【サッポロビールはやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、サッポロビールの年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「サッポロビール やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、サッポロビールの業績や市場環境、労働環境面から「サッポロビール やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【サッポロビールはやばい?】会社概要
まず、サッポロビールの会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
サッポロビール株式会社
野瀬 裕之
2003年7月1日
〒150-8522 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号 (恵比寿ガーデンプレイス内)
連結社員数 6,676名(2022年12月末時点)
単独社員数 2,162名(2021年12月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
サッポロビールは日本を代表する飲料メーカーの一角です。
星印のサッポロビールの人気は日本だけでなく、アメリカにおいても27年連続でアジア系ビールの中でシェア第1位を獲得するほどの人気を誇っています。
参考:シューカツFAQ「【サッポロビールの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
事業内容は、ビール・発泡酒・ワイン・焼酎などの製造/販売、その他にも洋酒の販売等と幅広く、それぞれ詳しく認識しておきましょう。
参考:サッポロビール「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。サッポロビールは東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め8,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「サッポロビール やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【サッポロビールはやばい?】業績
サッポロビールの過去6年間の業績は、下記の通りになります。※サッポロホールディングスの数値
参考:サッポロビール 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
サッポロビールは、2022年12月期において売上高約4784億円/当期純利益約54億円となっています。
サッポロビールは、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、サッポロビールの総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2022年12月期末時点で約26%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較してもサッポロビールの自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまででサッポロビールは、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、サッポロビールの将来性について記載します。
【サッポロビールはやばい?】将来性
サッポロビールの業績に影響を及ぼすと考えられる酒類・アルコール飲料市場は、下記の通り推移すると考えられます。
酒類・アルコール飲料の業界概要
酒類製成数量、リキュールが首位に国税庁によると、2020年度の酒類製成(生産)数量は745万キロリットル(kl)と、1999年度の959万klをピークに減り続けている。成人1人当たりの酒類消費数量も、92年度の101.8リットルをピークに減り続けている。20年度の品目別酒類製成数量をみると、リキュールの257万klが最も多く、ビールを抜いて首位になった。ビールは184万klと両品種がとびぬけて多い。それに次ぐのは、スピリッツ・原料アルコールの95万kl、発泡酒の39万kl、単式蒸留焼酎の38万kl、清酒31万klの順となっている。販売(消費)数量でみてもリキュール、ビールの上位2品目はとびぬけて多く、スピリッツ・原料アルコール、発泡酒、清酒が続く。リキュールやその他の醸造酒にはいわゆる第三のビールなどが含まれ、ビール、発泡酒を含めたビール系飲料でくくると全体の6割強を占める。
参考:Nikkei Compass「酒類・アルコール飲料」
ビール系では大手4社(アサヒグループホールディングス(HD)、キリンHD、サントリーHD、サッポロHD)で市場のほぼ99%を占める。ビール以外のメーカーは事業規模が小さく、焼酎首位の宝HDは売上高が3009億円(22年3月期)、日本酒大手の白鶴酒造(神戸市)は278億円(21年3月期)となっている。(2023/04/20調査)
酒類・アルコール飲料市場は堅調に推移しており、サッポロビールの今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【サッポロビールはやばい?】年代別年収
サッポロビールの平均年収推移は下記のとおりです。
参考:サッポロビール 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
また、国税庁とのサッポロビールHDの有価証券報告書をもとにJobQが年代別年収を独自で算定すると、20代は491〜686万円、30代は763〜828万円、40代は885〜928万円、50代は977〜964万円となりました。
参考:Job Q「サッポロビール」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較してもサッポロビールの平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【サッポロビールはやばい?】福利厚生
サッポロビールの福利厚生は下記のとおりです。
社宅(全国各事業場所在地に借上げ社宅)
参考:サッポロビール「採用情報」
保養所(会社社有保養所有り)
その他:
各種社会保険加入、財形貯蓄制度、諸貸付金制度、社員持株会、企業年金基金制度、確定拠出年金制度、個人積立年金制度 他
サッポロビールは、社員持株会、企業年金基金制度、確定拠出年金制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、保養所としては、避暑地として有名な葉山にあるサッポロビール葉山寮があります。
【サッポロビールはやばい?】激務
サッポロビールの平均残業時間は約21時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、サッポロビールの残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較してもサッポロビールの残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【サッポロビールはやばい?】採用大学
サッポロビールの採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【サッポロビールはやばい?】広報
サッポロビールの広報媒体はこちらです。
サッポロビールのTwitterは、2009年から開設しており、67万人以上のフォロワーがいます。商品に関する呟きや、オンエア情報が投稿されています。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【サッポロビールはやばい?】口コミ・評判について
ここまで、サッポロビールの年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、サッポロビールで実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【サッポロビールはやばい?】①:ワークライフバランス
サッポロビールのワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
残業も少なく、有給は取りやすい。しかし、生産管理となると呼び出し対応も多いのは事実。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
サッポロビールは、基本的に残業は少なめで、ワーク・ライフ・バランスは申し分ない企業といえます。生産管理を目指している方は、その点を熟考しないといけなさそうです。
【サッポロビールはやばい?】②:働きがい・成長
サッポロビールの働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
働きがいを感じる場面は少ない。ほとんどルーティンワークで、変化がない毎日である。名古屋市という立地がいいのがまだ救いで、あとはやりがいに感じることはほとんどない。成長・キャリア開発:
参考:openwork 「働きがい・成長」
キャリア形成に力を入れているように見せるが、ほとんど何も行われていない。上司によって成長速度が変わる。また成長をしようという社員も少なく、周囲の環境はあまり良いとは言えない。
働きがいなど感じるところは人それぞれであり、サッポロビールでは、上記のように感じていた社員の方もいるようです。一方でサッポロという自社商品ブランドについて誇りに思っている社員もいましたので、いろいろなサイトからいろいろな口コミをチェックされてみてください。
【サッポロビールはやばい?】③:退職検討理由
サッポロビールの退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
待遇面が一番の理由です。役職についても年収はそこまで上がらず、上の役職の人もお金に悩んでいる人が多いような気がします。ただ働きやすい環境ではあり、のんびり働きたい人にはこれほどいい会社はないのではないかと思います。また基本的には起こられることもなく、優しい人ばかりです。
参考:openwork 「退職検討理由」
先ほどもお伝えしましたが、サッポロビール(ホールディングス)の平均年収は、年々減少していますので、特に中堅社員など長く在籍している方のなかには、給与などに不満を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
【終わりに】サッポロビールの内定獲得方法について
本記事では、サッポロビールがやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、サッポロビールは就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
サッポロビールの内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。