【評価軸の選定が肝!】資料分析型グループディスカッション(GD)の攻略法

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【評価軸の選定が肝!】資料分析型グループディスカッション(GD)の攻略法

昨今、コロナ禍の影響でオンライン就活が主流となってきました。

それに伴い、遠方の学生からの応募も増え、足切りの意味を込めてグループディスカッション(以下、GD)を選考に組み込む企業が増えてきています。

GDは書類選考や適性検査と異なり、合否に外部要因が絡みやすく就活生を悩ませる選考の1つです。

GDにはいくつかのパターンが存在しますが、資料分析型は膨大な情報を効率的に処理するプロセスがあり、若干難易度が高くなっています。

本記事では資料分析型GDにおいて、情報の整理方法から結論を出すためのフレームワークまで網羅的に解説していますのでぜひ最後までご覧ください。

それでは本題に入ります。

「そもそもGDとは?」という方は、以下の記事から読んでみてください!

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資料分析型GDとは?

資料分析型GDとは、「与えられた資料を分析して、最善の解決策を導き出すGD」のことを示します。

後ほどテーマ例も記載しますが、

・あるメーカーの新商品開発について、その是非、また売り出し方や価格帯などを資料を基に考える。(三井物産)
・あるテーマパークの料金を固定にすべきか変動にすべきか

のようなテーマが資料分析型に該当します。

資料分析型の特徴は2点です。

① 個人ワークの時間が設けられることがある

資料分析型GDでは議論開始前に個人個人で資料の内容を確認し、情報の整理や結論出し等を行う個人ワークの時間が設けられる場合があります。

他の形式でも個人ワークの時間が与えられる可能性はありますが、資料分析型のみ議論開始前から多くの情報を与えられることになるので、その分個人ワークの時間が与えられる可能性が高いです。

② 議論の自由度が低い

資料分析型GDでは前提条件が事前に決められているため、議論の自由度が低いです。
※他の形式では前提条件を自由に設定できるため、チームや個人にとって都合の良い議論の展開が可能です。

資料内に記載されている事実や事実から類推される解釈をベースに議論を行う必要がある点に注意してください。

特徴の解説は以上です。

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資料分析型GDのお題例

このパートでは資料分析型GDのテーマ例を解説していきます。

下記が実際の出題例です。
自分だったら「どう情報を整理し」「どう議論を展開するか」を意識しながら確認してみてください。

お題例

  • あるテーマパークの料金を固定にすべきか変動にすべきか
  • 今年どのような芳香剤を出すべきか
  • ホームセンターを新規出店するなら、以下の4つの候補地のうちどれがいいか
  • とある街にショッピングセンターの隣に建てるべきものは何か
  • 古くからとある写真館では、大手写真屋チェーンによる経営圧迫が問題となっている。経営を立て直す戦略を考えなさい
  • あるメーカーの新商品開発について、その是非、また売り出し方や価格帯などを資料を基に考える。(三井物産)
  • ある企業の子会社化の賛否(デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー)
  • A企業によるB企業のパソコン事業買収の是非について(デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー)
  • オイシックス株式会社のらでぃっしゅぼーや買収の是非(デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー)

以上がテーマ例です。
次のパートでは資料分析型GDの進行方法や時間配分を解説します。

資料分析型GDの目安時間配分

下記が30分で議論する場合の時間配分例です。
記載の流れで議論することでクオリティの高い結論を効率的に出せますので、ぜひご活用ください。

また、これより制限時間が短くなる場合でも、長くなる場合でも極力進行方法は変えず、時間配分のみを調整するようにしてください。
※どれか一つでも欠けると結論のクオリティが落ちてしまいます。

時間配分例(30分の場合)

  1. タイムマネジメント:1〜2分
  2. お題の定義づけ:1〜2分
  3. 情報の整理:〜7分
  4. 評価軸の選定:~10分
  5. 4.で選定した評価軸ををもとに選択肢を比較:〜7分
  6. 結論出し:〜2分
  7. 発表者の決定と発表準備:時間が余れば

