今回は、クラレの採用大学や就職難易度について解説します。

クラレは、高待遇かつ国内外で高いシェアを誇る大手化学メーカーであり、一部就活生からの人気を集めている1社です。
そのため、攻略のために採用大学や就職難易度について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

【クラレの採用大学】会社概要

まず、クラレの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

参考：クラレ「企業ホームページ」

クラレは、1926年に人造絹糸レーヨンを事業化する目的で設立され、1950年には国内初のPVA繊維ビニロンの事業化に成功し、国内の化学産業に大きなインパクトを与えました。

現在は大手化学メーカーとして下記事業を国内外に展開し、高いシェアと収益を安定して保っています。

・樹脂/化学品事業：ポバール樹脂やフィルム、EVOH樹脂、イソプレンケミカルなど、ニッチな製品の製造・販売を行っており、高いプレゼンスを発揮しています

・繊維事業：ビニロンや人工皮革、ポリエステル繊維の製造や販売を行っています

・その他：樹脂や化学品、繊維だけではなく、活性炭や水処理用高機能膜など、自社の強みを活かした製品の製造・販売を行っています

次は、クラレの採用大学について記載していきます。

【クラレの採用大学】採用人数1位は早稲田大学

クラレの採用人数1位は早稲田大学です。

1位	早稲田大	7人
2位	広島大	5人
3位	大阪大	4人
4位	九州大	3人
4位	北海道大	3人
4位	名古屋大	3人
4位	東京工業大	3人
4位	神戸大	3人
4位	関西大	3人
4位	関西学院大	3人

詳しい過去の採用大学は非公開ですが、ランキング上の企業群を見ると全国各地の大学、大学院、高専から採用していることがわかります。

（ECコース/総合職）全国の国公私立大学、海外大学
（FLコース/事業所基幹職）全国の国公私立大学、高専

引用：マイナビ「(株)クラレ【東証プライム上場】」

2021年卒の合計採用数は124名のため、全体の約5.6％が早稲田大学から採用されています。

応募経路別の採用人数は上記になります。

次に、クラレの就職難易度について記載していきます。

【クラレの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

クラレの就職難易度は59.7で、有名企業424社の中130位でした。

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」

クラレの就職難易度は高いですが、全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

では、クラレに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？

次に、クラレの内定獲得のための対策方法について解説します。

【クラレの採用大学】内定獲得のための対策方法

クラレの内定獲得のための対策ポイントは下記３つです。

限られた面接時間では、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、クラレを受ける際の志望動機やガクチカの対策方法について解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

クラレの志望動機を考える時のポイントは下記３つです。

1.「クラレで実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにクラレのリソースを使いたい。だからクラレを志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

2.過去の経験・想いを入れる

「クラレで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「クラレに入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

3.他社ではなくクラレである理由を伝える

「他社ではなくクラレの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、クラレが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

クラレのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

1.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは「クラレが求める人材像」を調べましょう。

クラレが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

クラレの求める人材像は下記だと考えられます。
※採用HPにて下記を満たす人材がクラレで成長し活躍できる人材であると記載されています。

社会のために自分たちだけができることを追求

クラレは、高分子化学・合成化学の独自技術をベースに数多くの世界No.1製品を世に送り出してきました。そんな当社に特徴的なのが、「世のため人のため、他人（ひと）のやれないことをやる」という使命。安易な人まねはしない、目先の利益を追求せず、社会に対して誠実・素直に接する─創業の時代から、経営トップをはじめ会社全体に浸透し、大切にされてきた想いです。

引用：クラレ 会社HP「求める人材像」

クラレは創業以来から現在にかけてまで、「社会のために自分たちだけができることを追求」することを重要視しています。

また、安易な真似はせず、目先の利益も追求しない、社会に対して誠実に接する事を大事にしています。

このため、学生時代頑張った事では、「長期的に何を達成したくてその活動に取り組んだのか？」や「その活動は独りよがりではなく、誰に良い影響を与えるものだったか」などをしっかり言語化して、エピソードに組み入れると良いでしょう。

また、全社員共通の信条として下記を掲げており、これらを体現できる人/体現できそうな人もクラレの求める人材として合致すると考えられます。

それぞれの理念について採用HP上で詳しく解説されています。

エピソードについては、個人の活動のみではなく、チームワーク経験も組み込めるとなお良いと考えられます。

体育会、サークル、アルバイト、課外活動などからエピソードを選択できると良いでしょう。

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでクラレの内定獲得可能性を上げられると考えられます。

2.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、クラレに入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、クラレ入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

③クラレへの内定確率を高めるツールの活用

就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にクラレ攻略に適したサービスは下記3つです。

1.スカウトアプリ

まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

クラレの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをクラレに集中させることが望ましいです。

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用　※変動あり

dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用　※変動あり

キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用　※変動あり

2.選考情報掲示板アプリ

続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

『ONE CAREER』のご利用はこちら

3.JOBTV

最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。

記事執筆時点でクラレの登録状況は確認できておりませんが、電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。

既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

『JOBTV』のご利用はこちら

【クラレの採用大学】終わりに

本記事では、クラレの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

クラレの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。