【MSDの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、MSDの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
MSDは、人気の高い製薬会社のうちの一社であるため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【MSDの採用大学】会社概要
基本情報
まず、MSDの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:MSD「企業ホームページ」
MSDは、アメリカに本社を置く製薬会社であるメルク・アンド・カンパニーの日本法人です。主に医療用医薬品や医療機器の製造や販売を行っており、新薬の開発にも積極的に取り組んでいます。糖尿病、不眠症、脂質異常症、感染症など様々な種類の疾患に高価のある薬やワクチンを取り扱い、幅広い患者の健康に貢献しています。
経営理念
MSDの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
MSDのパーパスは、「最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善すること」です。パーパスの実現に向けて、全力で取り組んでいます。
引用:MSD「パーパス」
平均年収
MSDの年齢別平均年収推移は下記のとおりです。
年齢 | 平均年収 |
30~34歳 | 約746万円 |
35~39歳 | 約831万円 |
40~44歳 | 約920万円 |
45~49歳 | 約1018万円 |
50~54歳 | 約1035万円 |
MSDは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【MSDの採用大学】全国から採用可能性あり
MSDの2022年度の採用人数は6名です。
過去の採用大学一覧は非公開ですが、一定の学歴フィルターがあるかもしれません。
引用:マイナビ 「MSDの新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、MSDの学歴フィルターの有無について記載します。
MSDは過去、採用大学を隠していることから一定の学歴フィルターがあるかもしれません。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
MSDの採用倍率は210倍だと考えられます。
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、MSDの採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとMSDへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からMSDの就職難易度について記載していきます。
【MSDの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
MSDの就職難易度は62.1で、有名企業427社の中36位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
35位:三菱UFJ信託銀行(62.3)
36位:MSD(62.1)
34位:第一三共(62.0)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
MSDの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【MSDの採用大学】選考フロー
MSDの選考フローは下記記載の通りです。
1. WEBテスト
2. エントリーシート
3. 面接(複数回)
4. 内々定
引用:「MSD新卒採用サイト」
では、MSDに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、MSDの内定獲得のための対策方法について解説します。
【MSDの採用大学】内定獲得のための対策方法
MSDの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
MSDの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
MSDの筆記試験・適性検査の情報は確認できませんでした。
ただし、企業の適性検査ではSPIが採用率No1であるため、MSDの対策を含め、SPIを中心に取り組むことをおすすめします。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
MSDの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、MSDを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
MSDの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「MSDで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにMSDのリソースを使いたい。だからMSDを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「MSDで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「MSDに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくMSDである理由を伝える
「他社ではなくMSDの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、MSDが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
MSDのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「MSDが求める人材像」を調べましょう。
MSDが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
MSDの求める人材像は下記だと考えられます。
引用:MSD「人財戦略」
私たちMSDのパーパスは、「最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善する」ことです。このパーパスはMSDの存在意義とも言えるもので、将来にわたり、揺らぐことのない普遍的なものです。MSDで働く人財に求める一番大切なことは、このパーパスに共感できることだと考えます。
私たちを取り巻く環境が今までにないスピードで大きく変化している中で、このパーパスを実現し、革新的な製品とサービスを生み出し続けるためには、従来のやり方に捉われない新しい発想を持って挑戦する人、変化をポジティブに捉えてイノベーションを起こせる人財がますます必要となってきます。
引用:MSD「人財戦略」
環境の変化がいちじるしい今の社会でもMSDのパーパスを実現するためには、柔軟な思考力がある人、また変化に積極的に対応できる人が必要であると考えられます。
また、MSDが掲げるパーパスに共感できる人材もMSDが求める人物像だと考えられます。
MSDのパーパスは、「最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善すること」です。パーパスの実現に向けて、全力で取り組んでいます。
引用:MSD「パーパス」
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでMSDの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、MSDに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、MSD入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. MSDへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にMSD攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
MSDの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをMSDに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をMSD含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でMSDの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【MSDの採用大学】終わりに
本記事では、MSDの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
MSDの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。