【日立製作所はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

このページはPRを含みます

【日立製作所はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

今回は、日立製作所の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。

ネット上では「日立製作所 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?

本記事では、日立製作所の業績や市場環境、労働環境面から「日立製作所 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。

【内定率UP!】この時期におすすめの就活サービス

dodaキャンパス
- 大手企業、優良企業からスカウトが届く!
- SONY、日産自動車、三井住友海上等が利用


Offerbox
- No.1スカウトサービス
- Microsoft、ニトリ、資生堂、JCBカード等が利用


ONE CAREER
- March以上の就活生の95%以上が利用
- 過去の選考情報(過去問)を見放題!

【日立製作所はやばい?】会社概要

まず、日立製作所の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

会社名株式会社日立製作所(英語名 Hitachi, Ltd.)
代表取締役社長取締役 代表執行役 執行役社長兼CEO 小島啓二
設立大正9年(1920年)2月1日 [創業 明治43年(1910年)]
本社郵便番号 100-8280 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
従業員数
連結社員数 368,247名(2022年3月末時点)
単独社員数 29,485名(2022年3月末時点)

事業内容は下記のとおりです。

株式会社日立製作所は、日本の電機メーカーで日立グループの中核企業となっています。

同社は、「デジタル」「グリーン」「イノベーション」を成長の柱として、グローバルで社会イノベーション事業のさらなる進化と成長をめざしています。

詳細は下記記載の通りです。

■デジタルシステム&サービス

・フロントビジネス:ミッションクリティカルな社会インフラを高度なIT/デジタルシステムで実現
・ITサービス:各業種のお客さま業務のDXをソリューション、サービスでサポート
・サービス&プラットフォーム:DX(デジタルトランスフォーメーション)に必要な手法と最新デジタルテクノロジーを提供

■グリーンエナジー&モビリティ

・エネルギービジネス:脱炭素社会の実現に向けたエネルギー転換を目指す
・モビリティビジネス:安全、快適でクリーンな移動を提供

■コネクティブインダストリーズ

・アーバン:快適なオフィス・生活空間の提供
・アドバンストテクノロジー:ヘルスケア・半導体分野向けの自社技術や事業創生力を強化
・インダストリー:グローバル×デジタル事業で社会インフラを支える

参考:シューカツFAQ「【日立製作所の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説

参考:日立製作所「会社概要

ここまでの情報を踏まえると。日立製作所は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め40万名近くいることから、安定した大企業のように見受けられます。

続いて、業績の観点から「日立製作所 やばい」の真偽を掘り下げていきます。

【日立製作所はやばい?】業績

日立製作所の過去7年間の業績は、下記の通りになります。

参考:日立製作所 会社HP「有価証券報告書
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)

日立製作所は、2023年3月期において売上高約10兆8811億円/当期純利益約6491億円となっています。

日立製作所は、ここ数年、10兆円前後という莫大な売上高を計上しており、黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。

また、日立製作所の総資産・純資産の過去推移についても、ほぼ堅調に推移していることが伺えます。

(参考:売上高/当期純利益とは)

売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している

当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している

参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説

続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約39.5であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。

(参考:自己資本比率とは)

自己資本比率=純資産/総資産で算出

自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい

参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?

下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても日立製作所の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。

業種自己資本比率
建設業39.5%
製造業45.6%
情報通信業58.6%
運輸業、郵便業36.3%
卸売業38.3%
小売業36.7%
不動産業、物品貸借業32.7%
宿泊業・飲食サービス業14.4%
サービス業(ほかに分類されないもの)44.9%
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?

