【ENEOSの採用大学】就職難易度・採用倍率・学歴フィルター・内定獲得のための対策方法について解説

今回は、ENEOSの採用大学や就職難易度、学歴フィルターについて解説します。
ENEOSは、超人気のインフラ企業のため、採用大学や就職難易度、学歴フィルターの有無について把握しておくことが重要です。
また、内定獲得のための対策方法についても記載しているので、是非最後までお読みください。
【ENEOSの採用大学】会社概要

基本情報
まず、ENEOSの会社概要を下記に記載します。
基本的な事項なので頭に入れておくと後々役立ちます。
参考:ENEOS「企業ホームページ」
ENEOSは三つの事業を展開しています。第一に、石油・天然ガス開発事業です。東南アジアおよび中東において、既存インフラと事業ネットワーク、産油国政府・国営石油会社からの信頼という強みを活かして、石油・天然ガス資源の開発を進めています。第二に、エネルギー事業です。アジアを代表するエネルギー企業として、エネルギーの安定供給と有効活用を行っています。また、低炭素・持続可能な社会への実現に向けてもENEOSは、エネルギー事業という観点から貢献しています。第三に、金属事業です。非鉄金属資源の安定供給と有効活用を行っています。ENEOSと聞くと、エネルギー事業を思い浮かべる方も多いと思いますが、他二つについても十分に理解しておくことが重要です。
引用:ENEOS「事業紹介」
経営理念
ENEOSの経営理念は、志望動機において他社との差別化を図る時に使える要素の一つなので、一度目を通すようにしましょう。
ENEOSグループ理念
引用:ENEOS「グループ理念」
地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。 エネルギ-・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。 高い倫理観 誠実・公正であり続けることを価値観の中核とし、高い倫理観をもって企業活動を行います。
平均年収
ENEOSの平均年収推移は下記のとおりです。
2022年3月期 | 約1,007万円 |
2021年3月期 | 約1,035万円 |
2020年3月期 | 約1,129万円 |
2019年3月期 | 約1,204万円 |
2018年3月期 | 約1,212万円 |
2017年3月期 | 約1,105万円 |
ENEOSは平均的な企業の年収より高く、内定獲得を狙いたい企業です。
では、どのような大学に所属している学生が一番採用されているのでしょうか。
【ENEOSの採用大学】採用人数1位は早稲田大学
採用大学
ENEOSの採用人数1位は早稲田大学です。
1位 | 早稲田大 | 19人 |
2位 | 慶應義塾大 | 14人 |
3位 | 大阪大 | 8人 |
4位 | 上智大 | 8人 |
5位 | 北海道大 | 6人 |
6位 | 東京工業大 | 6人 |
7位 | 明治大 | 6人 |
8位 | その他 | 74人 |
過去の採用大学一覧は下記になっており、全国から幅広く採用していることが分かります。
【国公立大学】
引用:リクナビ「ENEOSの新卒採用・会社概要」
北海道大、小樽商科大、室蘭工業大、東北大、国際教養大、筑波大、東京外語大、東京大、一橋大、お茶の水女子大、東京工業大、東京農工大、電気通信大、首都大学東京、横浜国立大、横浜市立大、長岡技術科学大、金沢大、名古屋大、名古屋工業大、豊橋技術科学大、岐阜大、京都大、 大阪大、大阪府立大、大阪市立大、神戸大、岡山大、広島大、山口大、徳島大、九州大、 九州工業大、熊本大、千葉大、東京医科歯科大、埼玉大、信州大、東京海洋大、宇都宮大、群馬大、新潟大、奈良女子大 など
【私立大学】
青山学院大、慶應義塾大、国際基督教大、上智大、東京理科大、中央大、日本大、法政大、明治大、立教大、 早稲田大、関西大、関西学院大、同志社大、立命館大、創価大、成蹊大、成城大、聖心女子大 など
採用人数
21年卒の合計採用人数は141名です。そのため、全体の約10%強が早稲田大学から採用されています。
引用:ENEOS「ENEOSの新卒採用・会社概要」
学歴フィルター
続いて、ENEOSの学歴フィルターの有無について記載します。
ENEOSは過去、幅広い大学から採用している実績があるため、学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターについて詳細は下記記事をご覧ください。
採用倍率
ENEOSの採用倍率は約35倍だと考えられます。
(ご参考:算出方法)
参考:俺の転職活動塾「有名企業採用倍率ランキング」
参考値として、東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍〜と記載されており、ENEOSの採用倍率は高いと考えられます。
採用倍率だけで見るとENEOSへの就職は難しそうですが、本当にそうでしょうか?
次に、別の切り口からENEOSの就職難易度について記載していきます。
【ENEOSの採用大学】就職難易度は高いが対策すれば内定獲得できる
就職難易度
ENEOSの就職難易度は61.1で、有名企業427社の中71位でした。
他企業と比較した時の就職難易度
1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン(68.9)
2位:ボストン コンサルティング グループ(66.5)
3位:三菱商事(65.1)
4位:住友商事(64.4)
5位:富士フイルム(64.3)
…
70位:住友化学(61.1)
71位:ENEOS(61.1)
