【集英社の採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、集英社の採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
集英社は、出版業界大手で人気雑誌『週刊少年ジャンプ』などを世に送り出している企業で就活生人気が高く、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【集英社の採用大学】会社概要
基本情報
まず、集英社の会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:集英社「企業ホームページ」
集英社は人気マンガを多数プロデュースしてきた会社です。
もちろんマンガだけではなくファッション誌や写真集など、さまざまなジャンルの本を取り扱っています。
出版事業のほかに、スラムダンク奨学金、読書推進活動(一ツ橋文芸教育振興会)、集英社こどもみらい会議といった取り組み、柴田錬三郎賞、小説すばる新人賞、すばる文学賞、開高健ノンフィクション賞などの顕彰事業も行っています。
集英社刊行の雑誌
・男性誌|週刊プレイボーイ、MEN`S NONNO、UOMO
・女性誌|non・no、LEE、MORE、BAILA、MAQUIA、SPUR
・マンガ誌|週刊少年ジャンプ、ヤングジャンプ、りぼん、別冊マーガレット
経営理念
集英社の経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
企業理念:
引用:集英社「企業情報」
出版を核としながら、社会の変化に応じて様々な方法で、より多くの人に良質なコンテンツを届けることをめざします。
社是:
創意・自信・協調
平均年収
集英社の平均年収は、700万円程度と言われています。
編集 | 500万円〜 |
平均年収 | 700万円 |
年収範囲 | 500~2300万円 |
集英社は平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【集英社の採用大学】採用人数1位は早稲田大学
採用大学
集英社の採用人数1位は早稲田大学です。
1位 | 早稲田大 | 6人 |
2位 | 慶應義塾大 | 5人 |
3位 | 東京大 | 2人 |
4位 | 北海道大 | 1人 |
4位 | 一橋大 | 1人 |
4位 | 名古屋大 | 1人 |
4位 | 大阪大 | 1人 |
4位 | 大阪市立大 | 1人 |
4位 | 上智大 | 1人 |
4位 | 日本大 | 1人 |
集英社は採用大学について、下記のように言及しており、門戸を広げていることが伺えます。
採用実績校は非公表です。大学名は選考には一切関係がありません。
引用:マイナビ2024「集英社の新卒採用・会社概要」
採用人数
2022年卒の合計採用人数は23名です。そのため、全体の約26%が早稲田大学から採用されています。
引用:マイナビ2024「集英社の新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、集英社の学歴フィルターの有無について記載します。
集英社はマイナビ上にて「大学名は選考には一切関係がありません。」と記載していることからも、強い学歴フィルターはないと考えられます。
採用大学ランキングからも学歴を判断軸にはしていないと考えられるでしょう。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
集英社の採用倍率は265倍~358倍だと考えられます。
113倍(同業の日本出版販売の採用倍率)×約54名(日本出版販売の採用人数)÷17人~23人(集英社の採用人数)
参考:リクナビ2024「日本出版販売の新卒採用」
参考:マイナビ2024「集英社の新卒採用」
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、集英社の採用倍率はかなり高いと考えられます。
採用倍率だけで見ると集英社への就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口から集英社の就職難易度について記載していきます。
【集英社の採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
集英社の就職難易度は62.3で、有名企業427社の中33位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
32位:テレビ東京(62.4)
33位:集英社(62.3)
34位:東レ(62.3)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
集英社の就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【集英社の採用大学】選考フロー
集英社の選考フローは下記記載の通りです。
1. エントリー
2. 会社説明会
3. ES提出
4. Webテスト
5. 1次面接
6. 2次面接 以降の流れは2次面接通過者に直接通知
6. 内々定
引用:マイナビ2024「集英社新卒採用サイト」
では、集英社に内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、集英社の内定獲得のための対策方法について解説します。
【集英社の採用大学】内定獲得のための対策方法
集英社の選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
集英社の内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
集英社の2023年度における筆記試験・適性検査は玉手箱です。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。また時事問題も出題されるという情報もありましたので、並行して対策を行うといいです。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
集英社の内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、集英社を受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
集英社の志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「集英社で実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するために集英社のリソースを使いたい。だから集英社を志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「集英社で実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「集英社に入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなく集英社である理由を伝える
「他社ではなく集英社の理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、集英社が力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
集英社のガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「集英社が求める人材像」を調べましょう。
集英社が求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
集英社の求める人材像は下記だと考えられます。
時を忘れてページをめくったこと
友達と笑い、遊び、競いあったこと
目標に向かい、勉強や厳しい練習に励んだこと何かに夢中でうち込んだ時間や経験は
きっと新しい「ワクワク」や「面白い!」を
つくり、届ける原動力になるでしょう。世界の誰かの、つぎの夢中を、あなたと一緒に!
引用:集英社「採用メッセージ」
子どもから大人まで楽しめる本やコンテンツを出している集英社らしく、ワクワクするもの、おもしろいものをクリエイトできる人材を求めているようです。
また、経営理念の項で触れましたが集英社が掲げる「社是」に共感できる人材も、集英社が求める人物像だと考えられます。
※社是とは集英社で貢献するため、世の中に貢献するために定められた社員に求める価値観と同義です。
社是:創意・自信・協調
引用:集英社「企業情報」
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことで集英社の内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、集英社に入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、集英社入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. 集英社への内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特に集英社攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
集英社の選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースを集英社に集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間を集英社含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点で集英社の登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【集英社の採用大学】終わりに
本記事では、集英社の採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
集英社の就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。