【横河電機はやばい?】年代別年収・採用大学・将来性・潰れる?・激務など

今回は、横河電機の年収、採用大学、将来性、潰れる等の評判について解説します。
ネット上では「横河電機 やばい」でヒットする記事もありますが、実態はどうなのでしょうか?
本記事では、横河電機の業績や市場環境、労働環境面から「横河電機 やばい」の真偽を総合的に判断していきます。
【横河電機はやばい?】会社概要

まず、横河電機の会社概要を下記に記載します。基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
単独社員数 2,342名(2023年3月末時点)
事業内容は下記のとおりです。
横河電機は工業計器・プロセス制御システム専業の日本最大手電機メーカーで、その分野において世界6大メーカー(ABB、ハネウェル、シュナイダー・エレクトリック、エマソン・エレクトリック、シーメンス)の一つと言われています。
事業内容は大きく分けて6つあります。
・制御事業:プラントの生産設備の制御・運転監視を行う分散形制御システムなどを提供
・エネルギー&サステナビリティ事業:エネルギーの有効活用とサステナブル社会の実現に貢献し、地球環境を守る事業
・マテリアル事業: 便利で快適な物質社会と循環型社会の双方の実現に貢献する事業
・ライフ事業:医薬品や医療、安全な水と食料の供給を通して、人々の命を支え、健康と安全を守る事業
・測定器事業:電流、光、圧力などの物理量の測定技術を生かし、電気エネルギー関連や光通信関連分野の課題解決のためのサービスを含めたトータルソリューションを提供
・新事業他:サービス提供事業者にとって、使いやすく、運用負荷を抑えた産業用IoT(IIoT)のハードウエア、ソフトウエア、クラウド環境を提供するソリューションビジネスを展開上記のように、横河電機は、オイル&ガス、石油化学、再生可能エネルギー、電力、エネルギーマネジメント(EMS)およびエネルギーストレージ分野における現場の知見と顧客との信頼関係を生かし、多様化するエネルギーの生産、供給、利用、廃棄、リサイクルのバリューチェーン全体にわたって安全かつ最適な運用を支えています。
参考:シューカツFAQ「【横河電機の採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説」
参考:横河電機「会社概要」
ここまでの情報を踏まえると。横河電機は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、従業員数もグループ会社含め17,000名を超えていることから、安定した大企業のように見受けられます。
続いて、業績の観点から「横河電機 やばい」の真偽を掘り下げていきます。
【横河電機はやばい?】業績
横河電機の過去6年間の業績は、下記の通りになります。
参考:横河電機 会社HP「有価証券報告書」
(※売上高/当期純利益は億円未満切り捨て、総資産/純資産は小数点3位以下切り捨て)
横河電機は、2023年3月期において売上高約4,564億円/当期純利益約389億円となっています。
横河電機は、多額の売上高を計上しており黒字であることから、業績面で不安な点は無いと考えられます。
また、横河電機の総資産・純資産の過去推移についても堅調に推移していることが伺えます。
(参考:売上高/当期純利益とは)
売上高:売上高とは、企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと。売上高が高いと企業の儲けが高いことを表し、逆に低いと企業の儲けが低いことを表している
当期純利益:当期純利益とは、当期の企業の活動でどれくらいの利益が出たのかを表すもの。売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益を表している
参考:Money Forward クラウド会計「売上高とは?意味や定義、営業利益や純利益との違いをわかりやすく解説」
続いて自己資本比率に関しても、2023年3月期末時点で約61.36%であり、他人資本(主に借入金などの負債項目)が多くを占めていないので、倒産可能性は低く経営が安定していると言えます。
(参考:自己資本比率とは)
自己資本比率=純資産/総資産で算出
自己資本比率:自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%を占めるかを示す数値であり、自己資本比率が小さいほど、他人資本の影響を受けやすい不安定な会社経営を行っていることになり、会社の独立性に不安が生じます。自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよい
参考:doda「自己資本比率とは?業種別では何%くらいが目安なの?」
下記は、業種別の自己資本比率平均ですが、これらと比較しても横河電機の自己資本比率は安定していると言えるでしょう。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
建設業 | 39.5% |
製造業 | 45.6% |
情報通信業 | 58.6% |
運輸業、郵便業 | 36.3% |
卸売業 | 38.3% |
小売業 | 36.7% |
不動産業、物品貸借業 | 32.7% |
宿泊業・飲食サービス業 | 14.4% |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 44.9% |
ここまでで横河電機は、業績面から安定していると理解できましたが、将来性はどうなのでしょうか。
次に、横河電機の将来性について記載します。
【横河電機はやばい?】将来性
横河電機の業績に影響を及ぼすと考えられる計測・分析機器市場は、下記の通り推移すると考えられます。
計測・分析機器の業界概要
参考:Nikkei Compass「計測・分析機器」
学術・産業から環境・医療など利用分野が拡大
分析機器とは、物質の組成や性質、構造、状態などを定性的、定量的に測定するための機械器具や装置をいう。用途別にみると、電気化学分析装置や光分析装置、電磁気分析装置、分離分析装置、分解・蒸留・分離・濃縮装置、熱分析・熱測定装置などがある。学術研究をはじめ、産業や生活環境、地球環境、医療などの先端分野で利用が着実に増えており、それに伴い多種多様な分析機器が開発されている。
