【BIPROGYはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、BIPROGYの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「BIPROGY やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、BIPROGYの業績や市場環境、労働環境面から「BIPROGY やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【BIPROGYはやばい?】会社概要
まず、BIPROGYの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 4,442名(2023年3月31日現在)
事業内容は下記のとおりです。
BIPROGY株式会社は、大日本印刷の関連会社であるITサービス企業です。主に、ICTインフラやシステムサービス、またクラウドやAIなど最新のテクノロジーを用いた幅広いソリューションを提供しています。顧客のDX推進を支援することで、顧客のビジネス課題の解決はもちろん、社会課題の解決にも大きく貢献しています。またSDGsをはじめとする社会課題の解決を目的とした事業にも取り組んでおり、顧客やパートナー企業と連携したビジネスエコシステムの拡大を目指しています。
参考:シューカツFAQ「【BIPROGYの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」当社グループは、長年にわたるICTインフラやシステムサービスの提供を通じ、お客様からの信頼を獲得してきました。現在は、クラウドやAI など日々進化するテクノロジーを用いて、新しいサービスやソリューションを生み出し、お客様のDXに貢献しています。
引用:BIPROGY「事業内容」
今後は、さまざまなお客様にシステムインテグレーションサービスを提供してきた経験および蓄積してきた知財を活用し、さまざまな業種・業界、海外のベストプラクティスなどのオープンイノベーションによる組み合わせをさらに強化することで、お客様のビジネスモデル変革を実現していきます。
参考:BIPROGY「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。BIPROGYは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め8,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「BIPROGY やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【BIPROGYはやばい?】業績
BIPROGYの過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:BIPROGY 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
BIPROGYは、2023年3月期において売上高約2022億円/当期純利益約206億円となっています。
BIPROGYは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、BIPROGYの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約49.9%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもBIPROGYの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででBIPROGYは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、BIPROGYの将来性について記載します。
【BIPROGYはやばい?】将来性
BIPROGYの業績に影響を及ぼすと考えられるSIer市場は、下記の通り推移すると考えられます。
システムインテグレーターの業界概要
参考:Nikkei Compass「システムインテグレーター」
ITサービスの元請け的役割 市場は10年連続で拡大
システムインテグレーター(SI)は、顧客企業が情報システムを導入する際に、業務内容や目的に応じてシステムを基本設計し、ハードウエアとソフトウエアの選定からプログラム開発、システム構築、運用、保守までを一貫して手掛ける企業を指す。SIerとも呼ばれる。当初は個々の企業向けに専用のシステムを受託開発する方式が一般的だったが、インターネットの普及やIT(情報技術)の高度化で、SI各社が手掛ける技術領域は急速に広がっている。最近ではSIに代わってITサービス会社と呼ばれることが多い。
大規模システムの構築は開発領域が多岐にわたるため、システムの部品にあたる各領域をすり合わせる技術力が重要とされる。ITサービスは専門技術を備えた人材や企業を重層的に束ね、全体を統括しながら開発を主導して進捗管理やコスト管理をしていく元請け的な役割を担っており、こうした事業構造から「ITゼネコン」とも称される。(2024/01/05調査)
システムインテグレーター市場は堅調に推移しており、BIPROGYの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【BIPROGYはやばい?】年代別年収
BIPROGYの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:BIPROGY 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
また、国税庁とのBIPROGYの有価証券報告書をもとにJobQが年代別年収を独自で算定すると、以下のようになりました。
20代は489〜684万円
参考:Job Q「BIPROGY」
30代は760〜825万円
40代は882〜925万円
50代は973〜960万円
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもBIPROGYの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【BIPROGYはやばい?】福利厚生
