【ブリヂストンの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、ブリヂストンの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
ブリヂストンは、日本で有数の大手タイヤメーカーとして就活生人気が高く、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【ブリヂストンの採用大学】会社概要
基本情報
まず、ブリヂストンの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:ブリヂストン「企業ホームページ」
ブリヂストンは、日本のタイヤメーカーです。
乗用車用タイヤから二輪車用タイヤ、トラック用やバス用など幅広い種類のタイヤを取り扱っています。
またタイヤなどの製品とメンテナンスなどのサービス、さらにはセンサーやソフトウェアといったITツールを使ったソリューションの提案事業も行っています。
約130の生産・開発拠点を持っており、150か国以上で事業展開している点も特徴の1つです。
コア事業(タイヤ事業)
• 乗用車用、トラック・バス用、鉱山・建設車両用、産業車両用、農業機械用、航空機用、二輪自動車用のタイヤ・チューブ、タイヤ関連用品、自動車整備・補修、タイヤ原材料 ほか成長事業(ソリューション事業)
• タイヤセントリックソリューション:タイヤ/タイヤデータを活用し、高付加価値を提供する事業
• 小売・サービスソリューション:小売・ソリューションネットワークを通じて、タイヤを「使う」段階での価値を提供する事業
• モビリティソリューション:タイヤ/ タイヤデータ/ モビリティデータを活用し、新しい価値を提供する事業多角化事業
参考:ブリヂストン「企業ホームページ」
• 化工品:工業資材関連用品、建築資材関連用品 ほか
• BSAM多角化:Bridgestone Americas, Inc.が統括する多角化事業
• スポーツ用品:ゴルフボール、ゴルフクラブ、その他スポーツ関連用品 ほか
• 自転車:自転車及び関連用品 ほか
• その他:ファイナンス ほか
経営理念
ブリヂストンの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
企業理念
引用:ブリヂストン「企業理念」
私たちブリヂストングループの企業理念は、創業者が社是として制定した「最高の品質で社会に貢献」を不変の使命として掲げ、その使命を果たすために、ブリヂストン社員として常に意識していたい姿勢を「誠実協調」「進取独創」「現物現場」「熟慮断行」の4つの心構えとして示しています。現在までに築きあげてきた企業文化や多様性を更なる成長の原動力とすべく、世界中の従業員一人ひとりが行動する上での共通の価値観を、この企業理念の中で表しています。
平均年収
ブリヂストンの平均年収推移は下記のとおりです。
2022年12月期 | 約749万円 |
2021年12月期 | 約730万円 |
2020年12月期 | 約686万円 |
2019年12月期 | 約728万円 |
2018年12月期 | 約723万円 |
2017年12月期 | 約720万円 |
2016年12月期 | 約692万円 |
ブリヂストンは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【ブリヂストンの採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学
採用大学
ブリヂストンの採用人数1位は慶應義塾大学です。
1位 | 慶應義塾大 | 13人 |
2位 | 京都大 | 7人 |
2位 | 大阪大 | 7人 |
2位 | 九州大 | 7人 |
5位 | 早稲田大 | 6人 |
6位 | 明治大 | 5人 |
6位 | 同志社大 | 5人 |
6位 | 東北大 | 5人 |
9位 | 上智大 | 4人 |
9位 | 神戸大ほか | 4人 |
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
大阪大学、お茶の水女子大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、上智大学、筑波大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、北陸先端科学技術大学院大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、早稲田大学
引用:リクナビ「ブリヂストンの新卒採用・会社概要」
他多数大学より採用実績あり
採用人数
21年卒の合計採用人数は69名です。そのため、全体の約19%が慶應義塾大学から採用されています。
引用:リクナビ「ブリヂストンの新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、ブリヂストンの学歴フィルターの有無について記載します。
ブリヂストンは過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
ブリヂストンの採用倍率は56倍~93倍だと考えられます。
(ご参考:算出方法)
140倍(同業の住友理工/旧東海ゴム産業の採用倍率)×約20名(住友理工/旧東海ゴム産業の採用人数)÷30人~50人(ブリヂストンの採用人数)
参考:リクナビ「住友理工の新卒採用」
参考:マイナビ「ブリヂストンの新卒採用」
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、ブリヂストンの採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとブリヂストンへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からブリヂストンの就職難易度について記載していきます。
【ブリヂストンの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
ブリヂストンの就職難易度は61.6で、有名企業427社の中56位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
55位:三井住友銀行(61.6)
56位:ブリヂストン(61.6 )
55位:味の素(61.5)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
ブリヂストンの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【ブリヂストンの採用大学】選考フロー
ブリヂストンの選考フローは下記記載の通りです。
1. マイページ登録完了
2. エントリーシート提出
