【キリンの採用大学】就職難易度・採用人数・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、キリンの採用大学や就職難易度について解説します。
キリンは、就活生人気の高い大手飲料メーカーのため、攻略のために採用大学や就職難易度について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【キリンの採用大学】会社概要
まず、キリンの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
キリンホールディングス株式会社
磯崎 功典
1907年(明治40年)2月23日
〒164-0001 東京都中野区中野四丁目10番2号
中野セントラルパークサウス
連結:29,515人
単独:1,156人
(2021年12月期)
8,709,533円
(単独社員数平均、2021年12月期)
連結:1,821,570(百万円)
(2021年12月期)
59,790(百万円)
(2021年12月期)
参考:キリン「企業ホームページ」
キリングループは1907年に創業し、以降100年以上にわたって成長を続けています。
ビール事業から始まった後、飲料など食領域において事業を展開し、1980年代以降に発酵・バイオテクノロジーを活用し、医領域、ヘルスサイエンス領域へと事業領域を拡大させました。
詳しい事業内容は下記の通りです。
・酒類の製造と販売
キリンホールディングスの主力事業である酒類事業です。
1972年には飲料メーカー全体の6割のシェアを獲得しました。
特に「一番搾り」が有名で、「美味しいところだけを絞って作られた」という売り文句があります。
最新の製法技術である「一番搾り製法」を使用し、従来の1.5倍もの麦を使用しています。
また顧客調査をこまめに実施し、時代を超えてもニーズを捉え続けていることも特徴的です。
・清涼飲料の製造と販売
酒類以外に清涼飲料事業も業績を牽引しています。
現在のラインナップはお茶、紅茶、コーヒー、スポーツ飲料、炭酸飲料、水などがあります。
「キリンメッツコーラ」や「午後の紅茶おいしい無糖」などが代表的な製品です。
最近では、ブラジルで第2位の飲料メーカー・スキンカリオールを買収し、海外に向けた商品開発にも力を入れています。
・医薬・バイオケミカル事業
飲料がキリンの主力事業ですが、最近では医薬、バイオケミカル領域にも挑戦しています。
「癌」「腎臓」「免疫とアレルギー」「中枢神経」と飲食の関連性を研究し、さらに世の中のニーズを満たした製品の開発へとつなげているところもキリンならではの取り組みです。
次は、キリンの採用大学について記載していきます。
【キリンの採用大学】採用人数1位は早稲田大学
キリンの採用人数1位は早稲田大学です。
1位 | 早稲田大 | 17人 |
2位 | 慶應義塾大 | 9人 |
3位 | 大阪大 | 7人 |
3位 | 関西学院大 | 7人 |
3位 | 東京大 | 5人 |
3位 | 京都大 | 5人 |
3位 | 同志社大 | 5人 |
8位 | 筑波大 | 4人 |
8位 | 法政大 | 4人 |
8位 | 広島大ほか | 4人 |
詳しい過去の採用大学は非公開ですが、ランキング上の企業群を見ると全国各地の大学、大学院から採用していることがわかります。
国内および海外の大学/大学院
引用:マイナビ「キリンホールディングス(株)[グループ募集]」
2021年卒の合計採用数は124名のため、全体の約5.6%が早稲田大学から採用されています。
男女別採用人数は上記の通りです。
次に、キリンの就職難易度について記載していきます。
【キリンの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
キリンの就職難易度は59.9で、有名企業424社の中120位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー(69.4)
2位:ボストン コンサルティング グループ(65.8)
3位:INPEX(65.2)
4位:三井物産(64.7)
5位:三菱商事(64.6)
…
119位:ディー・エヌ・エー(59.9)
120位:キリン(59.9)
121位:大正製薬(59.9)
参考:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
キリンの就職難易度は高いですが、全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
では、キリンに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、キリンの内定獲得のための対策方法について解説します。
【キリンの採用大学】内定獲得のための対策方法
キリンの内定獲得のための対策ポイントは下記3つです。
限られた面接時間では、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、キリンを受ける際の志望動機やガクチカの対策方法について解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
キリンの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
1.「キリンで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにキリンのリソースを使いたい。だからキリンを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
2.過去の経験・想いを入れる
「キリンで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「キリンに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
3.他社ではなくキリンである理由を伝える
「他社ではなくキリンの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、キリンが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
キリンのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
1.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「キリンが求める人材像」を調べましょう。
キリンが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
キリンの求める人財像は下記だと考えられます。
※採用HPにて下記を満たす人財がキリンで成長し活躍できる人材であると記載されています。
キリングループの求める人財像
「熱意・誠意・多様性」を共通の価値観として、リーダーシップを発揮し、成長・発展し続けられる人財
引用:キリン 企業HP「求める人財像」
上記より、学生時代頑張った事のエピソードとしては、熱意を持ってリーダーシップを発揮しながら活動した経験や、誠意をもって取り組んできた活動を選択すると良いでしょう。
体育会やサークル、アルバイト等の活動いずれにおいても、PRしやすい人財像であると考えられます。
また、リーダーシップは、必ずしも役職が主将・部長・マネージャーなどでないといけないわけではありません。
自分自身の考えるリーダー像(例:ボトムアップでメンバーと伴奏するスタイル)をしっかり定義し、エピソードを選定しましょう。
また、キリンの求める人財像の背景にはキリングループ共通の価値観があります。
・熱意(Passion)
自由な発想で、進んで新しい価値をお客様・社会に提案することへの我々の熱い意志。
会社やブランドに誇りを持ち、目標をやりきる熱い気持ち。・誠意(Integrity)
ステークホルダーの皆さまのおかげでキリングループは存在しているということへの感謝の気持ち。
謙虚な気持ちで確かな価値を提供し、ステークホルダーに貢献するという誠実さ。・多様性(Diversity)
引用:キリン 企業HP「求める人財像」
個々の価値観や視点の違いを認め合い、尊重する気持ち。
社内外を問わない建設的な議論により、「違い」が世界を変える力、より良い方法を生み出す力に変わるという信念。
より具体的にキリンが求めている人財像をイメージできてきたのではないでしょうか。
上記に共感していること、体現できそうことをアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでキリンの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
2.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、キリンに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、キリン入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
③キリンへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にキリン攻略に適したサービスは下記3つです。
1.スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
キリンの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをキリンに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をキリン含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
2.選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
3.JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でキリンも利用しており、他にも電通、KDDI等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【キリンの採用大学】終わりに
本記事では、キリンの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
キリンの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。