【デロイトトーマツコンサルティングの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説
今回は、デロイトトーマツコンサルティングの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
デロイトトーマツコンサルティングは、人気総合コンサルティングファームbig4の一角であるため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【デロイトトーマツコンサルティングの採用大学】会社概要
基本情報
まず、デロイトトーマツコンサルティングの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:デロイトトーマツコンサルティング「企業ホームページ」
デロイトトーマツコンサルティングは、世界最大規模の会計事務所であるデロイトのメンバー企業であるコンサルティング企業です。big4と呼ばれる4大コンサル企業のうちの一社です。5,000名以上のコンサルタントが所属しており、専門知識や経験をもとに企業の経営課題の解決に取り組んでいます。経営戦略、マーケティング戦略、テクノロジー戦略といった多様な面の支援を行い、企業ひいては社会課題の解決にも貢献しています。
高い専門性、豊富な経験を有する各領域のプロフェッショナルがチームを組むアプローチにより、複雑に絡み合う経営や、社会課題をダイナミックに解決します。そして、持続可能な成長とともに、デジタル社会の進展によってますます求められているのは、業界・業種の垣根さえ取り払う、企業の飛躍的な成長です。DTCはその実現のために、仮説検証型に加え、実験実証型のサービスに取り組む体制を整えています。また、外部のパートナー企業との提携やDTCの深い知見に基づくデジタルアセット開発を通じて、業界の変革を支援していきます。
引用:デロイトトーマツコンサルティング「DTCのサービス」
経営理念
デロイトトーマツコンサルティングの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
Fairness to society
経済社会の公正を守り率先してその発展に貢献する
プロフェッショナル ファームとして独立性を保持し、グローバルな視野に立って与えられた責任と役割を誠実に果たす。私たちは常に社会的に存在意義のあるファームでありたいと思い、社会的使命を果たす決意を表す。公認会計士ないし監査法人は社会的使命が法律によって明らかであるため、改めて述べる必要がないという考え方もあるが、私たちは法律に保護された職業に安住することなく常に職業のあるべき姿を追い求めることを再確認するためにも改めてこの決意を示す。
Innovation for clients
クライアントの期待を超える知的専門サービスを総合的に提供する
多様化するニーズにこたえるため、総合力を発揮できる組織を構築し、創造的で先見性に富んだサービスを提供する。クライアント サービスの決意を表している。
私たちは、法律の要求するものを単に守れば良いのではなく、職業的専門家としての良心に従って最善のサービスを提供することが私たちの責務であり、社会的使命でもある。したがって、クライアント サービスの原点は常に創造的サービスの提供にあることから”Innovation”をキーワードにした。Talent of people
各人の個性を尊重し能力を発揮できる生きがいのある場を創りだす
プロフェッショナルとして自らを鍛え、磨き、チームワークを守る一人ひとりが、生きがいを手にし、豊かな生活を実現する。組織を生かすのも、その成員を生かすのも一人ひとりのメンバーの在り方に帰結する。ここでは組織とその成員との関係を表した。前の2つがそれぞれ「社会観」「使命観」を表すのに対し、ここでは「人間観」としてとらえ、トーマツの成員の幸せを求めることを表した。
引用:デロイトトーマツコンサルティング「経営理念」
平均年収
デロイトトーマツコンサルティングの平均年収推移は下記のとおりです。
年齢 | 平均年収 |
25~29歳 | 約751万円 |
30~34歳 | 約916万円 |
35~39歳 | 約1231万円 |
40~44歳 | 約1275万円 |
デロイトトーマツコンサルティングは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【デロイトトーマツコンサルティングの採用大学】採用人数1位は慶應義塾大学
採用大学
デロイトトーマツコンサルティングの採用人数1位は慶應義塾大学です。
1位 | 慶應義塾大 | 58人 |
2位 | 早稲田大 | 42人 |
3位 | 東京大 | 17人 |
4位 | 上智大 | ⑩人 |
5位 | 一橋大 | 6人 |
6位 | 京都大 | 6人 |
7位 | 立教大 | 6人 |
8位 | 同志社大 | 5人 |
9位 | 北海道大 | 4人 |
10位 | 東北大ほか | 4人 |
過去の採用大学一覧・採用人数は非公開ですが、全国から幅広く採用していることが分かります。
学歴フィルター
続いて、デロイトトーマツコンサルティングの学歴フィルターの有無について記載します。
デロイトトーマツコンサルティングは過去、March/関関同立以上の大学から採用している実績が多く、一定の学歴フィルターがあると考えられます。
※必ずしもMarch/関関同立以上でないと合格できないわけではありません。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
デロイトトーマツコンサルティングの採用倍率は114倍だと考えられます。
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、デロイトトーマツコンサルティングの採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとデロイトトーマツコンサルティングへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からデロイトトーマツコンサルティングの就職難易度について記載していきます。
【デロイトトーマツコンサルティングの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
デロイトトーマツコンサルティングの就職難易度は63.5で、有名企業427社の中14位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
13位:講談社(63.5)
14位:デロイトトーマツコンサルティング(63.5)
15位:日本経済新聞社(63.5)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
デロイトトーマツコンサルティングの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【デロイトトーマツコンサルティングの採用大学】選考フロー
デロイトトーマツコンサルティングの選考フローは下記記載の通りです。
1. WEBテスト、適性検査
2. 面接(複数回)
3. 内々定
では、デロイトトーマツコンサルティングに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、デロイトトーマツコンサルティングの内定獲得のための対策方法について解説します。
