【キッコーマンはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、キッコーマンの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「キッコーマン やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、キッコーマンの業績や市場環境、労働環境面から「キッコーマン やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【キッコーマンはやばい?】会社概要
まず、キッコーマンの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
キッコーマン株式会社
中野 祥三郎
1917年(大正6年)12月7日
〒278-8601 千葉県野田市野田250
連結社員数 7,686名(2022年3月末時点)
単独社員数 529名(2022年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
1.食品の製造と販売
2.「食と健康」に関わる商品とサービスの提供をグローバルに展開するキッコーマンは現在、北米、ヨーロッパ、アジアを中心に8つの生産拠点があります。今後は南米にも事業を広げていくビジョンがあり、さらなるグローバル化が期待できます。
参考:シューカツFAQ「【キッコーマンの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:キッコーマン「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。キッコーマンは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め8000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「キッコーマン やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【キッコーマンはやばい?】業績
キッコーマンの過去7年間の業績は、下記の通りになります。
参考:キッコーマン 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
キッコーマンは、2023年3月期において売上高約6188億円/当期純利益約437億円となっています。
キッコーマンは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、キッコーマンの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約72.5%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもキッコーマンの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででキッコーマンは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、キッコーマンの将来性について記載します。
【キッコーマンはやばい?】将来性
キッコーマンの業績に影響を及ぼすと考えられる調味料・食品添加物市場は、下記の通り推移すると考えられます。
調味料・食品添加物の業界概要
大手メーカーと中小零細の事業格差拡大
参考:Nikkei Compass「調味料・食品添加物」
調味料は味付けのため料理に添加する食品を指す。伝統的な基礎調味料のしょうゆ、みそ、食酢、みりん類、ケチャップなどトマト加工品、めんつゆなど液体調味料、「味の素」などうま味調味料、だしの素のような風味調味料、粉末調味料、香辛料などを調味料と総称する。
食品添加物は食品製造の際に添加する物質で、風味や見た目、色合いを良くする甘味料や着色料、香料のほか、保存料や酸化防止剤、栄養成分を補う栄養強化剤を含む。天然動植物から作るものと、化学合成で作るものがある。調味料を広義の食品添加物に含める場合もある。(2023/05/06調査)
調味料・食品添加物市場は堅調に推移しており、キッコーマンの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【キッコーマンはやばい?】年代別年収
キッコーマンの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:キッコーマン 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は524万円で、 30~34歳になると604万円と平均年収が80万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると689万円で、40~45歳になると736万円、40~45歳になると787万円となります。 そして、50~54歳になると850万円、55~59歳になると849万円となります。
参考:年収チェッカー「キッコーマン」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもキッコーマンの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【キッコーマンはやばい?】福利厚生
キッコーマンの福利厚生は下記のとおりです。
暮らし
福利厚生メニュー制度、社宅・独身寮貸与、住宅融資制度、保養所、体育館、総合病院など多様な働き方
育児・介護休職制度、ボランティア休職制度、配偶者帯同休職制度、時差勤務制度など資産形成
社員持株制度・財形貯蓄保険
雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金その他
参考:キッコーマン「福利厚生」
福利厚生サービス、職場のコミュニケーション補助、旅行会補助など
キッコーマンは、社員持株制度・財形貯蓄など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、キッコーマン本社の付近には、企業立のキッコーマン総合病院があり、社員はもとより一般にも開放されています。
【キッコーマンはやばい?】激務
キッコーマンの平均残業時間は約21.5時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、キッコーマンの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもキッコーマンの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【キッコーマンはやばい?】採用大学
キッコーマンの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【キッコーマンはやばい?】広報
キッコーマンの広報媒体はこちらです。
公式ツイッター『キッコーマンです。』は、フォロワー34万人以上。キャンペーンのほか、商品の豆知識、レシピはもちろん、ユーザーを巻き込んだ企画ツイートもされていて、楽しいです。
就職を少しでも考えている人は一度は見たほうがいいと思います。
【キッコーマンはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、キッコーマンの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、キッコーマンで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【キッコーマンはやばい?】①:ワークライフバランス
キッコーマンのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
営業職は、得意先から連絡がくると対応しないといけない為、有給を取得する時などは注意が必要です。ただし、休日などに連絡がくることはあまりなく、そこは心配いらないかと思います。たまに、付き合いでゴルフなどがありますが、楽しんで出来る人はそれで良いと思います。苦手な人はそもそもゴルフを始めなくても大丈夫です。飲み会もそこまで多くはないですが、食品業界ですので、食に興味がないとつらいかもしれません。新たなトレンドなどをプライベートで、自然に探求できる姿勢があるとよいです。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
キッコーマンは、休日はしっかりと休めるようです!
食への興味がある程度ないとツラいようですが、カーディーラーの方が車に興味がないとツラい。それと同じで、これはどの業界に在籍していても起こりえることだと感じます。
【キッコーマンはやばい?】②:働きがい・成長
キッコーマンの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
日本を代表する調味料メーカーということで、誇りを持って働くことができる。日本でも海外でもネームバリューがあるため、どこに行っても名前を知られているという点は営業をする上でもプラスになったと感じている。成長・キャリア開発:
参考:openwork 「働きがい・成長」
若いうちから大きな仕事を任せてくれる。研修制度なども充実しており、同期と共に成長を実感できるシーンも多くあった。
キッコーマンの知名度は全国区ですから、営業のしやすさは地場調味料メーカーとは比ベものにならないでしょう。若くしてチャンスも与えられるそうですから、若いうちから大きな仕事をしたい就活生の方なら、面接を突破しておきたい企業です。
【キッコーマンはやばい?】③:退職検討理由
キッコーマンの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
国内の転勤、海外への転勤があり、自分のライフスタイルと合わなくなった為、退職した。ただ、海外転勤は希望する人も多く花形の場所である為、仕事ができる+英語ができる+コネクションを作って自分の名前を売り込むなど、社内での営業活動も必要である。
参考:openwork 「退職検討理由」
たしかにキッコーマンは大手で、全国に支店などがあるほか、海外にも拠点があるため、転勤の可能性があります。転勤が意に沿わない場合は退職する。これはあるあるかもしれません。
【終わりに】キッコーマンの内定獲得方法について
本記事では、キッコーマンがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、キッコーマンは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
キッコーマンの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。