72位:農林中央金庫(61.0)
参考:東洋経済新聞「「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社」
就職難易度の算出は以下の方法で行っています。
企業難易度は、大学の平均難易度×その大学からの就職者数を企業ごとに合計し、その企業の就職者数の合計で割り算出した。同じ難易度で順位が異なるのは、小数点第2位以下の違いによる。就職判明者が9人以下の企業は除いた。
大学の難易度は、駿台予備学校全国マーク模試(合格可能性80%)を使用した。全データから、2部・夜間主コース、医学部医学科、歯学部歯学科、私立大共通テスト(2020年以前はセンター)利用入試を除いた難易度の平均を学部平均難易度とし、その平均値を各大学の平均難易度とした。ただし、共通テスト利用入試のみの私立大は共通テスト利用入試のデータを使用した。
引用:東洋経済新聞「最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社」
ENEOSの就職難易度は高いですが、過去の採用大学実績を見ても全国各地の大学で採用実績があり、対策を行えば学歴に関係なく内定を獲得することができます。
下記に内定を獲得するまでの選考フローを記載します。
【ENEOSの採用大学】選考フロー
ENEOSの選考フローは下記記載の通りです。
1. エントリーシート
2. 適性検査
3. 一次面接
4. 二次面接
5. 最終面接
6. 内々定
引用:「ENEOS新卒採用サイト」
では、ENEOSに内定するためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
次に、ENEOSの内定獲得のための対策方法について解説します。
【ENEOSの採用大学】内定獲得のための対策方法
ENEOSの選考フローを考慮すると、内定獲得のための対策ポイントは下記4つと考えられます。
下記にそれぞれの対策方法を記載します。
1. エントリーシートの対策
ENEOSの内定を獲得する上で一番最初の関門がエントリーシートです。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
2. 筆記試験・適性検査の対策
ENEOSの2022年度における筆記試験・適性検査は、玉手箱です。
下記記事を参照し、入念に対策を行いましょう。
3. 面接の対策(志望動機・学生時代頑張ったこと)
ENEOSの内定を獲得する上で一番重要なのは複数回にわたる面接です。
面接の質問は、志望動機・学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する質問が9割を占めるため、この2つを中心に対策しましょう。
下記に、ENEOSを受ける際の志望動機や学生時代頑張った事の対策方法を解説します。
①志望動機の対策
志望動機は企業や業界の事を深く調べる必要があり、就活生間で差がつきやすい質問となっています。
ENEOSの志望動機を考える時のポイントは下記3つです。
Ⅰ.「ENEOSで実現したいこと」を伝える
志望動機のベースは「私は○○を実現したい。実現するためにENEOSのリソースを使いたい。だからENEOSを志望する。」がおすすめです。
年収や労働環境を理由にしてしまうと、他業界・企業に当てはまる可能性が高く志望度の高さをPRできません。
詳細解説は下記記事をお読みください。
Ⅱ.過去の経験・想いを入れる
「ENEOSで実現したいこと」に説得力を持たせるためには、「何故そう思ったのか?」を過去の経験に紐づけて記載する事も重要です。
ただ単に「ENEOSに入って○○したいです!」と伝えたとしても、面接官はその想いが本当かどうかを判断できません。
Ⅲ.他社ではなくENEOSである理由を伝える
「他社ではなくENEOSの理由」を明確にすることで、志望度を強くアピールできます。
理由を記載する際は、ENEOSが力を入れている事業や地域などを引き合いに出し、説得力を持たせましょう。
詳細解説は下記記事をお読みください。
②学生時代頑張ったことの対策
「学生時代頑張ったこと(以下、ガクチカ)」も頻出質問となっており、優先度高めに対策する必要があります。
ENEOSのガクチカを考える時のポイントは下記2つです。
Ⅰ.PRポイントを選定する
闇雲にエピソードを書く前に、まずは「ENEOSが求める人材像」を調べましょう。
ENEOSが求める人材像を調べた上で、「面接を見据えたPRポイントの選定」を行う必要性があります。
ENEOSの求める人材像は下記だと考えられます。
人材の多様性こそ、ENEOSのあるべき姿を
実現するための原動力なのです。
引用:ENEOS「新卒採用サイト」
多くの企業の強みを結集して事業の拡大と多角化を図ってきたのが、ENEOSという企業の歩みです。
引用:ENEOS「多様性を重視する理由」
これまでの歴史の中で多様な人材を受け入れ、一人ひとりの個性を尊重しその挑戦を後押しして事業を展開してきたからこそ、業界NO.1のアジアを代表するエネルギー・素材企業へと成長できたのであり、多様性を受け入れる土壌と文化がENEOSには根付いています。
ENEOSは、様々な価値観や多様性を受け入れ尊重することができる人物を求めていると考察することができます。ENEOの歴史や事業、使命の節々から、ENEOSは多様性を重要視していると考察することができます。そのため、様々な価値観を持った人物とともに共同し、より良い社会にしていくという強い想いをもった人物が求められるでしょう。
また、ENEOSが掲げる価値観に共感できる人材もENEOSが求める人物像だと考えられます。