3. 適性検査
4. 面談(2回)
5. 最終面接
引用:「ブリヂストン新卒採用サイト」
では、ブリヂストンに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、ブリヂストンの内定獲得のための対策方法について解説します。
【ブリヂストンの採用大学】内定獲得のための対策方法
ブリヂストンの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
ブリヂストンの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
ブリヂストンの23年度における筆記試験・適性検査はSPIです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
ブリヂストンの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、ブリヂストンを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
ブリヂストンの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「ブリヂストンで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにブリヂストンのリソースを使いたい。だからブリヂストンを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「ブリヂストンで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「ブリヂストンに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくブリヂストンである理由を伝える
「他社ではなくブリヂストンの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、ブリヂストンが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
ブリヂストンのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「ブリヂストンが求める人材像」を調べましょう。
ブリヂストンが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
ブリヂストンの求める人材像は下記の心構えに共感できる人材だと考えられます。
引用:ブリヂストン「価値観」
心構え Foundation
誠実協調 (Integrity and Teamwork)
常に誠意をもって、仕事、人、社会と向き合うこと。
そして、異なる才能、価値観、経験、性別や人種といった多様性を尊重し、協調し合うことで、よい結果へと結びつけること。進取独創 (Creative Pioneering)
世の中で起こっていることを、常にお客様の目線で理解すること。
その上で、将来何が起こるかを想像し、より一層社会の役に立つ様々な「創造」に、積極的に挑戦すること。
人の真似ではない方法で、世の中の新しい需要を作り出すこと。現物現場 (Decision-Making Based on Verified, On-Site Observations)
現場に足を運び、「真実」を自らの目で確かめること。
現状を是とせず、本来「あるべき姿」と照らし合わせ、最善へと向かうための意思決定を行なうこと。熟慮断行 (Decisive Action after Thorough Planning)
引用:ブリヂストン「心構え」
物事を遂行する際は、様々な場面やあらゆる可能性を想定し、深く考えること。
「本質は何か」を見定め、進むべき方向を決断すること。
そして、スピード感をもって、忍耐強くやり遂げること。
ブリヂストンでは社員が常に意識すべき姿として、「誠実強調」「進取独創」「現物現場」「熟慮断行」の4つが挙げられています。
ブリヂストンの使命である「最高の品質で社会に貢献」を達成するためには、常に誠実さを欠かさないこと、お客様目線で社会を見つめ、そこから新しいアイデアを生み出すこと、現状を自らの目で確認し、よりよい姿へと導くこと、物事はスピード感を持って、粘り強く最後までやり遂げることのどれもが欠かせません。
これらをすべて実行できる人物こそ、ブリヂストンが求める人物像だといえるでしょう。
また、ブリヂストンが掲げる使命に共感できる人材もブリヂストンが求める人物像だと考えられます。
最高の品質で社会に貢献 (Serving Society With Superior Quality)
引用:ブリヂストン「使命」
私たちは、商品、サービス、技術にとどまらず、あらゆる企業活動においてお客様にとっていちばんよいものは何かを追求し提供します。
そして、企業の利益のためだけでなく、広く社会の発展に寄与し、世界中の人々の安全と、快適な生活を支えます。
この使命を果たすことにより、世界中のすべての人に信頼され自らも誇りを持てる企業を目指します。
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでブリヂストンの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、ブリヂストンに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、ブリヂストン入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. ブリヂストンへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にブリヂストン攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
ブリヂストンの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをブリヂストンに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をブリヂストン含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でブリヂストンの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【ブリヂストンの採用大学】終わりに
本記事では、ブリヂストンの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
ブリヂストンの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。