【富士フイルムの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、富士フイルムの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
富士フイルムは、カメラだけではなくさまざまな魅力ある事業を展開しているため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【富士フイルムの採用大学】会社概要
基本情報
まず、富士フイルムの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:富士フイルム「企業ホームページ」
富士フイルムは、広瀬すずさんが出演している「お正月を写そう♪」でおなじみのカメラメーカーであり、デジタルカメラ、チェキ、写真プリント、写ルンですに関する事業を展開しているほか現在では、化粧品やサプリメントも世に送り出しているメーカーです。
また富士フイルムは映像技術を駆使しMRI、CT、X線画像、マンモグラフィ、内視鏡など医療の分野でもなくてはならない企業となっています。
関連して医薬品や試薬も取り扱っており、傘下の富士フイルム富山化学が医薬品、富士フイルム和光純薬が試薬、化成品、培地を展開しています。
なお富士フイルムはヘルスケア、マテリアルズ、イメージングの3事業領域を掲げ、製品・サービスを私たちに届けている会社です。
富士フイルムグループは、創業以来、写真フィルムで培った独自技術を進化させながらさまざまな製品、サービスを世の中に提供し、事業を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。
引用:富士フイルム「 企業情報 富士フイルムについて 沿革・歴史」
経営理念
富士フイルムの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
企業理念 – 富士フイルムグループの不変の価値観 –
わたしたちは、先進・独自の技術をもって、最高品質の商品やサービスを提供する事により、社会の文化・科学・技術・産業の発展、健康増進、環境保持に貢献し、人々の生活の質のさらなる向上に寄与します。
引用:富士フイルム「企業理念」
平均年収
富士フイルムの平均年収推移は下記のとおりです。
2022年3月期 | 約1017万円 |
2021年3月期 | 約970万円 |
2020年3月期 | 約1002万円 |
2019年3月期 | 約997万円 |
2018年3月期 | 約971万円 |
2017年3月期 | 約1046万円 |
2016年3月期 | 約1070万円 |
富士フイルムは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【富士フイルムの採用大学】採用人数1位は東京大学
採用大学
富士フイルムの採用人数1位は東京大学です。
1位 | 東京大 | 22人 |
2位 | 慶應義塾大 | 13人 |
3位 | 早稲田大 | 12人 |
4位 | 京都大 | 11人 |
5位 | 大阪大 | 4人 |
5位 | 上智大 | 4人 |
7位 | 一橋大 | 3人 |
7位 | 名古屋大 | 3人 |
7位 | 中央大 | 3人 |
7位 | 関西学院大 | 3人 |
2023年4月入社者の採用実績校一覧は下記になっており、大学・高専と全国から幅広く採用していることが分かります。
【大学】
大阪大学、大阪公立大学、小樽商科大学、金沢美術工芸大学、関西学院大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際基督教大学、上智大学、多摩美術大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、デジタルハリウッド大学、電気通信大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、北海道大学、武蔵野美術大学、横浜国立大学、立命館大学、早稲田大学【高専】
茨城工業高等専門学校、群馬工業高等専門学校、佐世保工業高等専門学校、鈴鹿工業高等専門学校、富山高等専門学校、豊田工業高等専門学校【海外大学】
引用: リクナビ「富士フイルム株式会社」
University Of Puget Sound
採用人数
22年卒の合計採用人数は113名です。そのため、全体の約19%が東京大学から採用されています。
引用: リクナビ「富士フイルム株式会社」
学歴フィルター
続いて、富士フイルムの学歴フィルターの有無について記載します。
富士フイルムは昨年、大学や高専、海外大学からも採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
富士フイルムの採用倍率は27倍~28倍だと考えられます。
(計算ロジック ※あくまで目安です)
24倍(同業の大塚製薬の採用倍率)×約129名(大塚製薬の採用人数)÷107人~113人(富士フイルムの採用人数)
参考:マイナビ「大塚製薬の新卒採用」
参考:マイナビ or リクナビ「富士フイルムの新卒採用」
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、富士フイルムの採用倍率はやや高いと考えられます。
次に、別の切り口から富士フイルムの就職難易度について記載していきます。
【富士フイルムの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
富士フイルムの就職難易度は64.3で、有名企業427社の中5位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
6位:三菱地所(64.3)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
富士フイルムの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【富士フイルムの採用大学】選考フロー
富士フイルム(事務系)の選考フローは下記記載の通りです。
1. マイページへの登録
2. ES提出 WEB適性検査
3. SPI
4. 面接(複数回)
5. 内々定
引用:「富士フイルム新卒採用サイト」
では、富士フイルムに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、富士フイルムの内定獲得のための対策方法について解説します。
【富士フイルムの採用大学】内定獲得のための対策方法
富士フイルムの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
富士フイルムの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
富士フイルムの24年度における筆記試験・適性検査はSPIです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
富士フイルムの内定を獲得する上で一番重要なので複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、富士フイルムを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
富士フイルムの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「富士フイルムで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために富士フイルムのリソースを使いたい。だから富士フイルムを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「富士フイルムで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「富士フイルムに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなく富士フイルムである理由を伝える
「他社ではなく富士フイルムの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、富士フイルムが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
富士フイルムのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「富士フイルムが求める人材像」を調べましょう。
富士フイルムが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
富士フイルムの求める人材像は下記だと考えられます。
引用:富士フイルム「事務系新卒採用情報」
GROW
何事からも謙虚に学ぼうとすることができる、成長意欲の高い人材THINK
本質を考え抜く思考力を持ち、周囲を巻き込みながら仕事を進めていける人材PASSION
仕事への「自分の強い想い」をどんな相手にでもぶつけていける人COURAGE
引用:富士フイルム「事務系新卒採用情報」
不確実な状況でも、勇気を持って行動し、最後までやり抜ける人材
富士フイルムは求める人材として、成長すること、考えること、情熱を持つこと、勇気を持つことの4つを求めています。
常にニーズが変わり続ける市場でプレゼンスを保ち続けるためには上記4つの要素が重要であると言うことでしょうk。
また、富士フイルムが掲げるビジョンに共感できる人材も富士フイルムが求める人物像だと考えられます。
ビジョン – 富士フイルムグループが目指す姿 –
オープン、フェア、クリアな企業風土と先進・独自の技術の下、勇気ある挑戦により、新たな商品を開発し、新たな価値を創造するリーディングカンパニーであり続ける。
引用:富士フイルム「企業理念」
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで富士フイルムの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、富士フイルムに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、富士フイルム入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. 富士フイルムへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に富士フイルム攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
富士フイルムの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを富士フイルムに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を富士フイルム含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点で富士フイルムの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【富士フイルムの採用大学】終わりに
本記事では、富士フイルムの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
富士フイルムの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。