ここまでで日立製作所は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。

次に、日立製作所の将来性について記載します。

【日立製作所はやばい?】将来性

日立製作所の業績に影響を及ぼすと考えられる総合電機市場は、下記の通り推移すると考えられます。

総合電機の業界概要について

中国・韓国勢台頭、各社とも事業再構築急ぐ
これまで成長をけん引してきた半導体や電子部品事業の主体は、韓国・台湾勢に取って代わられた。このため各社とも事業再構築を模索している。空調機器やランドリーなどの「白物家電」は、世界全体で年10%前後の成長が続くとの見通しが多い。特に中国やASEAN(東南アジア諸国連合)、アフリカ各国などでの所得水準の向上、環境配慮・省エネ製品需要は日本勢にも追い風になる。
パナソニックは家電メーカーのイメージを残しつつ、自動車電子化技術や「空間ソリューション」を高成長事業に据える。20年にトヨタ自動車と車載電池、住宅の事業を統合した。一方、液晶パネル事業からの完全撤退を決め、半導体事業も子会社の全株式を20年に売却した。テレビ事業では21年にブラジルでの生産から撤退。22年以降、低価格機種の大半を中国大手のTCLに生産委託し、19年には8カ所あった生産拠点をマレーシアと台湾、欧州の3カ所に絞る。(2023/06/24調査)

参考:Nikkei Compass「総合電機

総合電機市場は事業再構築が喫緊の課題となってはいますが、日立製作所の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。

【日立製作所はやばい?】年代別年収

日立製作所の平均年収推移は下記のとおりです。

参考:日立製作所 会社HP「有価証券報告書

また、年代別の平均年収は下記のとおりです。

25~29歳の平均年収は597万円で、 30~34歳になると688万円と平均年収が91万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると785万円で、40~45歳になると838万円40~45歳になると896万円となります。 そして、50~54歳になると968万円55~59歳になると967万円となります。

参考:年収チェッカー「日立製作所

また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。

参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果
(※千円以下は切り捨てで記載)

日本全体の平均年収と比較しても日立製作所の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。

【日立製作所はやばい?】福利厚生

日立製作所の福利厚生は下記のとおりです。

社員の皆さんの生活が豊かで潤いがあり、より安定したものとなるように、福利厚生・各種制度を充実を図っています。
多様なニーズに応じる福利厚生・各種制度
カフェテリアプラン
あらかじめ会社が用意した福利厚生メニューを、社員一人ひとりが一定の持ち点の範囲内で、ニーズに合わせて自由に選択・利用できる制度です。また、ホテルや各種施設などを割安な会員価格で利用できる仕組みや各種スクール費用補助など、自己啓発を目的とした支援もあります。
福利厚生充実プラン
住宅支援
ファイナンシャルプラン相談
住宅ローン補助など
育児教育
育児施設利用費補助
子どもの教育費補助など
生活
家事代行利用料補助
自社製品購入費補助など
医療
人間ドック利用補助
医療費補助など
介護
介護施設利用費補助
介護製品購入補助など
自己啓発
各種スクール費用補助
資格取得費用補助など
リフレッシュ
スポーツクラブ利用補助
旅行費用補助など
寄付金
慈善団体への寄付
生活をサポートする各種福利厚生制度
住宅支援制度 住宅手当制度や寮・社宅制度等(詳細は勤務事業所により異なります)によって皆さんの住居をサポートします。転勤などの際の住居の不安を解消する役割も果たしています。
社員持株制度 皆さんの財産形成をサポートする制度として、給与や賞与からの積立で日立製作所の株式を無理なく簡単に購入できます。奨励金も支給されます。
財形貯蓄 将来の住宅資金や老後資金などのための貯蓄制度で、給与や賞与から定期的に金融機関に積立ができ、無理なく財産形成ができます。
団体保険 皆さんやご家族の万一の病気や怪我、介護に備えるために、会社が社員のために作った割安な保険です。
仕事と育児・介護の両立支援
男女ともに仕事と育児を両立できる環境づくりに向けて、各種制度の導入・拡充や、働きやすい職場環境の整備に努めています。
また、高齢化の進展に伴い、仕事と介護の両立支援施策の強化も図っており、従業員への経済的支援のほか、「介護コンシェルジュ」を社内に導入するなど、従業員に寄り添った支援を行っています。

参考:日立製作所「WELFARE・PROGRAMS 福利厚生・各種制度

日立製作所は、多彩なニーズに応じたカフェテリアプランなど充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。

