【住友不動産はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など
今回は、住友不動産の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「住友不動産 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、住友不動産の業績や市場環境、労働環境面から「住友不動産 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【住友不動産はやばい?】会社概要
まず、住友不動産の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 5,757名(2023年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
住友不動産では、ビルの開発・賃貸、マンション・戸建住宅の開発・分譲、宅地の造成・分譲、海外不動産の開発・分譲・賃貸、建築土木工事の請負・設計・監理、不動産の売買・仲介・鑑定など多岐にわたる事業を展開しています。
多くの事業を展開しているため、競合他社と比較しながら住友不動産ならではの特徴を見つけましょう。
参考:シューカツFAQ「【住友不動産の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」分譲マンション:「より良い社会資産を創造し、それを後世に残していく」というコンセプトのもとに首都圏、近畿圏をはじめとした大都市圏を中心に新築・分譲マンション事業を展開しています。
分譲戸建 / 宅地分譲:総合ディベロッパーならではの高いデザイン力・技術力を集結させた住友不動産の新築分譲一戸建「J・URBAN」。ハイグレードな建物が美しい街並みを形成する物件を供給しています。
マンション管理:業界トップクラスの上質な管理サービスを提供します。ビル管理・賃貸管理もお任せください。
オフィスビル:ビル拠点として交通利便性の高い東京都心7区を中心に、230棟超のオフィスビルを展開しています。
資産活用:土地を始めあらゆる不動産に関するお悩み情報等をご相談下さい。 売却・税金対策・相続・等価交換・建替えなど様々なニーズに対して、お客様のご所有不動産の有効活用に向けたコンサルティングをさせていただきます。
賃貸マンション:東京23区内・京都・札幌に賃貸マンションを自社保有し、5,000戸以上を管理運営しています。都心エリアでは、ホテルライクなコンシェルジュサービスを提供する、業界屈指の高級賃貸マンションシリーズ「ラ・トゥール」を展開しています。
都市型ホテル:交通アクセスが良好なロケーション、ひと回り広めの客室、ゆったりとしたベッドやバス、スタイリッシュな内装などを備えたハイグレードなビジネスホテル「ヴィラフォンテーヌ」シリーズを東京都心3区を中心に展開しています。
リゾート型ホテル:日常から解き放たれた、ゆったりとした時間を演出する
引用:住友不動産「事業内容」
リゾート型ホテルを展開しています。
参考:住友不動産「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。住友不動産は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め12,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「住友不動産 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【住友不動産はやばい?】業績
住友不動産の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:住友不動産 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
住友不動産は、2023年3月期において売上高約9,399億円/当期純利益約2,366億円となっています。
住友不動産は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、住友不動産の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年12月期末時点で約28.3%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても住友不動産の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで住友不動産は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、住友不動産の将来性について記載します。
【住友不動産はやばい?】将来性
住友不動産の業績に影響を及ぼすと考えられる総合デベロッパー市場は、下記の通り推移すると考えられます。
総合デベロッパーの業界概要について
参考:Nikkei Compass「総合デベロッパー」
不動産売買額、コロナ禍前の水準近くまで回復
総合デベロッパーは商業施設やオフィスビル、マンション、公共施設などを開発する事業者。用地の取得や企画、設計、開発、所有、賃貸、運営など事業範囲は広い。自社で資金調達し、保有し続けるほか、大手は系列のREIT(不動産投資信託)の活用、グループ外に売却するなど資産ポートフォリオを常に見直している。総合建設会社(ゼネコン)への重要な発注元の1つとなっている。
首都圏や近畿圏、中部圏、地方中核都市などの都市部が開発の中心で、開発の検討から用地交渉、建設、開業までに少なくとも数年を要する例が大半を占める。このため用地取得時と開業時の地価や金利、賃料相場などが変化し、収益性の変動要因にもなる。(2024/02/11調査)
総合デベロッパー市場は堅調に推移しており、住友不動産の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【住友不動産はやばい?】年代別年収
