今回は、横河電機の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。

横河電機は、工業計器・プロセス制御システム専業の大手電機メーカーで就活生人気が高く、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

【横河電機の採用大学】会社概要

まず、横河電機の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

参考：横河電機「企業ホームページ」

横河電機は工業計器・プロセス制御システム専業の日本最大手電機メーカーで、その分野において世界6大メーカー（ABB、ハネウェル、シュナイダー・エレクトリック、エマソン・エレクトリック、シーメンス）の一つと言われています。

事業内容は大きく分けて６つあります。

・制御事業：プラントの生産設備の制御・運転監視を行う分散形制御システムなどを提供
・エネルギー＆サステナビリティ事業：エネルギーの有効活用とサステナブル社会の実現に貢献し、地球環境を守る事業
・マテリアル事業：　便利で快適な物質社会と循環型社会の双方の実現に貢献する事業
・ライフ事業：医薬品や医療、安全な水と食料の供給を通して、人々の命を支え、健康と安全を守る事業
・測定器事業：電流、光、圧力などの物理量の測定技術を生かし、電気エネルギー関連や光通信関連分野の課題解決のためのサービスを含めたトータルソリューションを提供
・新事業他：サービス提供事業者にとって、使いやすく、運用負荷を抑えた産業用IoT（IIoT）のハードウエア、ソフトウエア、クラウド環境を提供するソリューションビジネスを展開

上記のように、横河電機は、オイル＆ガス、石油化学、再生可能エネルギー、電力、エネルギーマネジメント（EMS）およびエネルギーストレージ分野における現場の知見と顧客との信頼関係を生かし、多様化するエネルギーの生産、供給、利用、廃棄、リサイクルのバリューチェーン全体にわたって安全かつ最適な運用を支えています。

次は、横河電機の採用大学について記載していきます。

【横河電機の採用大学】採用人数1位は早稲田大学

横河電機の採用人数1位は早稲田大学です。

1位	早稲田大	7人
2位	東京農工大	6人
3位	東京大	4人
3位	東京工業大	4人
3位	立教大	4人
6位	明治大	3人
6位	千葉大	3人
6位	法政大	3人
9位	東北大	2人
9位	大阪大	2人

過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。

＜大学院＞
青山学院大学、秋田大学、茨城大学、岩手大学、宇都宮大学、大阪大学、大阪市立大学、お茶の水女子大学、学習院大学、鹿児島大学、金沢大学、金沢工業大学、九州工業大学、京都大学、京都工芸繊維大学、熊本大学、群馬大学、慶應義塾大学、恵泉女学園大学、工学院大学、甲南大学、埼玉大学、芝浦工業大学、首都大学東京、上智大学、信州大学、成蹊大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、帝京大学、電気通信大学、東海大学、東京大学、東京海洋大学、東京工業大学、東京電機大学、東京都市大学、東京農工大学、東京理科大学、同志社大学、東北大学、富山大学、名古屋大学、奈良先端科学技術大学院大学、新潟大学、日本大学、日本女子大学、兵庫県立大学、弘前大学、広島大学、福島大学、文教大学、法政大学、北陸先端科学技術大学院大学、北海道大学、明治大学、山梨大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、流通経済大学（茨城）、早稲田大学
＜大学＞
青山学院大学、秋田大学、大阪大学、鹿児島大学、金沢大学、金沢工業大学、関西学院大学、岐阜大学、九州大学、京都大学、熊本大学、慶應義塾大学、恵泉女学園大学、工学院大学、甲南大学、国士舘大学、芝浦工業大学、首都大学東京、上智大学、職業能力開発総合大学校、信州大学、成蹊大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、帝京大学、電気通信大学、東海大学、東京大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京工業大学、東京電機大学、東京都市大学、東京農工大学、東京理科大学、同志社大学、富山大学、名古屋大学、新潟大学、日本大学、文教大学、法政大学、北海道大学、明治大学、山梨大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、流通経済大学（茨城）、早稲田大学

Brunel University London
The University of Minnesota, TwinCities
Savitribai Phule Pune University