また、フレックスタイム勤務、短時間勤務、サテライトオフィス勤務、在宅勤務とさまざまな働き方の選択肢が用意されているほか、育児・仕事両立支援金も、子の小学校3年修了時までが支給対象となっています。

【日立製作所はやばい?】激務

日立製作所の平均残業時間は約34時間/月です。

また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、日立製作所の残業時間は比較的少なめで、激務ではないと言えるでしょう。

83.5h コンサルティング・シンクタンク
78.6h 広告代理店・PR・SR・デザイン
70.8h 建築・土木・設計設計
66.1h 放送・出版・新聞・映像・音響
64.8h 不動産関連・住宅
63.4h インターネット
62.0h フードサービス・飲食
58.4h 情報サービス・リサーチ
57.5h 証券会社・ファンド
56.6h 住宅設備・建材
53.7h ゲーム関連・玩具
53.1h 印刷・紙パルプ・書籍
52.7h SIer・ソフト開発・運用
50.7h 人材・コールセンター
49.1h 教育・研修サービス
49.1h 雑貨文具・スポーツ
49.0h 食品・飲料
48.8h 旅行・ホテル
48.7h 総合商社
48.6h 監査・税理士法人
47.7h 鉄鋼・非鉄金属
47.5h 電気・プラント関連
47.2h IT・通信機器
46.3h 医療品・医療機器
46.2h 通信・ISP
45.7h 生命・損害保険
45.5h 機械関連

同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。

参考:MONOist 「キャリアニュース

さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。

出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所

他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても日立製作所の残業時間は多すぎるとは言えず、激務ではないと言っていいでしょう。

【日立製作所はやばい?】採用大学

日立製作所の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。

是非お読みください。

【日立製作所はやばい?】広報

日立製作所の広報媒体はこちらです。

Hitachi Brand Channelは、登録者6.8万人以上のYouTubeチャンネルです。Customer Success Stories、Products, Services and Solutions、People、Historyなどをテーマにした動画を多数アップしています。また経営、決算、投資家情報に関する動画も公開していますので、就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。

【日立製作所はやばい?】口コミ・評判について

ここまで、日立製作所の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。

最後に、日立製作所で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。

【日立製作所はやばい?】①:ワークライフバランス

日立製作所のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。

ワークライフバランスがしっかり取れています。在宅ワークも週3-4日出来ていて、色々と融通がきくのがありがたいです。

参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス

日立製作所は、上記のような口コミもある一方で、2020年以前に退社された方からは、平日のプライベートはほぼない状態だった、営業部門は20時くらいまで残業していたといった口コミがあったため、現在も部署によって差はあると思われますが、改善されていると言ってよさそうです。

日立製作所はやばい?】②:働きがい・成長

日立製作所の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。

働きがい:
社会や産業を支えるようなものづくり、とりわけ大きな設備の設計・製作に携わり、長い期間をかけて完成した時の達成感は十分味わえた。

成長・キャリア開発:
どの分野において、一定程度のシェアや技術力を持っており、そういった技術力やそれを作ってきた人たちと一緒に働くことで、技術力においての向上や仕事への向き合い方を学ぶことができた。

参考:openwork 「働きがい・成長

日立製作所は、大企業ならではの働きがい、学びがあると言えます。別の口コミでは、年2回、上長とのキャリア面談もあり、短中期の目標、希望を伝える機会もあるとのことです。

【日立製作所はやばい?】③:退職検討理由

日立製作所の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。

今後のキャリアを考えた際に、ホワイトすぎる環境に身を置き続けることに危機感を覚えてため。また、若手社員の間は総合商社や財閥系デベロッパーと比較すると昇給額が余りに少ないため、待遇向上を目指して他社への転籍を検討している。

参考:openwork 「退職検討理由

日立製作所は、いい環境ではあるようですが、他の口コミを見ると、自分の成長や経験値向上のため、自身の市場価値を高めるために転職を考える方がいました。年功序列、頑張っても給与に反映されなかった、そんな声も見られました。

【終わりに】日立製作所の内定獲得方法について

本記事では、日立製作所がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。

総合的に判断すると、日立製作所は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。

日立製作所の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。