BIPROGYの福利厚生は下記のとおりです。
健康・厚生・雇用・労災保険、退職年金制度、直営・契約保養所、診療所完備、育児・介護休暇制度、
独身寮、住宅資金積立融資制度、積立貯蓄、職場積立NISA、自己申告制度、慶弔給付金、社員持株会、
会員制リゾートクラブ・アスレチッククラブ、各種運動部・文化部のサークル活動ほか年次有給休暇(初年度14日、2年目16日~最高20日)、リフレッシュ休暇、特別休暇ほか
フレックスタイム制 コアタイム10:30~15:00
参考:BIPROGY「募集要項」
BIPROGYは、退職年金制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また独身寮は築浅できれいなマンションに月3万円程度で住めるとのことです。
【BIPROGYはやばい?】激務
BIPROGYの平均残業時間は約21.7時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、BIPROGYの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもBIPROGYの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【BIPROGYはやばい?】採用大学
BIPROGYの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【BIPROGYはやばい?】広報
BIPROGYの広報媒体はこちらです。
BIPROGYの事業やメッセージに関する動画が多数アップロードされており、企業研究に役立つと考えられます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【BIPROGYはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、BIPROGYの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、BIPROGYで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【BIPROGYはやばい?】①:ワークライフバランス
BIPROGYのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
事前に調整すれば (ほぼダメということはありません) 一週間以上の休暇がとれますので、有給休暇は非常に取りやすいです。 全社的に80パーセント以上の取得推奨していますし、 入社から70パーセントを下回ったことはないと記憶しています。徐々に男性の育児休暇を取っている方が増えており、最近では感覚ではほぼ100パーセントの方が育児休暇を取っていた気がします。 知っている範囲だと1ヶ月程度から1年間まで幅広いです。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
コロナ禍になったことで、プロジェクト次第ではありますがほぼ100パーセントでリモートワークになりました。
リモートワークで移動時間がなくなりすごく勤務が楽になりました。
BIPROGYは、有給休暇が非常に取りやすいことや、リモートワークが推進されていることからも、ワークライフバランスは取りやすいといえるでしょう。
【BIPROGYはやばい?】②:働きがい・成長
BIPROGYの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい :
参考:openwork 「働きがい・成長」
顧客からはプライムSIerとして扱われることが多く、 顧客企業の一員として情報システムの企画/提案を行うことができており、様々な企業・業種での業務知識や経験を積み上げることができるため、やりがいを感じています。
成長・キャリア開発:
責任範囲が広いため、上流工程を中心に、下流工程まで一連の業務を通じて、サポートを受けながらしっかり経験を積むことができます。
入社後、数年で顧客や協力企業に対する業務を任され業務をやりきることで成長できると感じています。(失敗することもありますが、 経験になります)
BIPROGYは上流工程から下流工程までの一連の業務を通じて成長できる環境があるとのことです。また顧客企業の一員として企画・提案が行えることもやりがいに繋がっているようです。
【BIPROGYはやばい?】③:退職検討理由
BIPROGYの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
お客様の窓口として保守を担当していたが、 トラブルまたは障害発生時は客先対応最優先の風潮があり、(それ自体はいいのだが) 例えそれが営業時間外でも対応すべしとの姿勢が、この先自分のワークライフバランスに支障きたすと考えた。あとは、ものづくりスキルを身につけたい思いがあった。 プロジェクトマネージャーの人材を育む以上、必要とされるスキルは管理力、調整力、コミュニケーション能力といったもので、ものづ
参考:openwork 「退職検討理由」
くりできるか否かは正直そんなに求められておらず、 経験の場も中々与えられない。 やりたいことが何かをマネージメントしたり、計画たててチームがそれ通りに進行してするようコントロールすることが好きな人には合っているだろうが、 システム開発にどっぷり浸かりたい人が働く場所ではないと感じる (配属部署にもよるかと思う)
BIPROGYは担当業務によってはトラブル発生時に早急な対応が求められることがあり、それが苦痛だと感じる人もいるようです。また自ら手を動かしてシステムを作るという技術力を身につけたい人には向いていないかもしれません。
【終わりに】BIPROGYの内定獲得方法について
本記事では、BIPROGYがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、BIPROGYは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
BIPROGYの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。