引用：マイナビ「横河電機の新卒採用・会社概要」

また、2017年卒の合計採用人数は71名です。そのため、全体の約10％が早稲田大学から採用されています。

引用：マイナビ「横河電機の新卒採用・会社概要」

【横河電機の採用大学】学歴フィルターはない

続いて、横河電機の学歴フィルターの有無について記載します。

横河電機は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。

【横河電機の採用大学】採用倍率は推定195倍

横河電機の採用倍率は約195倍だと考えられます。

参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、横河電機の採用倍率は高いと考えられます。

採用倍率だけで見ると横河電機への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか？

次に、別の切り口から横河電機の就職難易度について記載していきます。

【横河電機の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

横河電機の就職難易度は59.7で、有名企業427社の中129位でした。

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」

横河電機の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

では、横河電機に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？

次に、横河電機の内定獲得のための対策方法について解説します。

【横河電機の採用大学】内定獲得のための対策方法

横河電機の内定獲得のための対策ポイントは下記３つです。

限られた面接時間では、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、横河電機を受ける際の志望動機やガクチカの対策方法について解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

横河電機の志望動機を考える時のポイントは下記３つです。

1.「横河電機で実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために横河電機のリソースを使いたい。だから横河電機を志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

2.過去の経験・想いを入れる

「横河電機で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「横河電機に入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

3.他社ではなく横河電機である理由を伝える

「他社ではなく横河電機の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、横河電機が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

横河電機のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

1.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは「横河電機が求める人材像」を調べましょう。

横河電機が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

横河電機の求める人材像は下記だと考えられます。

上記をまとめると、以下のようになります。

・現状に満足せず、常に自らを高める人

・自ら行動し、失敗を恐れずチャレンジできる人

・既存の枠を超えて、コラボレーションを促進できる人

引用：横河電機「求める人財像」

また、企業理念や行動規範に共感できる人材も、横河電機の求める人物像と考えることができます。

1.企業理念の実現
私たちは、「YOKOGAWAは計測と制御と情報により持続可能な社会の実現に貢献する　YOKOGAWA人は良き市民であり勇気をもった開拓者であれ」 という企業理念に基づいて行動します。

2.法令の遵守と社会との協調

私たちは、それぞれの国や地域の法令を遵守するとともに、社会規範や国際的な行動指針を尊重し、高い倫理観をもって行動します。

私たちは、それぞれの国や地域の文化や慣習を尊重します。

3.人権の尊重

私たちは、国際的に求められている人権を理解し、あらゆる人の尊厳と人権を尊重します。

私たちは、事業活動を通じて人権侵害を引き起こしたり助長したりすることのないように取り組み、そのような状況を発見した場合には速やかに対処します。

4.公正な事業慣行

私たちは、贈収賄や利益供与などあらゆる形態の腐敗には関与せず、公正で誠実に事業活動を行うとともに、すべてのステークホルダーとも健全な関係を保ちます。

私たちは、不当・不法な要求には毅然として対応し、市民社会の秩序や安全に脅威を与え、犯罪行為を助長するような行為や組織とはかかわり合いをもちません。

5.社会・環境への貢献

私たちは、社会的に有用で安全な製品やサービスを開発・提供し、お客様の課題の解決を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。

私たちは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みは人類共通の課題であり、企業の存続に必須の要件と理解し、主体的に行動します。

6.ステークホルダーとの信頼関係
私たちは、すべてのステークホルダーに対して適切で公平な情報開示を行うとともに、建設的な対話を通じて、信頼関係を維持・発展させます。

引用：横河電機「企業理念」

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで横河電機の内定獲得可能性を上げられると考えられます。

2.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、横河電機に入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、横河電機入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

③ 横河電機への内定確率を高めるツールの活用

最近では就活系のツールが増加傾向にあるため、どのツールが良いのか迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、横河電機の選考を有利に進めることのできるツールを3つ厳選して紹介します。

1.スカウトアプリ

まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

横河電機の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを横河電機に集中させることが望ましいです。

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用　※変動あり

dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用　※変動あり

キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用　※変動あり

2.選考情報掲示板アプリ

続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

『ONE CAREER』のご利用はこちら

3. JOBTV

最後に企業分析を効率化するために、JOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題であるため、効率的に企業分析を行うことができます。

1000社を超える企業が登録されており、日々説明会動画は増え続けているため、横河電機の説明会動画が登録されているかは定かではありません。

しかし、電通、KDDI、キリン等も利用しているサービスですので、横河電機が登録されていない場合でも有用でしょう。

企業のカバー範囲から、全就活生におすすめできるサービスです。

『JOBTV』のご利用はこちら

【横河電機の採用大学】終わりに

本記事では、横河電機の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

横河電機の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。