【デロイトトーマツコンサルティングの採用大学】内定獲得のための対策方法
デロイトトーマツコンサルティングの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
デロイトトーマツコンサルティングの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
デロイトトーマツコンサルティングの24年度における筆記試験・適性検査はTG-webです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
デロイトトーマツコンサルティングの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、デロイトトーマツコンサルティングを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
デロイトトーマツコンサルティングの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「デロイトトーマツコンサルティングで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにデロイトトーマツコンサルティングのリソースを使いたい。だからデロイトトーマツコンサルティングを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「デロイトトーマツコンサルティングで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「デロイトトーマツコンサルティングに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくデロイトトーマツコンサルティングである理由を伝える
「他社ではなくデロイトトーマツコンサルティングの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、デロイトトーマツコンサルティングが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
デロイトトーマツコンサルティングのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「デロイトトーマツコンサルティングが求める人材像」を調べましょう。
デロイトトーマツコンサルティングが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
デロイトトーマツコンサルティングの求める人材像は下記だと考えられます。
引用:デロイトトーマツコンサルティング「求める人材像」
「日本企業を強くしたい」という熱い想い
クライアントの成功・成長が
われわれの成功・成長である。様々な角度・視点からの問いを通じて、未来の社会や自分たちの使命を思案し、融合させ、他者を幸せにするため行動を起こすことが重要と考えます。
グローバルなマインドセット
「グローバル=英語力」ではない。
文化・価値観の違うクライアント・メンバーと共に、混沌とした状況下でも平常心で、粘り強いコミュニケーション能力・強いリーダーシップを発揮できる人物こそ、真の「グローバルプレイヤー」といえるでしょう。
特定領域の深い専門性
「過去の栄光」はいらない。
今、そして将来にわたって、市場から、クライアントから、真に認められる卓越した専門性を身につけているかどうか。それをチームのために惜しみなく提供し、チームと共に問題意識を持ち、その能力を高めたいと考えられるかどうかが重要と考えます。
明確な長期的自己実現ビジョン
まずは自分自身がどうありたいか。
周囲の共感・理解は得られているか。長期的な視野で自身のキャリアを計画し、DTCにおいてその計画を実現したいと考え、自己実現に向けて具体的に行動できるかどうかが重要と考えます。
引用:デロイトトーマツコンサルティング「求める人材像」
デロイトトーマツコンサルティングでは明確に示されているように、強い意志を持ち、文化や価値観の異なる人とも協調性を持って動くことができる人、特定領域の専門性を磨き、長期的な目標を持って達成のために努力できる人が求められています。
また、デロイトトーマツコンサルティングが掲げるバリューに共感できる人材もデロイトトーマツコンサルティングが求める人物像だと考えられます。
Lead the way
引用:デロイトトーマツコンサルティング「バリュー」
今後のプロフェッショナルのあるべき姿を率先して追求すると共に、多くの人々の機会創出や持続可能な社会の実現に貢献する
Serve with integrity
誠実性を堅持し、クライアント、規制当局、社会一般からの信頼向上に努める
Take care of each other
一人ひとりを尊重し、公平性の確保、互いの成長と幸福追求に向けて配慮し助け合う
Foster inclusion
多様性を受け容れ、それを活かし強みとする Inclusive な組織風土を醸成する
Collaborate for measurable impact
目に見える高い成果をめざし、多様なプロフェッショナルが相互協力の精神で国境や専門性の垣根を越えて連携する
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでデロイトトーマツコンサルティングの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、デロイトトーマツコンサルティングに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、デロイトトーマツコンサルティング入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. デロイトトーマツコンサルティングへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にデロイトトーマツコンサルティング攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
デロイトトーマツコンサルティングの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをデロイトトーマツコンサルティングに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をデロイトトーマツコンサルティング含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。
③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でデロイトトーマツコンサルティングの登録状況は確認できておりませんが、
電通、KDDI、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。
【デロイトトーマツコンサルティングの採用大学】終わりに
本記事では、デロイトトーマツコンサルティングの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
デロイトトーマツコンサルティングの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。