【カネカの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、カネカの採用大学や就職難易度について解説します。
カネカは、テレビCM「カガクでネガイをカナエル会社」でお馴染みの総合化学メーカーです。
知名度が高く応募者が一定集まるため、内定獲得のために採用大学や就職難易度について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【カネカの採用大学】会社概要
まず、カネカの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
株式会社カネカ
田中 稔
1949年9月1日
東京本社:〒107-6028 東京都港区赤坂1-12-32(アーク森ビル)
大阪本社:〒530-8288 大阪市北区中之島2-3-18(中之島フェスティバルタワー)
連結:11,335名
単独:3,472名 (2022年3月31日時点)
7,551,838円
(単独社員数3,472名の平均、2022年3月期)
連結:691,530(百万円)
(2022年3月期)
26,487(百万円)
(2022年3月期)
参考:カネカ「企業ホームページ」
カネカはテレビCM「カガクでネガイをカナエル会社」が有名な化学メーカーです。
化成品・機能性樹脂・食品・医薬品・電子材料・合成繊維などを展開しており、特に機能性食品コエンザイムQ10の原料供給でトップクラスのシェアを持っていることが特徴です。
また、「カネカロン」(ファッションウィッグ)はアフリカの頭髪装飾品市場の60%、世界の頭髪装飾商品市場の40%のシェアを獲得しています。
カネカの強みは「小さく生んで大きく育てること」です。
「カネカロン」のようなニッチな商品を開発、製造し、他の製品と掛け合わせながら事業拡大しています。
さらに、カネカの強みとして挙げられるのが、売上高の海外比率です。
現在の比率は約65%を超えており、グローバルメーカーとしても知名度を上げています。
次は、カネカの採用大学について記載していきます。
【カネカの採用大学】採用人数1位は神戸大学
カネカの採用人数1位は神戸大学です。
1位 | 神戸大 | 7人 |
2位 | 大阪大 | 6人 |
3位 | 関西大 | 6人 |
3位 | 京都大 | 5人 |
3位 | 岡山大 | 5人 |
3位 | 関西学院大 | 3人 |
3位 | 立命館大 | 2人 |
8位 | 早稲田大 | 2人 |
8位 | 東京大 | 2人 |
8位 | 同志社ほか | 1人 |
また、過去の採用大学一覧は下記になっています。
岩手大学、大阪市立大学、大阪大学、大阪府立大学、岡山大学、お茶の水女子大学、金沢大学、関西大学、関西学院大学、九州工業大学、九州大学、京都工芸繊維大学、京都大学、熊本大学、慶應義塾大学、工学院大学、神戸大学、国際教養大学、首都大学東京、千葉大学、筑波大学、東京工業大学、東京大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、徳島大学、鳥取大学、同志社大学、長崎大学、名古屋工業大学、名古屋大学、奈良先端科学技術大学院大学、兵庫県立大学、広島大学、北海道大学、明治大学、山形大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立命館アジア太平洋大学、立命館大学、早稲田大学
引用:リクナビ「株式会社カネカ」
2020年卒の合計採用数は63名のため、全体の約11.1%が神戸大学から採用されています。
一方で、採用大学を確認すると、全国の大学から幅広く採用していることが分かります。
次に、カネカの就職難易度について記載していきます。
【カネカの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
カネカの就職難易度は59.3で、有名企業424社の中139位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー(69.4)
2位:ボストン コンサルティング グループ(65.8)
3位:INPEX(65.2)
4位:三井物産(64.7)
5位:三菱商事(64.6)
…
138位:中部電力(59.4)
139位:カネカ(59.3)
140位:積水化学工業(59.3)
参考:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
カネカの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
では、カネカに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、カネカの内定獲得のための対策方法について解説します。
【カネカの採用大学】内定獲得のための対策方法
カネカの内定獲得のための対策ポイントは下記3つです。
限られた面接時間では、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、カネカを受ける際の志望動機やガクチカの対策方法について解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
カネカの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
1.「カネカで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにカネカのリソースを使いたい。だからカネカを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
2.過去の経験・想いを入れる
「カネカで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「カネカに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
3.他社ではなくカネカである理由を伝える
「他社ではなくカネカの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、カネカが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
カネカのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
1.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「カネカが求める人材像」を調べましょう。
カネカが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
カネカの求める人材像は下記だと考えられます。
※下記採用HPにて応募コースごとに求める人物像が記載されています。
※下記に画像内の抜粋を記載します。
■事務系・通常コース
「成果に徹底的にこだわる」「とことん考え抜く」「ちょっとやそっとではめげないポジティブマインド」この3つがカネカの求める共通の人材要件です。でも、個性は人それぞれ。情熱を武器に真正面からぶつかっていくタイプ、熱さを内に秘め思考力と探究心で勝負するタイプ。カネカにはどちらのタイプも必要です。一人ひとりが個性を伸ばし未来のカネカをリードする人材となることを期待しています。カネカは採用において「成果に徹底的にこだわる」「とことん考え抜く」「ちょっとやそっとではめげないポジティブマインド」の3つの要素を重要視しています。
■事務系・達人コース
学生時代、皆さんが強い想いを持って取り組んだ経験、圧倒的な挑戦心を持って努力してきた活動は、世界のビジネスで通用する‘パワーの源’になる、とカネカは考えています。そんな経験や志向性を活かし、カネカを牽引する人材となることを期待しています。■事務系・グローバル人材コース
自分が育った世界を飛び出して異文化に触れることで、新たに見えるものはたくさんあると思います。そこで培われた経験値や価値観はあなたにとって掛け替えのない財産でしょう。カネカグループが目指すのは、各地域に根ざした、現地視点に基づくグローバル化です。これまでの異文化経験をカネカで活かしたい方、募集します。■理系人材コース(理系学生向け事務系就職コース)
引用:株式会社カネカ採用HP「求める人物像」
0 から 1 を生み出すのが研究者なら、1 から 10 そして 100 を生み出すのが事務系の仕事です。社会、ビジネスにより近いところで働きたいと強く感じる皆さん。普段研究をしている中で何気なく行っている、論理的に物事を考える習慣、課題解決へのサイクルはビジネススキルに直結しています。皆さんの力でカネカの変革を牽引しませんか。
多くの就活生が事務系のコースを選択すると考えられますが、特に通常コースの「成果に徹底的にこだわる」「とことん考え抜く」「ちょっとやそっとではめげないポジティブマインド」は最低限PRできるエピソードを選定しましょう。
具体的には、体育会やサークル・アルバイトを長く続けた話、特に困難や大変だったことを織り込んだ話が好ましいと考えられます。
上記を満たしていることが伝わるようなPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでカネカの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
2.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、カネカに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、カネカ入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
③カネカへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にカネカ攻略に適したサービスは下記3つです。
1.スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
カネカの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをカネカに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をカネカ含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
2.選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
3.JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でカネカの登録状況は確認できておりませんが、電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【カネカの採用大学】終わりに
本記事では、カネカの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
カネカの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。