新規事業立案型GDの進め方や意識すべきポイント

ここからは先ほどの時間配分例をもとに、議論の進め方や意識すべきポイントについて解説していきます。

実際のGDをイメージしながら、読み進めていきましょう。

『資料を読んで、A商品とB商品どちらが成功するか判断せよ』というお題を想定して、解説していきます。

① タイムマネジメント:1〜2分

議論の進行方法と時間配分についてチーム全体で共通認識を図るパートです。

下記2点は最低限確認するようにしてください。

  • 議論をどういう流れで行うか
  • 各フェーズに何分使うか

例としては、以下のような発言が考えられます。

発言例

  • 「お題が少し曖昧なので全員の認識を擦り合わせる時間を○○分とりましょう」
    →まず、メンバー全員の目線を揃えます。
  • 「その後、資料の情報を整理し、結論を出すためにはどの情報が重要になるかについて話し合いましょう」
    →効率的な進行方法を提案し、円滑な進行を促進しましょう。

② お題の定義づけ:1〜2分

お題の曖昧な部分を具体化するパートです。

※他の形式のGDでは、自由に前提条件を設定できますが資料分析型GDではあらかじめ前提条件が与えられるため、お題の曖昧な部分の具体化のみにフォーカスしましょう。

※もし、前提条件に不足があると感じた場合は設定するようにしましょう。

発言例

  • 「お題に含まれている成功とは何でしょうか?」
  • 「成功とはどちらが売上を見込めるということではないでしょうか?」

また、前提条件を設定する場合はなるべく詳しく行うようにしましょう。
明確な条件を複数設定することで、議論の範囲を絞り込むことができ、円滑に結論を出すことができます。

ただ、時間をかけすぎてしまうと議論時間が少なくなってしまう点には注意してください。

③ 情報の整理:〜7分

資料内の情報を整理するフェーズです。
与えられた情報をカテゴリごとに整理し、比較をするための準備を行います。

情報整理をするには5W3Hのフレームワークを活用するのがおすすめです。

※5W3Hとは?
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Who(誰が)
・Why(なぜ)
・What(何を)
・How(どのように)
・How many(どのくらい)
・How much(いくら

例としては、以下のような発言が考えられます。

発言例

  • 「まず、資料にどんな情報(what)があったか整理しましょう。」
  • 「例えば、商品のターゲット(who)、価格(How much)、etc…がありましたね。」
  • 「表を作って情報を整理してみましょう。」

④ 評価軸の選定:~10分

前のパートで整理した情報をもとにどの要素が重要になるか話し合うフェーズです。
今回は売上を最大化するための重要要素の選定を本パートで行います。

例としては、以下のような発言が考えられます。

発言例

  • 「どの項目がより大きな売上を上げるのに重要だと思いますか?」
  • 「私は、ターゲットと価格だと思います。その理由は~だからです。」

⑤ ④で選定した評価軸ををもとに選択肢を比較:〜7分

前パートで選定した要素をベースに、各選択肢を比較していきます。

発言例

  • 「では、A商品・B商品についてターゲットと価格を考慮しつつ、売上予測を推定していきましょう」
    →前提条件や自身の感覚や知識を基に推定していきます。

⑥ 結論出し:〜2分

比較の結果、定量的に優位な選択肢を結論として設定するフェーズです。

発言例

  • 「売上予測を算出してみた結果、A商品のほうが高い売り上げが見込めるということになりましたね」
  • 「なので、今回はA商品が成功するという結論にしましょう」

⑦ 発表者決め、発表準備(時間が余れば)

納得感のある結論が出れば、最後の発表に備え議論を振り返るなど時間ギリギリまでブラッシュアップしましょう。

議論の終盤はとにかく時間に追われるので、練習はできないものと想定しておいた方が気持ちは楽だと思います。
最低限、発表者のみ決められれば問題ないと思います。

最後に

今回は資料分析型GDについて解説しました。

資料分析型は他の形式と異なり、膨大な情報の整理が必要です。

ただ、資料内で確認すべきポイントや議論の展開方法を理解していれば本番でパフォーマンスを発揮できると思うので、ぜひ本記事の内容を踏まえて対策してみてください。

※もし、資料分析型だけでなく課題解決型や新規事業立案型など他の形式の対策方法も知りたい場合は、下記リンク先をご確認ください。

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