【新生銀行はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、新生銀行の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「新生銀行 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、新生銀行の業績や市場環境、労働環境面から「新生銀行 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【新生銀行はやばい?】会社概要
まず、新生銀行の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 2,248名(2023年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
SBI新生銀行グループは、銀行とノンバンクの機能を併せ持つハイブリッドな総合金融グループです。
事業は個人向け・法人向けに分かれており、
個人業務では、預金・資産運用商品・住宅ローンなどのリテールバンキング業務、個人向け無担保ローン業務、ショッピングクレジット・クレジットカード・ペイメント業務など、個人向け金融商品販売・サービスを行っています。
一方で、法人業務は、事業法人・金融法人などのお客さまにソリューションを提供する業務、プロジェクト案件や不動産などを対象としたストラクチャードファイナンス業務、プライベートエクイティ投資や事業承継金融などを行う業務、リース業務、外国為替・金利デリバティブなどの市場ソリューションを提供する市場営業業務などを行っています。参考:SBI新生銀行「企業情報」
参考:シューカツFAQ「【新生銀行の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:新生銀行「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。新生銀行は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め5,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「新生銀行 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【新生銀行はやばい?】業績
新生銀行の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:新生銀行 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
新生銀行は、2023年3月期において売上高約4,218億円/当期純利益約427億円となっています。
新生銀行は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、新生銀行の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約7%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても新生銀行の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで新生銀行は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、新生銀行の将来性について記載します。
【新生銀行はやばい?】将来性
新生銀行の業績に影響を及ぼすと考えられる都市銀行市場は、下記の通り推移すると考えられます。
都市銀行の業界概要について
参考:Nikkei Compass「都市銀行」
貸し出しシェアは4割弱 金利復活で収益向上見込む
都市銀行とは大都市を中心に全国規模で活動する銀行を指す。全国銀行協会(東京・千代田)は三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(FG)、みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下の三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行がメガバンクと呼ばれ、りそなホールディングス(HD)傘下のりそな銀行、埼玉りそな銀行を加えた4グループ5行を都市銀行としている。これに信託専業の三井住友トラスト・ホールデンングス(HD)を加えて5大銀行グループと呼ぶことが多い。
業務は預金、貸付、為替の3分野が柱。債券や株式の運用、M&A(合併・買収)仲介、資産流動化支援などによる手数料収入も収益の柱になっている。幅広い業種への貸し出しがあり、融資枠も大きいため、日々の資金のやり取りをするコール市場では資金の取り手になる。(2024/03/07調査)
都市銀行市場は堅調に推移しており、新生銀行の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【新生銀行はやばい?】年代別年収
新生銀行の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:新生銀行 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は470万円で、 30~34歳になると587万円と平均年収が117万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると684万円で、40~45歳になると744万円、40~45歳になると774万円となります。 そして、50~54歳になると843万円、55~59歳になると740万円となります。
参考:年収チェッカー「新生銀行」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても新生銀行の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【新生銀行はやばい?】福利厚生
新生銀行の福利厚生は下記のとおりです。
社会保険完備、福利厚生倶楽部加入、財形貯蓄、退職金制度、住宅関連補助等
参考:新生銀行「募集要項」
新生銀行は、退職金制度など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また住宅補助が手厚く、最大で4万前後支給されるとのことでした。
【新生銀行はやばい?】激務
新生銀行の平均残業時間は約28.3時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、新生銀行の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても新生銀行の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【新生銀行はやばい?】採用大学
新生銀行の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【新生銀行はやばい?】広報
新生銀行の広報媒体はこちらです。
新生銀行のキャンペーンや取り組みに関するポストが多数あり、企業理解を深めることができます。ポスト内で紹介されている記事なども読んでみることをオススメします。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【新生銀行はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、新生銀行の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、新生銀行で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【新生銀行はやばい?】①:ワークライフバランス
新生銀行のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
制度が充実している。休暇の取り方もバリエーション豊富なので、プライベートとの両立は非常にしやすい。コロナ後も在宅勤務が引き続き認められているため、 働く時は働く、休む時は休むというメリハリがつけやすいのはメリット。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
ライフサポート休暇を使って、 会社に在籍したまま留学したり、 家族の海外転勤に帯同したりも可能。
男性の育休も浸透しており取得率は高いと感じる。 介護休暇を使っている人もちらほら聞くので取りやすいのだと思う。
新生銀行は、休暇の取り方のバリエーションが多いため、プライベートとの調整はしやすく、ワークライフバランスは取りやすいようです。また男性の育児休暇や介護休暇も取得がしやすいとのことでした。
【新生銀行はやばい?】②:働きがい・成長
新生銀行の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい :
参考:openwork 「働きがい・成長」
一人一人の裁量はとても大きいと思うので、やり切れたことがあると達成感は大きい。 一年目のうちから自ら動くことが必要になってくる。
顧客から質問などがきた時にも、その質問に対して自分自身で判断できることが増えれば増えるほど、それが働きがいにつながる。
成長・キャリア開発:
「働きがい」に記載したように、 初めから携わる仕事が大きく、量も多いので、 成長度はとても高いと思う。異動については会社から言われるもの以外にも公募制度もあるので主体的にキャリア開発を積める環境でもる。
現部署でも成長を続けながら、 同時進行で今後のキャリアの検討をすることができる環境だと思う。
新生銀行は、若手のうちから一人一人の裁量が大きく、やりがいを持って働けるようです。また公募制度などもあり、自らが望むキャリアを叶えやすい環境でもあるとのことでした。
【新生銀行はやばい?】③:退職検討理由
新生銀行の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
仕事をしない役付き社員がかなり多い。
参考:openwork 「退職検討理由」
どんなに成果を評価されていても、仕事をしない社員たちと比較しても給与や昇進に差がついているように思えない。成長意欲がある社員が少なく、 全体的には現状維持でゆったりした危機管理意識が低い人間が多い。もちろん全員ではないが、そういう人間の割合は高いと思う。
また、無駄に管理、 企画などコストセンターの人員が多い。
優秀な人ほど仕事のやりがいや、さらに成長できる環境を求めて、早く見切りを付けて退職をして転職先で大きく成功しているようにみえる。
新生銀行では、尊敬できる上司がいない、成長意欲がある社員が少ないといった理由から、退職を検討する社員もいるようです。さらに成長したいという理由で新生銀行を離れる人も少なくないとのことでした。
【終わりに】新生銀行の内定獲得方法について
本記事では、新生銀行がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、新生銀行は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
新生銀行の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。