住友不動産の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:住友不動産 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は446万円で、 30~34歳になると517万円と平均年収が71万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると600万円で、40~45歳になると634万円、40~45歳になると667万円となります。 そして、50~54歳になると721万円、55~59歳になると694万円となります。
参考:年収チェッカー「住友不動産」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても住友不動産の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【住友不動産はやばい?】福利厚生
住友不動産の福利厚生は下記のとおりです。
社宅、保養所、社内クリニック、自社ホテル・フィットネスクラブ割引利用等、資格取得支援、退職年金、財形貯蓄、従業員持株会 など
参考:住友不動産「募集要項」
住友不動産は、退職年金や財形貯蓄など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、社員寮は都内一等地に完備されており、安く住むことができるとのことでした。
【住友不動産はやばい?】激務
住友不動産の平均残業時間は約40.7時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、住友不動産の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても住友不動産の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【住友不動産はやばい?】採用大学
住友不動産の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【住友不動産はやばい?】広報
住友不動産の広報媒体はこちらです。
住友不動産で取り扱っているマンションの紹介動画などがアップロードされており、住友不動産の取り組みを知ることができます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【住友不動産はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、住友不動産の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、住友不動産で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【住友不動産はやばい?】①:ワークライフバランス
住友不動産のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
いつ出社しても退社しても問題ありません。 休みも自分のスケジュール次第で決めることができます。 ただ、一般のお客様を相手にしている分、土日休むと仕事が取れません。したがって、仕事をたくさんまわす人は土日はあまり休みません。 効率の良い人は平日に代休をとっていますが、 圧倒的に仕事量が多いのでなかなか難しいのが現状です。 結論、 プライベートとの調整は自由にできますが、 やりすぎると仕事がとれないので調整しない人が多い印象です。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
住友不動産はいつ出社・退社しても問題なく、自分の裁量でスケジュールを決めることができるようです。しかし仕事を取るために土日も休まない人もいるとのことでした。
【住友不動産はやばい?】②:働きがい・成長
住友不動産の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
参考:openwork 「働きがい・成長」
お客様を最初のヒアリングから引渡まで一貫担当制として最初から最後まで接客するため、責任を持って対応し、自分の提案が形になるまでを見届けられる。最終的にお客様にリフォームをしてよかったと喜んでもらえたときにはこちらも嬉しくなるし達成感を感じられる。
成長・キャリア開発:
入社後すぐに東京で1ヶ月間の研修があり、 リフォームの基礎知識や営業のロープレ、見積作成やプラン作成の方法などみっちり教えてもらえる。
営業所に戻って実践していく中で営業やプランカ、 見積もり作成、 現場の進捗確認、 引渡、 アフターフォローと一連の流れを積むことでリフォーム全般の知識が得られ自信につながる。
住友不動産は、一貫担当制ということもあり、責任を持ってお客様と最後まで関わることができることにやりがいを感じられるようです。また研修やフォローもしっかりしており、成長できる環境はしっかり用意されているとのことでした。
【住友不動産はやばい?】③:退職検討理由
住友不動産の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
契約をあげ、現場の管理が増え始めると営業に避ける時間が短くなり営業成績が落ち込んでしまうことが多かった。配属先が新店舗ということもあり、 業者等もきちんと整備されていなかった為、 業者への営業活動もあったあり業務時間が長くなりがちだった。 また、営業職には残業代がつかないため、長く働いたとしても残業代が出ることもない。 昇給についても平社員はほぼなし、 管理職になった場合でも基本給はほぼ変わらず、あくまでも契約から引き渡しの工程を終えたものにのみ歩合が支払われる。 このため、年収の一定化が難しい。
参考:openwork 「退職検討理由」
住友不動産は営業職は残業代がつかないことや管理職になっても基本給がほぼ変わらないこともあり、年収の一定化が難しいという理由から退職を検討する社員もいるようです。
【終わりに】住友不動産の内定獲得方法について
本記事では、住友不動産がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、住友不動産は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
住友不動産の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。