引用:ENEOS「グループ理念」
上記をアピールできるPRポイントの設定、エピソード選定を行うことでENEOSの内定獲得可能性を上げられると考えられます。
Ⅱ.再現性があるか
ガクチカの成果がすごいかどうかより、「考え方や頑張りのモチベーションは、ENEOSに入社してからも再現性があるか?」を人事は確認してます。
インターンで多額の売上を作った経験があったとしても、何も考えずにたまたま売れた場合、商材の違う会社に入った時に同じように活躍できるかわかりません。
下記ポイントを盛り込み、ENEOS入社後にも再現性があることを伝えましょう。
詳細については下記記事に記載しているので、お読みください。
4. ENEOSへの内定確率を高めるツールの活用
就活系のサービスは多岐に渡りますが、特にENEOS攻略に適したサービスは下記3つです。
①スカウトアプリ
まずは優遇ルート、早期内定獲得の観点でスカウトアプリの活用を推奨します。
ENEOSの選考難易度は高く、できれば早期で優良企業に内定し、対策のリソースをENEOSに集中させることが望ましいです。
例:スカウトアプリ経由で大手企業に早期内定⇨残り期間をENEOS含む第一志望群の対策に集中
上記のような就活戦略を実現するのに適したスカウトアプリを下記に紹介します。
※複数アプリの併用を推奨いたします。
⇨リーチできる企業の幅を広げられるためです。
アプリごとに利用企業が異なるため、機会損失を防ぐためにも同時並行での利用を推奨します。
OfferBox:マイクロソフト、資生堂、JCBカード、日産自動車、ニトリ、コクヨ等が利用 ※変動あり
dodaキャンパス:SONY、ベネッセ、三菱自動車、三井住友海上、JTB、NTTドコモ等が利用 ※変動あり
キミスカ:三菱電機、デロイト、キリン、NTTデータ、毎日新聞、Leverages等が利用 ※変動あり
②選考情報掲示板アプリ
続いて選考情報取得の観点でONE CAREERの活用を推奨します。
適性検査やGDの形式、面接の設問や通過したES等を数年分情報収集することができます。
就活を効率的に進めるには必須アイテムです。

③JOBTV
最後に企業分析効率化の観点でJOBTVの活用を推奨します。
JOBTVでは企業公式の説明会動画が見放題で、効率的に企業分析を行うことができます。
記事執筆時点でENEOSの登録状況は確認できておりませんが、
電通、ENEOS、キリン等が利用している大手中心のサービスですので、今後さらにカバー範囲が広がることが期待されます。
既に1000社以上が登録しており、十分企業分析を効率化できるため活用必須です。

【ENEOSの採用大学】終わりに
本記事では、ENEOSの採用大学や就職難易度、内定獲得のための対策方法について記載しました。
ENEOSの就職難易度は高いですが、全国各地の大学からの採用実績があり、対策をすれば内定を獲得することができます。
入念に対策して内定を勝ち取りましょう。
また、本サイトでは、選考対策に特化した記事を多数掲載しています。
下記におすすめの記事をまとめましたので、合わせてご覧ください。