【ソニーの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、ソニーの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
ソニーは、超有名電機メーカーであるため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【ソニーの採用大学】会社概要
基本情報
まず、ソニーの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:ソニー「企業ホームページ」
ソニー株式会社は、ソニーグループの中でもエンタテインメント・テクノロジー&サービス事業を展開している会社です。主にヘッドホンやスピーカーといったAV機器、カメラ、スマートフォン、パソコン、さらにはロボットと幅広い商品の製造・販売を行っています。ポータブルオーディオプレーヤーの「ウォークマン」や犬型ロボットの「aibo」は有名なので、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。家庭用のものはもちろん、法人に向けた業務用の製品も取り扱っています。
経営理念
ソニーの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
Purpose
存在意義
クリエイティビティとテクノロジーの力で、
世界を感動で満たす。
引用:ソニー「Purpose」
平均年収
ソニーの平均年収は890万円です。
また職種別の平均年収は以下の通りです。
エンジニア・SE | 849万円 |
企画 | 959万円 |
設計 | 778万円 |
マーケティング | 1033万円 |
開発 | 1023万円 |
ソニーは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
採用大学
ソニー株式会社の採用人数は非公開でした。
なおグループ会社の過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
慶應義塾大学、早稲田大学、東京工業大学、東京理科大学、京都大学、東北大学、大阪大学、名古屋大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、千葉大学、明治大学、上智大学
引用:サンデー毎日2020/8/30号
学歴フィルター
続いて、ソニーの学歴フィルターの有無について記載します。
ソニーは過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
ソニー株式会社を含む、ソニーグループの採用倍率は約240倍だと考えられます。
(ご参考:算出方法)
プレエントリー数72101名÷昨年度実績(見込)301名=約240倍
※プレエントリー数なので、本エントリーの倍率と誤差がありますが、240倍前後で妥当であると考えられます。
参考:リクナビ「ソニーグループの新卒採用」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、ソニーの採用倍率は非常に高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとソニーへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からソニーの就職難易度について記載していきます。
【ソニーの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
ソニーグループの就職難易度は61.6で、有名企業427社の中54位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
53位:アクセンチュア(61.6)
54位:ソニー(61.6)
55位:三井住友銀行(61.6)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
ソニーの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【ソニーの採用大学】選考フロー
ソニーの選考フローは下記記載の通りです。
1. プロフィールシート登録
2. 適性検査受験
3. 面接
4. 内々定
引用:「ソニー新卒採用サイト」
では、ソニーに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、ソニーの内定獲得のための対策方法について解説します。
【ソニーの採用大学】内定獲得のための対策方法
ソニーの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
ソニーの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
ソニーの23年度における筆記試験・適性検査はSPIです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3.面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
ソニーの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、ソニーを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
ソニーの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「ソニーで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにソニーのリソースを使いたい。だからソニーを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「ソニーで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「ソニーに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくソニーである理由を伝える
「他社ではなくソニーの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、ソニーが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
ソニーのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「ソニーが求める人材像」を調べましょう。
ソニーが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
ソニーの求める人材像は下記のバリューに共感できる人だと考えられます。
引用:ソニー「Values」
Values
引用:ソニー「Values」
価値観
夢と好奇心
夢と好奇心から、未来を拓く。
多様性
多様な人、異なる視点がより良いものをつくる。
高潔さと誠実さ
倫理的で責任ある行動により、ソニーブランドへの信頼に応える。
持続可能性
規律ある事業活動で、ステークホルダーへの責任を果たす。
ソニーでは、「夢と好奇心」「多様性」「高潔さと誠実さ」「持続可能性」の4つの要素が重要とされています。日本を代表する電機メーカーであるソニーですが、これまで築き上げてきたその地位を今後も維持していくためには、新しいアイデアを生み出すことやお客様からの信頼を得ることが必要不可欠です。ですので、夢や好奇心を持って未来を創っていく力、多様性を認めて新しいものを作り出す力、責任をもつこと、規律を守った事業活動を行うという意識を持ち合わせた人物こそ、ソニーが求める人物像であるといえるでしょう。
また、ソニーの採用メッセージで述べられているように、自分の成長で企業の成長に貢献できるような人材もソニーが求める人物像だと考えられます。
「人に近づく」という経営の方向性のもと展開しているソニーの事業は、「人」を軸に3つに大別できます。クリエイターとともに感動コンテンツを創り、それをユーザーに届けていくコンテンツビジネスやDirect-to-Consumer(DTC)サービスといった「人の心を動かす」事業。クリエイターの感動コンテンツの制作や、ユーザーがそれらを楽しむために欠かせない機器を提供するブランデッドハードウェアと、世界中で利用されるスマートフォンのキーデバイスであるCMOSイメージセンサーによる「人と人を繋ぐ」事業。そして、長期視点で取り組む、車載センシングによる「安全」、メディカルによる「健康」、金融サービスによる「安心」といった「人を支える」各事業です。
このようにソニーの事業は多岐にわたり、それを強みととらえていますが、多様性の中にある「人」という基軸は不変です。ソニーグループの全事業を貫き、力を与えるテクノロジーと多様な人材を基盤として、価値を生み出していきたいと考えています。
多様な知見、異なる視点を持った社員一人ひとりが互いに刺激し合うことで、仕事を通じてダイナミックな成長を実感できるのもソニーグループならではの特徴です。ソニーは、社員一人ひとりの成長が企業の成長につながると信じています。そして、ソニーの多様な事業領域からは、数多くの挑戦の機会が生まれます。自分にどのような貢献ができるかということを徹底的に考え、広い視野を持ち、積極的に挑戦していくならば、活躍し成長するフィールドは全世界のソニーグループに広がっています。
引用:ソニー「メッセージ」
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでソニーの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、ソニーに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、ソニー入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. ソニーへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にソニー攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
ソニーの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをソニーに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をソニー含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でソニーの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【ソニーの採用大学】終わりに
本記事では、ソニーの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
ソニーの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。