今回は、テレビ朝日の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。

テレビ朝日は日本の地上波放送のキー局のひとつであるため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。

また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。

【テレビ朝日の採用大学】会社概要

基本情報

まず、テレビ朝日の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。

参考：テレビ朝日「企業ホームページ」

テレビ朝日は、日本の地上波放送事業を行っている企業です。「徹子の部屋」「新婚さんいらっしゃい！」といった長きに渡って愛されてきたバラエティや「報道ステーション」をはじめとするニュース番組に加え、「相棒」「科捜研の女」「ドクターX～外科医・大門未知子～」といった数々の大ヒットドラマも生み出しています。

経営理念

テレビ朝日を含むテレビ朝日ホールディングスの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。

こころ公正であれ大胆であれ輝いてあれ

引用：テレビ朝日「社是」

平均年収

テレビ朝日を含むテレビ朝日ホールディングスの平均年収推移は下記のとおりです。

2022年3月期	約1421万円
2021年3月期	約1280万円
2020年3月期	約1382万円
2019年3月期	約1387万円
2018年3月期	約1377万円
2017年3月期	約1374万円
2016年3月期	約1335万円

テレビ朝日は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。

では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。

【テレビ朝日の採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学

採用大学

テレビ朝日の採用人数1位は慶應義塾大学です。

1位	慶應義塾大	4人
2位	東京大	3人
3位	早稲田大	2人
3位	京都大	2人
5位	同志社大ほか	1人

過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。

大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、大阪教育大学、関西大学、近畿大学、関西外国語大学、大阪芸術大学、神戸大学、関西学院大学、甲南大学、神戸女学院大学、京都大学、京都工芸繊維大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学、京都産業大学、京都外国語大学、同志社女子大学、奈良先端科学技術大学院大学、奈良女子大学、和歌山大学、東京大学、一橋大学、東京工業大学、東京外国語大学、お茶の水女子大学、電気通信大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、立教大学、中央大学、法政大学、明治大学、国際基督教大学、日本大学、明治学院大学、東京理科大学、聖心女子大学、横浜国立大学、千葉大学、北海道大学、東北大学、九州大学、岡山大学

引用：リクナビ「テレビ朝日の新卒採用・会社概要」

採用人数

22年卒の合計採用人数は15名です。そのため、全体の約27％が慶應義塾大学から採用されています。

引用：リクナビ「テレビ朝日の新卒採用・会社概要」

学歴フィルター

続いて、テレビ朝日の学歴フィルターの有無について記載します。

テレビ朝日は過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。

学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。

採用倍率

テレビ朝日の採用倍率は約500倍だと考えられます。

参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、テレビ朝日の採用倍率は高いと考えられます。

採用倍率だけで見るとテレビ朝日への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか？

次に、別の切り口からテレビ朝日の就職難易度について記載していきます。

【テレビ朝日の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる

就職難易度

テレビ朝日の就職難易度は62.8で、有名企業427社の中28位でした。

就職難易度の算出は以下の方法で行っています。

企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。

大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試（合格可能性80％）を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト（2020年以前はセンター）利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。

引用：東洋経済新聞「最新版｢入社が難しい有名企業｣ランキング200社」

テレビ朝日の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。

下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。

【テレビ朝日の採用大学】選考フロー

テレビ朝日の選考フローは下記記載の通りです。

引用：「テレビ朝日新卒採用サイト」

では、テレビ朝日に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか？

次に、テレビ朝日の内定獲得のための対策方法について解説します。

【テレビ朝日の採用大学】内定獲得のための対策方法

テレビ朝日の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記４つと考えられます。

下記にそれぞれの対策方法を記載します。

1. エントリーシートの対策

テレビ朝日の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

2. 筆記試験・適性検査の対策

テレビ朝日の2021年度における筆記試験・適性検査はTG-webです。

下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。

3. 面接の対策（志望動機・学生時代頑張ったこと）

テレビ朝日の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。

面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと（ガクチカ）に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。

下記に、テレビ朝日を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。

①志望動機の対策

志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。

テレビ朝日の志望動機を考える時のポイントは下記３つです。

Ⅰ.「テレビ朝日で実現したいこと」を伝える

志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにテレビ朝日のリソースを使いたい。だからテレビ朝日を志望する。」がおすすめです。

年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。

詳細解説は下記記事をお読みください。

Ⅱ.過去の経験・想いを入れる

「テレビ朝日で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか？」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。

ただ単に「テレビ朝日に入って○○したいです！」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。

Ⅲ.他社ではなくテレビ朝日である理由を伝える

「他社ではなくテレビ朝日の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。

理由を記載する際は、テレビ朝日が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。

詳細解説は下記記事をお読みください。

②学生時代頑張ったことの対策

「学生時代頑張ったこと（以下、ガクチカ）」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。

テレビ朝日のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。

Ⅰ.PRポイントを選定する

闇雲にエピソードを書く前に、まずは「テレビ朝日が求める人材像」を調べましょう。

テレビ朝日が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。

テレビ朝日の求める人材像は下記だと考えられます。

引用：テレビ朝日新卒採用「質問箱」

自分がテレビ朝日でやりたい夢を明確に持っていて、自分の言葉で話せる人でしょうか。派手な経歴は一切必要ありません。どのジャンルを志望していても、情熱を持って夢を語ることができる人と一緒に働きたいと思っています。 また、テレビ局の仕事はすべてチームプレーです。他者を尊重しながら自分の意見を言えることも大事なのではないでしょうか。

引用：テレビ朝日新卒採用「質問箱」

このように、テレビ朝日では明確な夢を熱く語れるような人材が求められます。テレビ朝日に入社して何を成し遂げたいかというビジョンをしっかり持っていて、自分の言葉で話せる人がテレビ朝日の求める人材像でしょう。またテレビ局の仕事は様々な人の協力があって成り立つものであり、一人ですべてを行うことはできません。そのため、チームワークを大切にできる人、他者の意見も聞きつつ自分の意見も主張できる人も求められる人材とされています。

また、テレビ朝日が掲げている「より魅力的かつ社会から求められる情報やコンテンツを提供し夢や希望を持ち続けられる社会の実現に貢献する」という「企業使命」に共感できる人材もテレビ朝日が求める人物像だと考えられます。

上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでテレビ朝日の内定獲得可能性を上げられると考えられます。

Ⅱ.再現性があるか

ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、テレビ朝日に入社してからも再現性があるか？」を人事は確認してます。

インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。

下記ポイントを盛り込み、テレビ朝日入社後にも再現性があることを伝えましょう。

詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。

4. テレビ朝日への内定確率を高めるツールの活用

就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にテレビ朝日攻略に適したサービスは下記3つです。

①スカウトアプリ

まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。

テレビ朝日の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをテレビ朝日に集中させることが望ましいです。

上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。

※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。

OfferBox：マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用　※変動あり

dodaキャンパス：SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用　※変動あり

キミスカ：三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用　※変動あり

②選考情報掲示板アプリ

続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。

適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。

就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

『ONE CAREER』のご利用はこちら

③JOBTV

最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。

JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。

記事執筆時点でテレビ朝日の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。

既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

『JOBTV』のご利用はこちら

【テレビ朝日の採用大学】終わりに

本記事では、テレビ朝日の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。

テレビ朝日の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。

入念に対策して内定を勝ち取りましょう。

また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。

下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。