは事業規模が小さく、焼酎首位の宝HDは売上高が3009億円(22年3月期)、日本酒大手の白鶴酒造(神戸市)は278億円(21年3月期)となっている。(2023/04/20調査)
酒類・アルコール飲料市場は堅調に推移しており、アサヒビールの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【アサヒビールはやばい?】年代別年収
アサヒビールの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:アサヒグループホールディングス 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は742万円で、 30~34歳になると856万円と平均年収が114万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると975万円で、40~45歳になると1041万円、40~45歳になると1114万円となります。 そして、50~54歳になると1203万円、55~59歳になると1202万円となります。
※こちらの試算は、アサヒグループホールディングス株式会社が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています
参考:年収チェッカー「アサヒグループホールディングス」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもアサヒビールの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【アサヒビールはやばい?】福利厚生
アサヒビールの福利厚生は下記のとおりです。
ライフプラン
テーマ別セミナー、ナイスライフセミナー、FP相談厚生寮・レジャー各種サービス
『えらべる倶楽部』(契約保養所・ホテル・スポーツ施設)住宅
選択型社宅制度・住宅積立金・在宅貸付金・単身赴任支援制度
借上物件・社有物件を全国に完備。個人のニーズに合わせ物件を選択できる財形貯蓄
社員貸付金・住宅貸付金・社員積立金・住宅積立金・持ち株会・財形貯蓄レクリエーション
コミュニケーション補助費(年間12,000円/人)、クラブ活動補助、全国に契約保養施設・レジャー施設多数健康
法定外健診・健康管理室による保健指導、メンタルヘルスケア・過重労働者フォロー万一・退職後の備え、
育児・介護
退職年金制度・ナイスライフ年金・ドリーム年金、育児・介護休業制度、次世代育成諸施策、各種保険(所得保障保険等)カフェテリアプラン
毎年、年間90,000円の補助額が付与され、豊富なメニューから個人のニーズに合わせて活用できるその他諸制度
参考:アサヒビール「会社を知る」
法定福利(厚生年金・雇用保険・介護保険・労災保険)、各種休暇制度、各種手当、共済制度、育児・介護支援諸制度 他
アサヒビールは、財形貯蓄(社員貸付金・住宅貸付金など)など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、年間90,000円の補助額が付与されるカフェテリアプランは、魅力的です。
【アサヒビールはやばい?】激務
アサヒビールの平均残業時間は約26時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、アサヒビールの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもアサヒビールの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【アサヒビールはやばい?】採用大学
アサヒビールの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【アサヒビールはやばい?】広報
アサヒビールの広報媒体はこちらです。
アサヒビール公式Twitterは、178万人以上がフォローしており、人気です。人気の秘訣は思わず飲みたくなるビジュアルの魅せ方やキャンペーンなど有益な情報を提供しているからではないでしょうか。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【アサヒビールはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、アサヒビールの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、アサヒビールで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【アサヒビールはやばい?】①:ワークライフバランス
アサヒビールのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
部署もそうだが人によってかなり偏りがあり、休日も業務をしている人は多い。仕事量が多くやらないといけないのもあるが、仕事自体が好きで休日もパソコンを開けてメールをしている人もいる。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
ワークライフバランスを唱えて実践しようとしているが上司自身が仕事が終わっておらず休日出勤していることもあり、どこかで歪みが生じているのが現状。
有給などは以前に比べて取得しやすくなったが、会社全体として働き方が変わるまでには至っていない。
2021年の情報ですが、アサヒビールは以前と比べ有給が取りやすくなったものの働き方について社全体としては、変わっていないとの意見がありました。そのほかネット上の口コミを見て、今はどうなのか見極める必要がありそうです。
【アサヒビールはやばい?】②:働きがい・成長
アサヒビールの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
どんどんやらせてくれるところ。福利厚生充実。ビール好きにはやはりいいです。成長・キャリア開発:
参考:openwork 「働きがい・成長」
しっかり本人希望を聞いてくれます。希望通りとはいかない面もありますが基本は成長支援です。技術系で入社すればそのまま技術系。事務系で入社すればそのまま技術系です。横異動はまずないので専門性は高まるとは思いますが、技術系人材が事務系に来てもいいのではないかと個人的には思いますがそれが残念ながらありません。そういう意味では深層のダイバーシティーはあまり感じられるものではありません。
アサヒビールの働きがい、成長については、概ね高評価のようです。挑戦できる土壌があり、一方で横異動はまずないとのことで上記1カ所「事務系で入社すればそのまま”事務系”です。」と書かれたかったのだと思います。
【アサヒビールはやばい?】③:退職検討理由
アサヒビールの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
ほとんど自分の時間がない。人生働くことに生きがいを見出したいのであれば非常にいい企業だと思う。しかし、そう出ない場合は、頑張っても給料に反映はされず、日々ストレスが溜まるだけ。アフターファイブなんてものは存在しなく、業務用になると帰りはほぼ23時以降。アルコールも入っているため落ち着けなく、次の日にひびきながら仕事をすることになる。また、自身の体調管理をすることが非常に難しく、体重は増え、肝臓は傷める。
参考:openwork 「退職検討理由」
在籍3年未満の方の2018年の口コミですが、ハードだった印象です。働き方改革関連法施行以後どうなのでしょう。試飲も伴う部署もあるようですので、よく企業研究をしたうえ、OB・OGからも話を聞いて就活を進めるべきです。
【終わりに】アサヒビールの内定獲得方法について
本記事では、アサヒビールがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、アサヒビールは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
アサヒビールの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。