分析機器は製造業だけでなく、バイオ・医療やエネルギー・環境など幅広い業界の企業が活用する。販売先は主に民間企業のほか、大学や国の研究機関などがある。(2024/01/22調査)
計測・分析機器市場は堅調に推移しており、横河電機の今後の業績に大幅に悪影響を与えるものではないと考えられます。
【横河電機はやばい?】年代別年収
横河電機の平均年収推移は下記のとおりです。
参考:横河電機 会社HP「有価証券報告書」
また、年代別の平均年収は下記のとおりです。
25~29歳の平均年収は584万円で、 30~34歳になると674万円と平均年収が90万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると768万円で、40~45歳になると820万円、40~45歳になると877万円となります。 そして、50~54歳になると947万円、55~59歳になると946万円となります。
参考:年収チェッカー「横河電機」
また、下記は国税庁による日本全体の平均年収推移です。
参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果」
(※千円以下は切り捨てで記載)
日本全体の平均年収と比較しても横河電機の平均年収は圧倒的に高い事から優良企業であると言えるでしょう。
【横河電機はやばい?】福利厚生
横河電機の福利厚生は下記のとおりです。
独身寮、社宅、体育館、人工芝グラウンド、社員食堂、診療センター、保養所
参考:横河電機「福利厚生」
住宅資金融資、次世代育成支援金、社員持ち株制度
産前産後休業、傷病休職制度、育児休職制度、妊活支援休職制度、介護休職制度、ボランティア休職制度、配偶者海外駐在休職制度、学習支援休職制度
テレワーク、時間単位休暇制度、フレックスタイム制度、遠隔地勤務(通勤圏外での就業)、育児時間制度 等
横河電機は、独身寮や社宅など充実した福利厚生があり、優良企業と言えるでしょう。
また、テレワークやフレックスタイム制度に加え、時間単位休暇制度や遠隔地勤務などもあり、ライフスタイルに合わせた働き方ができるようです。
【横河電機はやばい?】激務
横河電機の平均残業時間は約18.3時間/月です。
また、openworkによる業界別残業時間のランキングトップと比較しても、横河電機の残業時間はとても少なく激務ではないと言えるでしょう。
同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。
参考:MONOist 「キャリアニュース」
さらに、日本全体における月間平均残業時間は下記のとおりです。
出典元:⽇本の残業時間 定点観測 OpenWork 働きがい研究所
他業種や日本全国の平均残業時間と比較しても横河電機の残業時間は少なく、激務ではないと言えるでしょう。
【横河電機はやばい?】採用大学
横河電機の採用大学や就職難易度については下記に記載しています。
是非お読みください。
【横河電機はやばい?】広報
横河電機の広報媒体はこちらです。
横河電機のCMはもちろん、会社紹介やその他ソリューションに関する動画がアップロードされており、企業研究に役立ちます。
就職を少しでも考えている人は一度は見た方がいいと思います。
【横河電機はやばい?】口コミ・評判について
ここまで、横河電機の年収や福利厚生、激務度等の労働条件について記載しました。
最後に、横河電機で実際に働いている社員の口コミを数件記載します。
【横河電機はやばい?】①:ワークライフバランス
横河電機のワークライフバランスについては、下記の通り口コミが記載されていました。
ワークライフバランスは取りやすい会社だと思う。
参考:openwork 「ワーク・ライフ・バランス」
ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始休暇の大型連休があり、 有給休暇も年20日以上ある。 夏休みは7月~9月あたりの好きな時期に設定できるので、旅行などの計画を自由に立てることができる。
急な有給取得でも文句を言われたことはない。
また、上司が気を遣ってくれるので、 過度な残業を行うことはない。
テレワークにも対応しており、ほぼ全日テレワークで業務を行う社員も少なくない。
横河電機は、夏休みを自由な時期に設定できたり、急に有休を取ることも可能であったりと、休みが取りやすい環境であるといえます。またテレワークもかなり推進されているようです。
【横河電機はやばい?】②:働きがい・成長
横河電機の働きがいや成長については、下記の通り口コミが記載されていました。
働きがい:
参考:openwork 「働きがい・成長」
社会のインフラを稼働させる機器を製造販売しています。 電気、ガス、水道に加えて石油・石油化学から鉄鋼、食品薬品までお客様は多岐にわたりお客様の安定稼働を支えていくことが働く満足感につながります。
成長・キャリア開発:
個人としての成長の一助としてe-learningが用意されておりさまざまなカリキュラムから自分で学び続けることが可能。一部コンテンツについては有料や条件付き無料になっています。ビジネスについては約七割が海外市場、単純に日本から輸出するのではなくグローバル生産、グローバル販売となっていますので海外拠点とのやり取り上、必然的に英語でのコミュニケーション力は磨かれていきます。
横河電機は、社会インフラに欠かせない製品を取り扱っているため、やりがいは感じられやすいようです。またe-learningなどの制度も充実していることや、海外向けのビジネスを展開していることからも、しっかり成長できる環境があるようです。
【横河電機はやばい?】③:退職検討理由
横河電機の退職検討理由について、下記の通り口コミが記載されていました。
非常に業績が安定しているため、 新たなことへの取り組みを歓迎する雰囲気が無い。
参考:openwork 「退職検討理由」
社内の雰囲気が非常に保守的で、 新たな挑戦を歓迎する雰囲気が無い。
新たな価値観や、外部からの発想を受け入れる文化的素地は無い。
横河電機は業績が安定しているがゆえに、新たな挑戦をしようという風土はなく、保守的な面に違和感を覚えて退職を検討する社員もいるようです。
【終わりに】横河電機の内定獲得方法について
本記事では、横河電機がやばいか、年収・激務度・福利厚生・将来性・業績などの観点から記載しました。
総合的に判断すると、横河電機は就職するにはとても良い企業であり、是非とも内定獲得を狙いたい企業です。
横河電機の内定獲得方法については下記記事に徹底解説しているので、是非お読みください。